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食品添加物 [推薦図書]

食品添加物に関して、これまで渡辺雄二さんの本を中心に読んできましたが、一方的な意見に偏ってはいけないと思って、今度は畝山(うねやま)智香子さんの「食品添加物はなぜ嫌われるのか」を読んでみました。

食品添加物.jpg


そしたら目から鱗でした。渡辺さんのは、これを食べてはいけない、これは飲んではいけない、これを買ってはいけないというのが中心で、食べられるものがなくなってしまいそうでしたが、畝山さんのはちょっと違っていました。

食品添加物を悪者ととらえた有名回転寿司店の企業理念を題材に、食品添加物を使っていない食べ物が安心・安全かということから説きはじめます。

寿司店が掲げたのは次のような内容です。
『「食の戦前回帰。」これは、添加物を含まない、素材そのものの味わいを求め、「食」が安心・安全だった戦前の食卓に戻ろう、という意味の言葉です。〇〇寿司では、お客様の健康を優先し、化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人口保存料を全食材に一切使用しない「無添」に挑戦し、戦前の食卓の具現化を行っています。』

しかし、著者は、戦前の食が安心・安全だったでしょうか、完全天然の食材だったら安心・安全でしょうかと問います。

そして、食品添加物が嫌われ者になった経緯なども丁寧に解説されていて素人が読んでも分かりやすいです。

肩書を見たら、渡辺さんはジャーナリストで、畝山さんは薬学博士で現職は国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長をなさっているそうです。煽り立てるような書き方と理路整然と説明するような書き方の違いはそれぞれの仕事柄かもしれません。

たまたま読んだ本のせいで食品添加物が気になってしょうがなかったのでが、お陰様で少し気持ちを切り替えて普通に食事することが出来そうです。

我が家で愛用しているヤマニ醤油に含まれているサッカリンNaについても、食品安全性検査の歴史を語る中で『こうした経験の蓄積により、初期の頃に発がん性が疑われた食品添加物の中には、無実のものがあることがわかってきます。典型的な例が、ラットの雄に大量に食べさせると膀胱がんをつくるサッカリンナトリウムです。ヒトが食品から食べる量でヒトの膀胱にサッカリンの結晶ができることはありませんので、ヒトでの発がん性は心配する必要はありません。』と説明されているので今後も安心して使えます。

渡辺さんの「食品添加物ハンドブック」では、サッカリンNaは一番重い危険度3にランクされていましたが、自分は専門家の方を信じます。


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