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八頭身 [番外]

自宅に送られてきたある機関誌を眺めていたら広告のページに目を引く女性の写真がありました。日本人とは思えないスタイルの良さに釘付けになりました。

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凄い小顔で、一瞬、十頭身ぐらいかなと思いましたが、良く考えたら顔だったら十顔身になりますから頭身という場合は分母には頭も含めないといけません。

ちょっといたずらをして測ってみました。頭頂から顎の先までを1とすると踵までが8になりました。

八頭身.png

いわゆる八頭身です。
昔、外国映画の女優さんを評価するのに八頭身美人という言葉がありましたが、日本人にもこういう人がいる時代になったのですね。四頭身のreizanからみたら羨ましい限りです。

ふと思い出したのですが、reizanが訓練校に通って建築大工の勉強をしていたときの同級生も小顔でした。一般人ですが電車の中吊り広告のモデルに抜擢されたことがある方です。
同じように測ってみたら、なんと、この女性の場合は九頭身でした。

九頭身.jpg

足の長さが身長の半分もあるところも羨ましい限りです。


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写実絵画 [芸術鑑賞]

千葉県千葉市の南東の端っこに「ホキ美術館」という私設の美術館があります。ここに展示されている写実絵画に興味があるのですが遠くなのでまだ観に行ったことがありません。

昔、美術の授業で「写実派」とか「印象派」というのを習いましたが、ホキ美術館の写実絵画は写実派のともちょっと違います。
写真と見まがうぐらい本当に精密です。だったら写真で良いではないかという異論もありますが、こういう写実絵画が一堂に集められるのは絵画技術のレベルを高める上で良いことだと思います。

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関東に住んでいるreizanでさえ行けていないのですから、もっと遠くの方にとっては外国の美術館と変わらないぐらいの遠さかもしれません。

それが、他の地方でも観られるという朗報がありました。巡回展示が実施されるそうです。

巡回展示.jpg
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  • 2016年11月23日~12月 5日  阪急うめだ本店9階(大阪)
  • 2017年  1月21日~  3月12日  ふくやま美術館(広島)
  • 2017年  3月29日~  5月14日  佐賀県立美術館

    なお、公立美術館は月曜日(祝休日の場合はその翌平日)が休館のようです。
このブログを見て観に行く人が増えてくれたら嬉しいです。


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郵便局でスマホ [番外]

同窓会の会費を払うため郵便局に行ったら、こんなチラシが置かれていました。

格安スマホ.jpg

いよいよ郵便局も通信事業に乗り出したかと思いましたが、元々郵便局は通信事業をやっていますから電気通信事業に乗り出したかどうかがポイントでした。

実際は、各地の名産品などを斡旋しているのと同類のようですから、後々までフォローしてくれるわけではないようです。

料金の例が載っていましたが自分の使い方がはっきりしていないので今持っているのとどちらが得なのかよくわかりませんでした。


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ラジオ付スピーカ [雑学]

テレビで通販番組を放送している会社からカタログが届きました。ほとんどのページを読み飛ばしているのですが気になる商品があるとじっくり読んでしまいます。

そんな一つがこれです。

ラジオ付きスピーカ.jpg

いわゆる拡声装置です。尺八演奏のときに使えないだろうかと思いました。

右側の説明に、50Wのハイパワー出力という言葉があります。スピーカから出る音の大きさは出力だけでなくスピーカの能率の影響を受けますから、音割れしない範囲で実際どの程度の音量になるのかわかりませんが、reizanが知っているオーディオの知識では50Wというのはそこそこの出力です。

ところが左の細かい字を読んだら、消費電力50Wとなっています。 

50W.jpg

技術仕様書にも同じように書かれています。

技術仕様.png

あるワット数の電力を使った場合、必ずロスが生じるから出力は消費電力よりも小さくなるというのがreizanの常識でした。
その理屈からすると怪しい商品のような気がしてきたので調べてみました。

結果は、reizanの知識が世の中の流れに追いついてなかっただけでした。ほとんどロスがないD級アンプというのがあるそうです。
オーディオ用としてはA級・AB級・B級の独壇場ですが、D級アンプは歪が多いが効率の高い増幅ができるというメリットがあるそうです。

出力50Wが嘘ではないということが分かりました。ただ、どの程度の音の歪・音量になるのかはこのデータだけでは分かりませんから手が出せません。


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時間が足りない [テレビ番組]

図書館で内容もわからずに新刊を借りました。

氷の轍.jpg

2013年直木賞作家の桜木紫乃さんが書かれた「氷の轍」(こおりのわだち)で、10月2日に発行されたばかりです。
図書館の貸出期間が2週間ですから、これからゆっくり楽しみながら読もうと思っていました。

ところが、テレビ朝日の番組を見ていたら同じタイトルのドラマの予告が流れているではありませんか。
最初は似たタイトルかと思ったのですが桜木紫乃さんの名前も表示されましたから同じものです。

しかも放送日が今日(2016年11月5日)の21時からです。
放送まで15時間しかありません。集中すれば読めないこともないでしょうが、ほかにもやることがありますから実際には無理です。

読んでから観るか観てから読むかという選択の余地はありません。

ただ、新聞の情報によると、小説と脚本作りは同時にスタートしたものの撮影の都合で脚本が先行した為、途中から物語が分かれていって後半はまるで違う話になっているそうです。

そうなると読んでから観ると、原作を無視した展開にがっかりしかねませんから、テレビを先に観て原作を読む方が正解のような気がします。
 
主人公に柴咲コウさん、脇を固めるのが沢村一樹、塩見三省、余貴美子、宮本信子、岸部一徳、秋野豊、根岸季衣、上田耕一ほかの皆さんで、懐かしい緑魔子さんも出演されているそうです。 


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「松竹梅」を演奏しました [三曲]

11月3日(文化の日)、地元三曲協会の定期演奏会で「松竹梅」ほかの演奏をしました。
「松竹梅」は山田流の先生たちとの合奏でした。本来は20分前後の曲ですが5か所もカットして14分30秒の演奏でした。

「松竹梅」については都山流尺八公刊譜が出版されているのですが、生田流正派、生田流宮城派、山田流のどれとも完全に一致してなくて、音高が違っていたり、拍の長さが違っていたりしています。公刊譜のままで合わせられるとしたら天才的な適応力を持っている人ということになるでしょう。

音譜の修整に時間をくってしまって下合わせの練習が始められたのは2か月前ぐらいからでした。本番の日が近づくにつれて不安が増してきて最後は一週間に2回練習という状態でした。

「松竹梅」は箏、三絃(三味線)、尺八で合奏しますが、三絃をお願いしていた先生が体調不良で出演できなくなり、箏と尺八だけの合奏になりました。これは結構つらいことです。
というのは、元々「松竹梅」は三絃の曲で、それに箏や尺八の伴奏がついているようなものですから主役がいないと合わせにくくなります。

それでも何とか合わせられるようになって本番に臨みました。
reizanの尺八に箏は3面です。
スタートして前唄の部分はそこそこでしたが本調子のところで譜を見間違えたところがありました。それでも途中でストップすることなく最後まで行き着きましたのでほっとしました。

次は来年(2017年)1月に宮城派の先生方と「松竹梅」の合奏があります。尺八譜の修整は出来ていますので、あとは練習あるのみです。
音源は、宮城喜代子さんたちの演奏した箏、三絃だけCDと、深海さとみさんと藤原道山さんたちが演奏したFMエアチェエクの音源がありますから練習材料には事欠きません。

3年前までは「松竹梅」は難しすぎて吹けない曲の一つだったのですが、2年前、流派県支部の講習会で「松竹梅」の講師をくじ引きで担当することになり必死で練習して吹けるようになりました。

その時66歳でしたから年寄りでも頑張れば伸びるものだということを実感しました。 

ほかに、「六段の調」、「春日詣」、「八千代獅子」に出演しました。



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こんな番組を待っていました [テレビ番組]

最近は、和洋新旧を問わずテレビの歌番組がふるいませんが、純邦楽となるともっと悲惨で番組の数が片手で余るぐらいのジリ貧状態です。絶滅危惧種のレッドマークが点いているかもしれません。

尺八愛好家の平均年齢も毎年ほぼ一歳ずつ上がっている状況ですから明るい未来が見えません。
日本では多くの人に見限られたような尺八ですが、外国人からの評価は高くて勉強する人も増えています。

最近、日本人が海外のクラシックのコンクールで優勝しているのと逆に、尺八や純邦楽のコンクールで外国人の優勝者が出てくるかもしれません。

テレビで尺八演奏を聴くとしたらたまに放送される民謡番組で伴奏を聴くぐらいのものです。それが、さすがNHKさん。都山流尺八だけで55分の番組を放送してくれることになりました。

 放送日時:2016年11月11日(金)23時~

 放送局 :NHK-Eテレ 

 番組  :にっぽんの芸能「尺八の音色をたのしむ」

 曲名  :1.「本曲 紅葉」、 2.「千代の寿」 、3.「尺八二重奏曲第三番”対動”

演奏は、1.が若手ホープの星田一山、永廣孝山。2.が重鎮の小山菁山と絃方。3.が現在トップクラスの野村峰山、川村泰山(福くんの祖父)という方々です。

これは録画して、reizanが生きている限り半永久保存版の宝物になると思います。



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指孔の位置を変えます [尺八改造]

竹製尺八の材料は真竹です。自然の材料ですから割れたり欠けたりしたらどうしようもないと思われるかもしれませんが、ほとんどの場合修復可能です。

乾燥で割れた時は湿度の高いところに置いておくと竹が水分を吸収して膨れます。やがて傷口が密着しますのでまわりを籐で縛ってやるのが一般的です。

尺八のなかには管尻に根の付いているものがありますが、自然の竹ですから必ずしも美的に付いているとは限りません。そういう時には適当なサイズの根を接着剤で貼り付けたりします。

指孔も、一度開けたらどうしようもないということはありません。孔の位置が悪かったと思えば一度埋め戻して新たな孔を開ければよいのです。
埋め戻しの材料としては樹脂や竹が使われます。

reizanの愛管は満身創痍で五つの指孔の位置を全部修整しています。理由は音程が狂っていたからです。

ところが、最近、問題はそれだけでないことに気づきました。歌口のセンターから管尻向かって真っ直ぐに糸を張ったら指孔が芯からかなりずれていたのです。
表の四つの孔は、幸いなことにreizanの唇の傾きに対応する結果になっていたので良かったのですが、五孔(裏孔)だけが運指し辛い位置になっていました。

「ハハハハ」とか「チチチチ」が人並みに切れよく演奏できず誤魔化して吹いていたのですが、五孔の位置が少し変われば指の動きが軽くなることを発見しました。
その設計図がこれです。右に3mm、上に2mm移動させます。

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自分ではできませんので製管の得意な知人にお願いするつもりです。


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5セント [音楽理論]

「5セント」といってもアメリカの通貨のことではありません。ここでいうセントは音楽関係の言葉です。

セントは音程を表す対数単位で、半音の100分の1が1セントになります。関係式は次のようになります。

   1オクターブ = 1,200セント
   半音一つ  =  100セント

周波数をみたときオクターブの半音ずつの音程は高音ほど大きくなりますが、セントの場合は等間隔になります。
つまりCからC#の間も、BからCの間もすべての半音の音程が100セントになります。

普通は歌うときも演奏するときも、基準となるA音の周波数をいくつにするか(以前はA=440Hz、最近はA=442Hzが多い)が決まれば、皆がそれに合わせて調律することで合唱・合奏ができます。だから普通はセントのことを気にする人はいませんし、気にする必要もありません。 

ところが次のような場面ではセントが重要な意味を持ってきます。

reizanの体験ですが、「ままの川」という古曲を練習するのに宮城喜代子さんや宮城数江さんが演奏されているCDと合わせて練習しようとしたのですが、ピッチが合っていませんでした。

昔の録音では歌う人のキーに合わせて半音も違っていたりというのがありますが、このCDは半音違っているものではありませんでした。ほぼ同じだけど微妙にずれているという感じです。

reizanは絶対音感は持っていませんが、長年尺八をやっているうちに相対音感が鍛えられて、同じ音高か、音高がずれているかが分かるようになりました。
だからCDと尺八のピッチがずれていると気になって仕方ないし気持ち悪くなります。

なんだか釈然としないまま練習していたのですが、ふと、原因ではないか思えることに気づきました。
それはピッチの違いです。
reizanの愛用している1尺8寸管のピッチはA=442Hzですが、CDは古い録音なので昔流のやり方でA=440Hzで録音されているのではないかと思ったのです。

CDを再生しながらチューナーで測定したらA=440Hzの設定で針が中央に振れました。やっぱり思った通りでした。

この対策としては二つの方法があります。

  • A=440Hzの尺八に持ち替える
  • CD音源のピッチをA=442Hzに上げる 
どちらの方法でもできるのですが、一番良く鳴る尺八で演奏したいので後者でやってみることにしました。

その方法は、
  1. CDのデータをパソコンに取り込む
  2. データをmp3に変換する
  3. フリーソフトの「s8Tunes」でデータの音程をセント単位で変更する
です。

この場合に100セント上げれば半音高くなってしまいます。実際の音程差は極わずかですから1セントから数セントぐらいまでの間に正解があるのだろうと考えました。

そこでreizanがとった方法は、チューナーをA=442Hzに設定して、音源を1セントずつ上げながらチューナーの針が中央に振れるセント数を探りました。

その結果、5セント上げればほぼ気にならないところまで音程が合うことが分かりました。(Aの2Hzの差が本当に5セントで良いのかどうか実際のところはわかりません。)

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その結果を踏まえて、「s8Tunes」で音程を5セント上げたデータをつくりパソコンに保存しました。
これでいつでも気持ち良く合奏練習ができます。

「s8Tunes」というソフトは、たつあきさんという尺八愛好家の方が開発したソフトだそうです。最初のsがsyakuhachiのsで、8は尺八の八だと聞いたことがあります。

 



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お手元テレビスピーカー [便利グッズ]

最近は、食後の食器洗いがreizanの仕事として定着しています。料理と同じで自分の工夫で作業の効率や仕上がりが変わるので作業自体は嫌いではないのですが、洗い物をしていると居間のテレビの音がとぎれとぎれにしか聞こえずドラマなどは話の筋がわからなくなるので困ります。

なにか便利なものはないかと探していたら通販カタログにこんなのがありました。

手元テレビスピーカ.jpg

ソニー製のワイヤレステレビスピーカーです。

良い点は、ACだけでなく充電式リチウムイオン電池でも駆動することです。台所でAC電源をとろうとするとコードの引き回しが邪魔になることが多いから電池駆動は有難い仕様です。

この中に小さな文字で書かれいるだけ図がありませんが、ワイヤレスだったら送信機が必要です。それはこういうものです。

送信機.png

こちらにも電源が必要です。AC電源アダプターでDCに変換して供給することになっていますからコンセントが一口要ります。

パソコンのようにUSBケーブルを使うのですがテレビ本体がUSB給電に対応していないからACアダプターにUSBケーブルを差すようになっています。テレビ本体からUSB給電ができると便利だと思うのですがそのうちにそういう製品が出てくるのではないでしょうか。

もう一つ気になったのが、テレビから送信機にどのようにして信号を送るかです。
メーカーのサイトを見たらこんな図がありました。

接続方法.png

これではテレビ本体から音が出なくなるので使えません。

取扱説明書を見たらもっと詳しく書いてありました。

テレビの音を聞く.png

光デジタルケーブルを使う手もあるようです。テレビ本体に光デジタル音声出力端子があればこれがベストでしょう。

ヘッドホン端子の場合は、一口タイプと二口タイプが紹介されています。
二口だったら「・・」の方を選べばテレビ本体からも音が出ますから問題ありません。

ところが、その先を見ていたらこんなのがありました。

同時出力.png
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「ヘッドホン端子に接続すると、テレビからは音が出なくなります。テレビからも音を出すためには、テレビの設定を変更します。」と書かれています。初耳です。

パナソニックだったら、 「スピーカーとイヤホン音声の同時出力」を「する」にする。となっています。
こういうことになっているのを初めて知りました。

では最初から「する」にしておけばよいのではと思ったのですが、居間で勉強をしている人がいたらテレビの音を外に出せませんから「しない」がデフォルトになっていて良かったのです。

これを使うにはもう一つ大きな問題がありました。それは税・送料込22,032円もすることです。これだけお金がかかるのだったらテレビを我慢します。


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「オーバー・フェンス」という映画 [番外]

「オーバー・フェンス」とい映画が2016年9月に初公開されて全国の映画館で順次公開されているようです。

なんでこの映画に関心を持ったかというと、主人公が職業訓練校に通っているからです。
建築大工の勉強をしている様子が映されているようです。訓練校で配管と建築大工の勉強をしたのはreizanにとって懐かしい思い出です。

建築大工の時は生徒の数が30名弱で60代はreizanを含めて3名でした。中学、高校を卒業したばかりの子から60代まで各年代の人たちが一緒に学ぶ教室は面白くて、楽しい一年間でした。

映画の予告編を見る限りでは、reizanが体験した楽しいばかりの毎日とはちょっと違う面もあるようですが、訓練校が舞台になっているというだけで嬉しくなります。

しかし残念なことに地元の映画館はとうに閉館されて、入場料の何倍もの交通費をかけないと観に行くことができません。
reizan自身「ミレニアム」を観に行った1回きりですから閉館したことについてとやかく言えません。
文化の火というのはそういうことで廃れていくのですね。箏や尺八もお金を出して聴いてくれる人がいないとやがて廃れてしまうかもしれません。

いずれDVDになったりテレビで放送されると思いますのでそれ待つとして、取りあえずは原作を読もうと思いました。
原作は佐藤泰志さんの同名の作品です。

図書館に蔵書がないかと思って検索したらヒットしません。小さな図書館ですから少ない蔵書の中に入っていない可能性が高いです。
Amazonで「オーバー・フェンス」を検索したら、そのタイトルは出てこず、「黄金の服」というのがヒットしました。
「オーバー・フェンス」は「黄金の服」に収録されている作品でした。

今度は「黄金の服」で地元図書館の蔵書を検索してみましたがやはりありませんでした。今出回っているのは2011年発行の小学館文庫版ですが、1989年に河出書房新社から単行本が出ています。
「オーバー・フェンス」と「黄金の服」は芥川賞候補作品だったそうですから一目置かれた作品です。もしかしたら河出版を所蔵していたけど、借り手がなくなってリサイクル本で処分されてしまったということも考えられます。

いずれにしてもなんとか手を尽くして読んでみたいと思います。


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雪の宿 [お菓子]

小さなお客様がお出でになった時に、買い置きしていた「雪の宿」という生クリームと砂糖蜜を塗した軽い煎餅をお出ししたら気に入っていただらしくてもう一枚所望されました。

そういうことがあったものですから駅のコンコースで時間つぶしをした時に、菓子店で「チロルチョコの雪の宿」を見かけたので買って帰りました。

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雪の宿とチロルチョコがコラボした商品らしいです。
パッケージデザインは雪の宿のイメージを踏襲していて期待感が高まります。

では実食はどうだったかというと、まったく別物でした。チョコ―レートと煎餅ですから食感が違うのは当たり前です。
再現して欲しかったのは味です。生クリームと砂糖蜜が作り出す独特の甘さとサラダ揚げ煎餅の塩味が感じられる味を期待していたのでガッカリ度が高かったです。

企画は面白かったのですが技術がついていかなかったみたいです。

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「琴と尺八」の原本を読みました [推薦図書]

以前、ネットサーフィンをしていて偶然見つけた「琴と尺八」の記事を読んで原本を読みたいと思っていました。

ネットで、オークションや中古本を探してもありませんでした。
法律で、すべての出版物は(有償・無償を問わず)必ず国会図書館に提出するよう義務付けられていますのでそこに期待したのですが国会図書館にもありませんでした。

唯一、都立中央図書館(広尾)だけに収蔵されていることを知りましたので、今年の7月7日(「和の音、和の声、和の心」の演奏会の日)に、ついでに立ち寄ったのですが休館日でした。

それで、11月11日(今回も「和の音、和の声、和の心」の演奏会の日)の開休を調べたら開いていることが分かりましたので、7月のときと同じスケジュールで都立中央図書館に行きました。

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《11月11日の和の音、和の声、和の心の会場(開演前)》

前回の時は気づかなかったのですが、図書館の建物の前の芝生広場に縦笛を吹く人の像がありました。

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遠目に見ても管が細いので尺八ではないと思ったのですが、やっぱり、歌口の構造からみてリコーダーのようなものでした。
でも、管の太さと長さの関係を見ると別物のような気がします。

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彫刻の鑑賞は早々に切り上げて図書館の中に入りました。初めての訪問です。

奥に進むと左側に受付があって首かけ式の入館証を渡されました。それを首にかけ、番号ロック式の傘たてに傘を入れ、奥のロッカー室で返却式のコインロッカーに荷物を預けてから図書室に進みました。

入ってすぐのところにはパソコンが何十台も並んでいます。
蔵書検索用のパソコンです。今まで見てきた図書館では多くても10台はなかったと思いますが、ここは規模が違います。閲覧席も1000席あるそうです。
試しに「まちづくり」のキーワードで検索してみたら蔵書は1000件以上あり、1000件までが新しい順に表示されました。

地元の県立図書館のサイトで同じ検索をしたら、たったの60件でした。東京に行けば地元よりもたくさんの知識情報を得られるわけですから、こういうところも改善しないと東京一極集中は避けられないような気がしました。

さて、本題の「琴と尺八」ですが、蔵書情報を印刷していたので、総合案内のカウンターでそれを提出して閉架図書閲覧の手配をしてもらいました。
番号札を受取って待っていると総合病院の会計のように壁のパネルに番号が表示されるので、今度はお渡しコーナーに行って、番号札と入館証のタグを渡して、かわりに本を受取ります。(タグは本を返したときに戻してもらえます。)

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あとは閲覧席に座って自由に閲覧できます。今回は館内に1時間半ほど居れる予定を組んでいましたので、1時間ほど読んで、残り30分をコピーの時間に当てることにしました。

新書を横に少し大きくしたぐらいのほぼB6版サイズの200ページ弱の本で、読みだしたら面白くて全部読んでしまいました。
そして、尺八や三曲の演奏の参考になりそうな部分をピックアップしてコピーしてもらいました。

コピー依頼用紙もパソコンからプリントアウトします。入館証のケースに刷り込まれているバーコードと本に貼られているバーコードをスキャンして印刷を指示するとプリンターから用紙が出てきます。
それにコピーして欲しいページを列記し、該当ページにしおりを挟んだら、今度は複写受付のカウンターに持っていって依頼します。「琴と尺八」は職員の人がコピーしないといけない本でしたからコピー代が25円×11枚で275円になりました。

「琴と尺八」の内容の大半は、宮城道雄と吉田晴風の対談です。宮城道雄の名前は知っている人が多いと思いますが、吉田晴風は宮城作曲の「春の海」の最初のレコードに参加した琴古流の尺八演奏家です。

エピソードとして面白かったのは二人の出会いです。吉田が夕涼みに出た時、素晴らしい箏の音が聞こえたので辿っていくと開けっ放しになった部屋の奥で盲青年が「みだれ」を弾いていました。(「みだれ」は八橋検校作曲です。)

吉田は「長谷(ながたに)検校に教えを受けたものです。合奏させてください。」と申し出ます。長谷検校に教えを受けたというのは、尺八でいうと山本邦山に教えを受けたとか、ピアノでいうと内田光子に教えを受けたというぐらいの意味で、要は自分は単なる下手の横好きではないですよと言っているわけです。
(reizanも有名な先生に習っていますが、それに相応しいレベルに達していないので、reizanの場合は、〇〇先生の教えを受けているものです、とは口が裂けても言えません。)

当時、宮城20歳、吉田23歳。合奏した曲は峰崎勾当作曲の「残月」です。この曲は峰崎の弟子の娘さんが幼くして亡くなったのを悼んで作られたと伝えられています。だからどちらかというと悲しい曲です。
吉田は宮城の演奏にうたれ途中で感極まったことを吐露しています。

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宮城も吉田のことを心底褒めています。

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吉田は尺八を止めようと思ったことがあったそうです。フルートのレコードを聴いたときのことです。
とてもかなわない。尺八が負けるならフルート吹きになってやろうと考えました。
そして人を通じてロサンゼルス在住のフルートの大家を訪ねました。

先生は吉田の尺八のレコードを全部持っていて、「尺八にはフルートもかなわぬよいところがある」と言います。
吉田が尺八はフルートにかなわぬもの思っていた旨を伝えると、先生は「尺八のいいところは、音色の良さは勿論、音から音へ移るのに非常に滑らかで情味がある(尺八は原則タンギングを使わないことと、次の音に移るときに単純にその音の運指をするのではなく、音移りと言って他の指孔のわずかな開閉を伴うあしらいが、そういう情味を作るのではないかとreizanは思います。)、そんなところがフルートにはできないのだと、吉田の卑下しているところ大いに褒め称えました。
これを聞いて、もう尺八は止めまい、と決心したそうです。

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楽器改良の話題では、オークラウロ(原本ではウが欠落している。)のことが出ています。
ホテルオークラの創業者として有名な大倉財閥の大倉喜七郎が財を尽くして作った、歌口が尺八、操作部はフルートのキーという楽器です。(演奏例はここ

吉田はそれを、その特長となると、フルートに及ばず、尺八に及ばずと、ばっさり切り捨てています。

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この話はまだ終わりませんが、長くなりましたので続きはまた明日ということでよろしく。


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「琴と尺八」の原本を読みました(その2) [推薦図書]

「琴と尺八」を読んだ話の続きです。

尺八と箏の演奏上の役割分担についても、それとなく習ってきたことですがこうして書きものになっているとより明確になります。
宮城の新しい曲では尺八を主とした曲では尺八に旋律をとらせ箏は伴奏をするけれども、三曲では尺八はあくまでも伴奏で箏と三絃の飾りになっているものです。調和を破ってブーブーやるのは間違った考えです。尺八が主になった曲は三曲にはありません。

また、古い三曲では尺八が尺八が初めから終わりまで、吹き通しに吹いていますね。箏と三味線の曲を尺八がその通り吹いてゆくんだから、いいところだけ吹くといいと思いますがね。という宮城の意見は新鮮です。
「松竹梅」の尺八譜だとB5版で6ページもあり、途中でページめくりをする暇もありませんから6ページを横並べに並べます。(尺八の譜面台は蛇腹式になっていて横に1m以上広がります。)

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箏の流派との関係も、いつも言われていることが書かれていて変わらないものだと思いました。
山田流は歌を聴かせることをメインにしていますから伴奏なしで歌い出す部分があったりします。そこに尺八の音が入ったりするものですから邪魔だと言われます。歌を生かすためには公刊譜どおりではいけないという部分もあるのです。

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「春の海」を有名にしたバイオリニストのルネ・シュメー女子のことも書かれています。半音の音律が高いという指摘です。
三曲の半音は平均律のよりも低く演奏しますからピアノとは合いません。(ピアノと合奏するときは平均律で調弦します。)

本の中で指摘しているのはバイオリンが平均律で弾かれていたということでしょうか。文脈からはそう読みとれるのですが、ピアノが入らない場合、バイオリンは純正律にチューニングされますから半音は低くなっていて問題ないはずですが、半音の下がり具合が違うのかもしれません。(これは今後の研究課題です。)

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フルートで日本式のメロディーを演奏すると、音階がはっきりしすぎて合わないという指摘も面白いと思いました。

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再び、尺八とフルートとピアノの音律の違いに言及されています。余程気になるみたいです。
reizanも最近やっとその違いを聴き分けられるようになりましたから、その気持ちがよくわかります。

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奥付を見てみましたら、1951年3月に発行されています。reizanが2歳11月の時ですから記憶に残っていない頃のことです。

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消費税がないころですから定価通りの220円で買えたのだと思います。1回のバス代ぐらいですが今とは物価が違います。
1951年は新聞の月間購読料が220円の年ですから、かなり高価な本の部類に入るのだろうと思います。
古本屋さんの¥1,800-という書き込みがあります。この値段だったら自分で買って持っておきたい貴重な一冊ですが、ネット検索では見つかりませんでした。また見たくなったら広尾に行くことにします。


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おじいちゃんとおばあちゃんの知恵袋 [地域活動]

毎年恒例の小学校ボランティア「おじいちゃんとおばあちゃんの知恵袋を開いてみよう」におじいちゃんとして参加しました。

これは3年生を対象に総合的な学習の時間に行われるものです。
種目は初日に、調理「蒸しパンづくり」、工作「木工-船づくり」、手芸「お手玉づくり」、二日目はグラウンドゴルフです。

reizanが手伝ったのは、勿論、木工の船づくりです。リーダーは84歳、もう一人のメンバーは85歳で、68歳のreizanは若手になります。
木工には9名の児童の皆さんが参加してくれました。

長尺の板をかまぼこ板より一回り大きいサイズにカットし、型紙を当てて原寸図を写し、あとは型通りにカットして磨きをかけてから客室、操舵室などを載せて、マストを立てて完成です。

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《完成した作品の一部》

この授業は10数年になります。当初から参加しているリーダーがいろいろ試行錯誤をして今の形になっていますから、1時間20分の時間内に収めるとか、3年生の力でちょっと頑張ればできるとか、軽い失敗は大人が修整してあげられるという点でこれ以上ないぐらい完成度の高いものになっています。

終了後は応接室で、用務員さん手づくりの紫芋の羊羹をいただきました。甘すぎずとても美味しかったです。
お茶を継ぎ足しに顔を見せてくださったので、先頭を切って「とても美味しかったです。」とお礼を言いました。
こういう気遣いをどこで学んだか忘れましたが、相手の方も自分も良い気分になれるので物怖じしないで言うように心掛けています。

帰りには、児童の皆さんが育てた芋と花の種をいただきました。

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ノーカー優待証 [知識・情報]

新聞の折込チラシと一緒に配達される市議会だよりというタブロイド版の新聞を読んでいたら、「ノーカー優待証」という言葉が載っていました。

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reizanは初めて聞く言葉です。
マイカー持っていないし、バス代は月に1万円以上使っているから、これが半額になったら年間6万円以上の節約になります。

ノーカーの証明はどうすればいいのだろうと思ってバス会社のサイトを検索したら、車を持っていないから優待されるということではなくて、免許証を返納したことに対するものでした。それも69歳以上ということですから今免許証を返納しても特典があるわけではありません。

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また、優待証がいつまで有効なのかも気になるところです。
調べてみたのですがわかりませんでした。運送約款には謳われていませんので案外自由にころころ変えられる内容みたいです。軽々に飛びつくのは考え物だと思いました。

では、出身地の北九州ではどうなっているかと調べたら、「グランドパス65」というのがありまして、免許証を返納とは関係なく65歳以上の人はこのパスを購入することができて1か月6000円だそうです。安っ。
長期分を購入するともっと割安になりますし、高速バスも半額で乗車できます。

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reizanが過ごしたころの北九州は空気が汚れたまちでしたが、いまでは世界が注目する環境先進都市ですし、老人施設も競いあって立派のものがたくさんできているし、交通費でも年寄りに優しいとなると、老後に住むのに向いています。
それに玄界灘の魚は新鮮で美味しいし、もう最高です。

昔、西鉄が一社独占でバスを運行しているから運賃が高い、たくさんの会社に競わせるべきだと言っていた人がいましたが、reizanはその考えには反対でした。

今はバス保有台数で神奈中バスに抜かれてしまいましたが、それまでずっと日本一を誇ってきた西鉄の規模だから「グランパス65」が出来たのだろうと思います。全線乗り放題ですから福岡県内のほぼどこにでも行けるということですからお得感は半端ないです。

大企業のこととなるとなんでも反対と唱える人がいますが、案外いいところもあることを認めて是々非々で対応した方が得だと思います。


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やっぱり指孔の位置がおかしかった [尺八改造]

一か月ほど前に「指孔の位置を変えます」と記事を投稿しました。尺八を演奏するときに速い運指が出来なかったのは指孔の位置が悪かったからで、指孔の位置を変えれば速くできることがわかったので変えますという内容でした。

いつも修理をお願いしている方が陶芸のほうで忙しくてまだお目にかかれていないため尺八は現状のままです。

仕方なくそのまま練習していますが、ある日、尺八の管内を覗いたら光線の加減が良くて、指孔から内部に光が射しこんでいました。

歌口(管頭のエッジの部分)に対してどういう位置で孔が開けられているか、外側から見ていてはわからなかったことがはっきり見えました。

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歌口から垂直に下した線と比較してみると、第四孔は少し右にずれていて、第五孔はかなり左にずれていました。
第四孔の方は演奏の際に違和感を感じませんからそのままにしておいて、第五孔だけを前に考えた通り移動してもらうことにします。 

第五孔のずれ具合の比を測ってみたら左:右=7.5:2.5ぐらいになっています。孔径は10mmですから右に2.5mm移動してやると5:5になります。
実際に指を当ててみた時に感じた3mm右に移動と大差ないので直観に従って当初の設計通りにします。

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りんごの切り方 [知識・情報]

今年も、りんごの「サンふじ」が店頭に並ぶ季節になりました。

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これを半分に切るときどうされていますか。
縦に包丁を入れる方が多いと思いますが、reizanは横に包丁を入れます。

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切り口はこういう感じになります。

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この切り方の良いところは、芯や種を取り除く必要がないことです。
芯の中心に親指を当て、反対側を中指で押さえて縁の方から食べていきます。こうすると芯ぎりぎりのところまで食べられて包丁で芯を切り取るよりも多く食べられるし、そのことで生ごみの量が減る点も魅力です。

この方法は別に半分にする場合だけに限定されるわけではありません。半分にしたものをそれぞれさらに半分に切り分ければ4等分になります。
3等分する場合は最初に3分の1を切り分け、残りを半分に切り分ければ可能です。

すごく合理的な方法だと思うのですが家人には不評です。

それとは別の理由ですが自分でも悩ましく思うところはあります。
それは、りんごの上と下では径が違うため切り分けたものがほとんどの場合に同量にならないことです。

そこでアルキメデスみたいな方法を思いつきました。

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  1. 容器に水を入れ水面の位置に印をつけておきます。
  2. りんごを水に沈めて、その時の水面の位置に印をつけます。
  3. 1と2の中間(赤色の矢印)が半分の位置ですので、水面がその位置になるようにりんごを沈めて、その時の水面の位置でりんごに包丁の先で印をつけます。
  4. 3でつけた印の位置で横断するように切ります。


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武原はんさんの「雪」 [テレビ番組]

すでに故人となられている武原はんさんは地唄舞の名手です。

なかでも、地唄「雪」は武原さんの舞い以外に考えられないぐらい、武原さんの代名詞のようになっています。
その踊りがテレビで見られるという情報が届きました。

2016年11月25日(金) 23時~23時55分 (再放送は28日(月) 昼0時~)

NHK-Eテレ 「にっぽんの芸能」

所要時間は14分51秒です。先代の人間国宝富山清琴(後年:清翁)さんの唄と三絃の伴奏が聴けるのも嬉しいことです。

地唄舞は超スローモーな踊りですからかなりの筋力を使うし、武原さん自身が明治生まれの女性にしては背の高い方でしたから普通以上に膝を曲げて踊られていたようです。ずっとスクワットをしながら踊っているようなものですから相当足腰が強くないと務まらないと思います。

武原はんさんが洋装をされた写真を見たという人のブログがありました。(ここ
和装と洋装、それぞれに向く体形の話も面白いです。



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戦後の昭和詩を読む [推薦図書]

昭和史ではなくて、昭和の時代、それも太平洋戦争の終戦後に作られた詩歌を集めた本の話です。タイトルはそれをひと言で表わそうとしたのですが意味が通じましたでしょうか。

いろんな詩を読むと、ほんわかとした気分になるものや、荒々しい気分になるものなど、短い文章でひとの気持ちを左右する力があって凄いと思います。

詩人の方が出す詩集というのは、レコードでいうと30㎝のLPアルバムのようなものだと思います。いくつもの作品を収めて詩集のタイトルに沿うように作られています。でも、そのすべてが心の琴線を震わすというケースは稀で、大概は一つか二つの際立ったものが存在します。

そういう作品だけを集めてCDを作ると「昭和のベストヒット曲集」みたいなものになりますが、詩歌の場合も同じように、多くの人の心を揺さぶった作品だけを集めた詩集があります。

これも編者の好みが反映されますから、何故この詩が入っていないのということがあったりしますが、この本にはreizanの好きな戦後の詩がすべて収められていました。

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一冊のなかに思いを詰め込んだ詩集にかなうべくもありませんが、なんちゃって愛好者のreizanにはこの程度が向いています。

茨木のり子さんの「わたしが一番きれいだったとき」、「自分の感受性くらい」や、新川和江さんの「わたしを束ねないで」は当たり前のように入っていますし、なんと安藤寛子さんが曲をつけた三木卓さんの「系図」まで掲載されていました。

脚注や解説がついていて、「系図」の場合ですと、僕が生まれた時にめちゃくちゃ喜んだ母親が誰で、死ぬほど働いて死んでしまった父親が誰で、僕がいくつのときに亡くなったかとか、とにかく詩の背景が事細かに説明されています。

部屋を暖かくして、テレビを消して、詩を読みながら至福の時を過ごす自分を想像したら幸せな気分で一杯になります。

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大相撲の懸賞袋 [番外]

大相撲九州場所も中日を過ぎましたが、先日の白鵬関対遠藤関戦では37本の懸賞が懸りました。8日目までの懸賞獲得累計ランキングでは鶴竜関がトップで101本だそうです。

懸賞の仕組みについては日本相撲協会のサイトで紹介されています。(ここ
1本62,000円で、内訳は力士の取り分が56,700円、手数料が5,300円となっています。
37本ですと56,700円×37本で2,097,900円の収入となります。101本だと56,700円×101本で5,726,700円です。これは給料とは別の収入です。ひと試合とかひと場所の中日まででこの金額ですからプロの世界は桁が違いますね。

この懸賞の受け渡しはテレビの中継にも映りますから軍配の上に載せた分厚い束を受取っているのは分かりますが、手元がアップになることはないので懸賞がどのようなものかは知りませんでした。

それが生涯大学校のクラスの同窓会で食事をした店に展示してあって、初めてこういうものだと知りました。
左上に対戦した二人の四股名が書かれていて、中央下にはスポンサーの名前が書かれています。手書きではなく、プリンターで印刷された紙が貼り付けられているようです。

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多分、中身はすでに抜かれているのだろうと思います。

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メガネレンズを交換しました [番外]

reizanのメガネは年相応に遠近両用です。肩・首のコリが酷かったときにメガネのせいだと勘違いしてあれこれいじったら元の状態が分からなくなりました。それを長年騙しだまし使っていたのですが、先日、ノーズパッドの角度を調整していたらポキッと折れてしまいました。

翌日の午前中には、生涯大学校の学園祭で尺八クラブの一員として尺八を吹くことになっています。メガネ屋さんの開店まで待てません。

切羽詰って、見た目はおかしいけど見えないことはないのでそのまま使おうかと思ったのですが、ふと、同じ形で色違いのメガネを持っていたことを思い出しました。
舞台用の老眼鏡です。譜面を見るため1メートル先ぐらいでピントが合うように作ったものですが、老眼が進んでピントがずれてきたのでずっと使わずにいました。これが使えると思ったのです。

メガネ屋さんに行けば簡単に入れ替えてくれるのでしょうが、店が開いていないのではどうしようもありません。
仕方ないので自分でやってみることにしました。
ネットでメガネレンズの交換を検索したらヒットしましたが、自分でやることはお勧めしないと書かれていました。

でもネットに示された要領でやってみたら1枚が簡単に外れたので自分でやることにしました。二つのメガネから4枚のレンズを外して、2枚を別の方に差し込むという作業になります。

3枚までは簡単に外れたのですが、最後の1枚がなかなか外れません。このままだと片方のレンズしか入っていないメガネが二つになります。
掛けてみたらピントの合うところと合わないところがあって不便です。レンズが無い方の目をつぶったらばっちりピントが合いました。でも片目をつぶって尺八演奏というのもどうかなと思ったので、さらに外す作業を続けました。

そして最後には変形していないフレームに移し替えることができました。

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《作業完了後》

reizanのメガネは下半分が縁なしになっています。鼻寄りの方はレンズを支える角度になっていますが耳寄りの方は全く支えになっていません。
これでレンズが落ちないのが不思議だったのですが、レンズを外してみたら落ちない理由がわかりました。

ナイロン糸で支える構造になっていたのです。レンズの側にもこの糸を納めるための溝が掘られていました。

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《ナイロール》

普通はフレームの形の違いをTPOに合わせて使い分けるのでしょうが、同じ形のフレームを買っていたのが幸いしました。


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これも鯛焼き? [B級グルメ]

消費者セミナーで初めての土地に行きました。地上を走る電車だったので駅に着いたら右左を間違えることはないだろうと思っていました(地下鉄の場合は出口の階段を折り返すうちに方向が分からなくなります。)が、まったく逆の方向に歩いていることにしばらくして気づきました。

乗り継ぎの関係で早く着きすぎることを心配していましたが、迷ったお蔭でちょうど良い時間に入場することができました。

講習が終わって駅のコンコースを歩いていたら鯛焼き屋さんがありました。薄焼きという文字が見えました。
どういうことだろうと思って覗いたら引き下がれなくなって、お土産に4尾買いました。

薄いというのは皮が薄いのではなくてお腹が痩せている感じです。ということは餡が少ない?

買ったのは小豆餡を1尾、黒胡麻を2尾、カスタードを1尾です。小さいお客様がみえていたのでカスタードも加えたのですが、予想通りカスタードに関しては顰蹙をかいました。
子どもさんも、ぱっりっと焼き戻した皮の方に関心を持たれていて思惑が外れてしまいました。

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《カスタード》

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《黒胡麻》

この鯛焼きは縁があるのが特徴みたいです。

そういえば東京に住んでいたときに鮒焼きというのもありました。韓国のものらしいです。横浜中華街には金魚焼きというのもありました。
河豚焼きというのがあったら餡子たっぷりでしょうね。


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郵便振替 [知識・情報]

遠くにお金を送るときに手数料がかかるのは、昔、現金書留で送金した時以来当たり前と思っておりましたが、手数料が無料になる方法があります。

それは、郵便局のATMやゆうちょダイレクト(パソコンやスマホを使ってアクセスする。)で、送金人の貯金口座から受取人の貯金口座に、即時に振替える方法です。あくまでも貯金口座同士の取引が対象ですので、預金口座→貯金口座や貯金口座→預金口座は対象外です。

これが今年(2016年)の9月までは何回でも無料だったのですが、10月1日から回数制限がついてしまいました。

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毎月の仕送りや家賃の支払いに便利というところがウリだったのですが、かなり魅力が減ってしまいました。

reizanの場合は年に一度、尺八教室の発表会の参加料を幹事さんの貯金口座に支払うときに使うだけですから取りあえず影響はありません。

でも枠外の朱書きの部分を見たら、2018年10月1日から、また変わることを予告するような文章があります。
公平性を要求する外圧が強いのだろうと思いますが、「うちと同じようにやれば」と切り返して欲しかったです。

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宇治拾遺物語 [推薦図書]

NHKラジオ第二の「古典講読」という放送を聴いてから「宇治拾遺物語」にはまっています。

説話物語としては、今昔物語の「今は昔、」という語りだしが昔話の「昔々、ある処に」と同じようにキャッチな出だしで有名ですが、話の内容(語り口)は断然、「宇治拾遺物語」の方が洗練されていて面白いです。

ネット上で公開されている原文を見ながらラジオを聴いているのですが、興味がつのって図書館の本を手当たり次第に借りています。

最初に借りたのはこれです。理由は本が美しかったからです。

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502ページの大冊ですが、四つの本から抜粋されたものが掲載されていますので全部は網羅されていません。
それに内容は現代語訳だけですから、原文の持つリズムが感じられず物足りないです。

次に借りた新潮社の「新潮日本古典集成 宇治拾遺物語」はreizanの思いに叶うものでした。

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カバーが外されているため表紙は真っ黒で何の本かわかりません。まずは背表紙でタイトルを確認することになります。中表紙でもわかります。

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《中表紙》

この本は全編原文のままで、わかりにくいところだけ、脇に朱書きの注釈があります。原文のリズムを感じながら意味もすうっと入ってきますのでこの上ありません。

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《「76 仮名暦誂へたる事」より》

余談ですが、76話は新婚の奥さんが若い僧にかな書きの暦を書いてもらったところ、僧のいたずらで、大便をしてはいけない日というのが書かれていて、次の日もその次の日もさらにずっと大便をしてはいけない日と書かれていて、2、3日は堪えていたのだけれど、『おほかた堪ゆべきやうもなければ、左右の手して、尻をかかへて、「いかにせん、いかにせん」と、よぢりすぢりするほどに、物も覚えず、してありけるとか。』という可哀そうな話です。

ソフトカバー本で「宇治拾遺物語のたのしみ方」というのもありました。NHKラジオで「宇治拾遺物語」の解説を担当されている伊東玉美先生が書かれたものです。

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新潮社の「新潮日本古典集成 宇治拾遺物語」が一番良かったので中古本を買います。 


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乾燥にご用心 [尺八解説]

11月に入っても暖かい日が続いておりましたが、急に寒くなって雪が降り出したと思ったら積もってしまいました。
都心で11月に雪が降ったのは53年ぶり、11月の積雪は観測史上初めてだそうです。

reizanは都心よりも若干暖かいところに住んでいますが、それでも雪かが積もりました。
雪が降った日は生涯大学校の登校日だったのですが、一部には、20㎝の積雪があって登校できませんという方までおられました。

寒さは服装などで対応できますからまあ良いのですが、この時期に困るのは乾燥です。竹で出来ている尺八は乾燥が苦手で、それこそ竹を割ったように割れてしまうことがあります。

月に一度の生涯大学校尺八クラブの練習に参加して、何気なく、他の人がテーブルに置いている尺八を見たら管尻の方に気になるラインがありました。

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《他の人の尺八》

持ち主の方に訊いても、買ったときからあったかどうかわからないということです。ちょっと怪しいと思ったので手に取って眺めまわしていたら確証をつかみました。底の方から見たらはっきり痕跡がありました。

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《他の人の尺八を底から見たところ》

中まで届いてはいないようですが、かなり深いところまでひびが入っています。尺八は割れても修理できるのですが根っこがあるからやりにくい場所です、でも、クラブのメンバーで製管のできる方に相談したら、「できますよ。」と心強い返事をいただきました。

乾燥する時期になったため尺八が割れやすくなっています。クラブのメンバー全員に声をかけて注意を促したのですが、なんと自分の尺八を見たら、なんとそれにもひびが入っているではありませんか。ガ~ン。

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《reizannの第2愛管》
 
どちらの竹も割れが中まで届いていないのが不幸中の幸いでした。中まで届いてしまったら地のウルシまで塗りなおさなければならなくなります。

いつもの愛管を裏孔移動のために預けていたものですから、2番目に愛用している尺八を持ち出してきたのです。普段は使っていないので、ビニール袋に入れて、水を入れたマグカップを置いている箪笥の引き出しに保管しているのですが、 マグカップの水とビニール袋だけではかなわなかったみたいです。

やはり毎日吹いてあげるのが一番良い対策のようです。手持ちの尺八全部を毎日吹くとなると結構時間がかかりそうなので、カレンダーを作って、日に何本かずつ交替で吹いていくことにしようと思います。



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大さじ1と小さじ3の関係 [料理の勉強]

reizanが生涯大学校の生活科で最初に習ったのが、計量スプーンの大さじと小さじです。

小さじは5ml、大さじはその3倍の15mlと習いました。

ところが、調整ココアの説明書きを読んだら訳が分からなくなりました。
そこには、ホットミルクで溶く場合と、お湯で溶く場合と、冷たい牛乳または冷水で溶く場合の3通りのことが書かれています。

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reizanはホットミルクで溶く派ですから、一番上の大さじ山盛り1を入れればよいことが分かりました。その際に他のケースもちら見したのですが、良く見ていなかったので大さじ3杯ずつと誤解していました。

改めて見直してみたら他のケースは、小さじ山盛り3杯になっていました。大さじ1と小さじ3だったらイコールだろうと思ったのですが、ここでは、大さじ1<小さじ3、それも1.2倍の関係になっているようです。

でも、山盛りの山の高さには恣意性が出てくるので、自分が、大さじで20g、小さじで24gにできるかどうか心配です。



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ふれあい昔遊び [地域活動]

地域の老人クラブを通じて福祉センターの「ふれあい昔遊び」へのボランティア要請がありましたので参加しました。

reizanは「あやとりの指導」が出来ますということを申し上げていたのですが、福祉センターの方には通じてなかったみたいで、開始前の担当分けの際に、「reizanさんはベーゴマをお願いします。」と指示されました。

大概のことはお受けするのですがベーゴマは無理です。そこで正直に「九州出身ですからベーゴマはしたことがありません。あやとりならできます。」と申し上げたら、あやとり担当の方2名のうち1名が欠席されていたのであっさり入ることができました。

相方になった方は、よその地区の女性で初めてお目にかかるかたでしたからどの程度の実力をお持ちかわかりません。
それとなく探りを入れたら「指ぬき」ができる程度の方で、普段からいろんなあやとりをしている方ではありませんでした。多分reizanの方が教えた経験は多いと思いましたのでイニシアティブをとらせていただきました。

対象は福祉センターの呼びかけで集まった小学校低・中学年の児童の皆さんで、遊びの種目は12種目です。それぞれの箇所で5分以上体験したらカードにスタンプを押してもらえます。そして1時間のうちに9種目以上回ったら記念品が貰えるというルールです。

あやとりは初めての子供さんが多かったので、いつも通り、「松葉」と「箒(熊手)」を指導したのですが、「四段ばしご」を覚えたいという子供さんも数人おられました。

「四段ばしご」はreizanの独壇場です。ぱっぱっぱっと取ることができます。
ところが子供さんを相手にしているとテンポが狂ってしまって、どこまで行ったか分からなくなってしまいます。

そこで、念のため持参していた記号あやとりの資料が役に立ちました。普通の説明文だと、紐を見て説明を見てを繰り返しているうちにやっぱりわからなくなってしまいそうです。
でも、記号あやとりだと「四段ばしご」でたったこれだけです。

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「両手の親指と中指に糸をかけたら、お互いの中指でとって。」、「親指の糸を外す。」、「親指をくぐらせて、小指の遠い方の糸をとる。」、「今度は上を通って中指の遠い方の糸をとる。」、「小指の糸を外す。」・・・・・・という具合に、子供さんのテンポに合わせながら資料を見て説明することができました。

1時間みっちり働いたら、調理ボランティアの方たちが作ってくださったカレーライスで昼食です。普通に一食分の量でしたがreizanには半分でも良かったと思いました。
それがなんと子どさんたちは、男女の別なく2杯目をお替りしているではないですか。それも最初と同じ量です。

思い返してみれば、自分もこの年頃の頃に、かしわ飯を茶碗に14杯食べたことがありました。小学校の頃って食べたものがほとんどエネルギーとして燃えてしまうから平気なんですね。羨ましい限りです。

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冷蔵庫用温度計を取付けました [便利グッズ]

以前、指針式の冷蔵庫用温度計を買ったら、これが実際の温度からかなりかけ離れた温度を示すため全く使い物にならなかったことがありました。

そこで、アルコール式の冷蔵庫用温度計を買っていたのですが、そのまま取付けたのでは側面から見ることになって見にくいと思い、厚紙で三角柱を作ってそこに温度計を貼付け、それを冷蔵庫の内壁に貼りつけるという方法を考えていました。

ところが、なかなか手ごろな紙が見つからずにそのままになっていたのですが、獺祭の箱を資源ごみに出すために解体していたら、ちょうど良い紙が入っていましたのでこれで三角柱を作ってみました。

サイズに切って折り目をつけたら木工ボンドを塗ってボンドが手につかなくなるまで乾かします。それを貼りあわせて、温度計を貼りつけ、両面テープで冷蔵庫の内壁に留めました。

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角度も見やすくて大満足です。写真を撮るためドアを開け続けていたため温度が上がっていますが、普通の状態では5℃以下をキープしています。

あと、心配なのはガサツな人が物を取り出すときに引っ掛けたりしないかということです。一応、最も安全そうな箇所を選んだのですが何が起こるか予断は許されません。


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「前代未聞」は何回までOK [雑感]

ネットでニュースを知ることが多いこの頃ですが、たまに、書き方が気になることがあります。

つい最近も次の記事が引っ掛かりました。(画像を編集しています。)

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某国の大統領が関わったとされるトラブルの余波で、オリンピックにも出場したアスリートの女性二人の明暗が分かれているという内容です。
事実を知りませんのでそのことについてはなんとも言えませんが、気になったのは冒頭の「前代未聞の大統領弾劾の可能性が・・・」の部分です。

前代未聞とは、「今までに一度も聞いたことがないこと」だと思っていましたが、ここでの用法はちょっと違うみたいです。

「非常に珍しいこと」ぐらいの意味で使われているようです。ほとんどの人が過去に似たような事例があったことを知らなければその用法もありだと思いますが、この国の場合は現役の大統領が弾劾訴追された前例があります。

最終的には憲法裁判所で弾劾訴追が棄却されましたが、国会で弾劾訴追可決というところまでだと実際にありましたから、今度が二度目になるかもしれません。そうなると前代未聞はおかしいのではというのがreizanの見方です。

では、どういう言葉が良いか考えてみましたが適当な言葉が浮かびません。いっそ「前代未聞の」を削除して、「大統領弾劾の可能性が・・・」だけで十分に通じるのではないでしょうか。
つい「前代未聞」とか常套句として書きがちですが、シンプルが一番という目で推敲するのがよろしいかと思います。

reizanの記事も無駄な常套句が多いのではという反省を込めてこの記事を書きました。


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