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小川信治さんの作品展 [芸術鑑賞]

最近忙しい思いをしているので気晴らしに、小川信治さんの作品展を観に遠くの美術館に出かけました。

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いかにも美術館という佇まいの建物ですが、もとは銀行の支店として使われていたものだそうです。

一階には無料で見学できるスペースがありました。

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床のタイルの組み方もお洒落です。

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ドアの上部飾りも凝っています。

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ここまでで芸術品を観ているような気になりますが、本番はこれからです。

小川信治さんの作品を観た印象は、画家さんというよりもクリエイター(創作家)という感じがしました。
絵画の両端をつないで筒状にしたものを描かれた人物を体の中央でカットして平面に伸ばしたようなBehind Youシリーズや、

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《ウルビーノ公夫妻の肖像》

フェルメールの絵から人物を居るはずの人物を除いたWithout Youシリーズがありました。

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《左:女性が居ない、右:画家が居ない》

Without Youシリーズのなかには、最後の晩餐のイエスが居ない絵とか、逆にイエスしかいない絵もありました。
長テーブルの上には人数分の食事が描かれていますので不思議な感じです。

スライド作品では、三つのスクリーンに映された写真の中の一部分が隣のスクリーンに移動して画面の構成が変わったり、上とか下に移動して消えていったりというのもありました。
透明なフィルムに印刷された絵を何枚か重ねてそのうちの一枚を抜いてやるとできるかもしれないと思いましたが、画面から消えていくのは簡単だけど隣に移るのは難しそうです。

長い展示台にたくさんのモノクロ写真の絵葉書が展示されているのがありました。わけがわからないので通り過ぎようとしたのですが、壁に掲示された説明文によると絵葉書に小川さんの手で描き込みがあるらしくもう一度見直しました。
でも、どこが描き加えられたものかわかりませんでした。

入場料700円でしたが十分に楽しませていただきました。

帰りにデパートに寄ったら催事場で北海道物産展をやっていました。どの商品の前にも行列ができていましたので、列がない野菜コーナーで北海道産の泥牛蒡をお土産に買いました。税込150円でした。

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二つの箱に分けて売られていたのですが、持ってみるとそれぞれの感じが違いました。店の人に尋ねたら作った人が違うとのことでした。
どう違っていたかというと、手に取って振ってやると、一つは鞭のようにしなったのですが、もう一つの方はほとんどしなりませんでした。

美味しい牛蒡の見分け方は先日テレビで見たばかりです。しならないのは筋張っているので、しなる方が美味しいということだったのでそちらを買いました。きんぴら牛蒡にするのが楽しみです。


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写実絵画 [芸術鑑賞]

千葉県千葉市の南東の端っこに「ホキ美術館」という私設の美術館があります。ここに展示されている写実絵画に興味があるのですが遠くなのでまだ観に行ったことがありません。

昔、美術の授業で「写実派」とか「印象派」というのを習いましたが、ホキ美術館の写実絵画は写実派のともちょっと違います。
写真と見まがうぐらい本当に精密です。だったら写真で良いではないかという異論もありますが、こういう写実絵画が一堂に集められるのは絵画技術のレベルを高める上で良いことだと思います。

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関東に住んでいるreizanでさえ行けていないのですから、もっと遠くの方にとっては外国の美術館と変わらないぐらいの遠さかもしれません。

それが、他の地方でも観られるという朗報がありました。巡回展示が実施されるそうです。

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  • 2016年11月23日~12月 5日  阪急うめだ本店9階(大阪)
  • 2017年  1月21日~  3月12日  ふくやま美術館(広島)
  • 2017年  3月29日~  5月14日  佐賀県立美術館

    なお、公立美術館は月曜日(祝休日の場合はその翌平日)が休館のようです。
このブログを見て観に行く人が増えてくれたら嬉しいです。


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少しの違いで見に行けません [芸術鑑賞]

reizanが読んでいるブログの管理人さんが仏画展を開催するという記事を掲載されていました。

4月に京都でということだったので、京都に行く用事がありますから観られるかもと思って期待したのですが、残念ながら日程が少しずれていて希望は叶いませんでした。

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この方のブログは、reizanの雑駁なブログと違って悟りを感じさせる文章でいつも心が清められる思いで拝読しています。

今回は観ることができませんが、機会があったらぜひこの方の作品を拝見したいものです。


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バレエ鑑賞 [芸術鑑賞]

この記事はとても長いです。

8月の初め頃、家人がバレエを観たことがないというので適当なものはないかと気にしていたら新聞広告が目に留まりました。

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11月に、モーリス・ベジャール振付けの「ボレロ」が掛かるようです。
映画「愛と哀しみのボレロ」でジョルジュ・ドンが踊る「ボレロ」を観て感動したことを思い出し、これが良いと思ってチケットを購入しました。

家人には、予習の意味でシルヴィ・ギエムの踊ったものと、ジョルジュ・ドンが踊ったものをYouTubeで見てもらいました。

その感想は、「わたしが観たいバレエと違う。白鳥の湖みたいな正統派のバレエが観たい。」との言葉が返ってきました。(京都旅行のときもマニアックな六道珍篁寺に連れて行ったら怒られたことがあります。)

そして当日、不満げでしたが一応行ってくれることになりました。13時JR上野駅公演口集合で家人とは別行動です。いつもだったら開演30分前に着くようにぎりぎりの時間を調べて家を出るのですが、この日は14時の開演なのに朝7時20分に家を出ました。

なぜかというと、この日は地区の一斉清掃の日で、遅く出かけると掃除をしている皆さんとバス停で出くわすからです。(清掃日の案内よりもチケット購入の方が先でしたので失礼させていただきました。)

しかし、このまま直行したのでは東京文化会館に相当早く着いてしまいます。事前にネットで調べたら近場で二つのイベントがありましたのでこれを覗いて行くことにしました。

最初に寄ったのは「岩本町・東神田ファミリーバザール」でした。

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岩本町は秋葉原の隣で問屋街です。

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全長200mほどの道路が歩行者天国になっていて両側にびっしり露店が並んでいます。

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この中を歩いてみたら、枝道にも露店が出ていましたからすごい数です。印象としては衣料品や皮革製品が多かったです。

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次は、「アーツ千代田3331」に立ち寄りました。閉校になった中学校の校舎を再利用している施設です。

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これを見て学校だったことを確信しました。
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ここでは「kita Q フェス in TOKYO」が開催されていました。kita Qとはreizanの出身地である北九州市のことです。

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目当ては、北九州グルメコーナーで「揚子江の豚まん」「東筑軒のかしわめし」「シロヤのサニーパン」を買うことです。

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懐かしいので展示コーナーも見て回りました。

北九州市では優秀な中小企業を認定する「オンリーワン企業創出事業」というのをやっているそうですが、認定企業の中の一社に「シャボン玉石けん株式会社」がありました。
からだや環境に良い石鹸として有名ですが、なんと従業員数はわずか49名でした。この人数で全国区の知名度を誇っているのはすごいと思いました。

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また、別の企業のコーナーにはインスタントラーメンが置いてありました。reizanが知っているのに似ているけど初めて見るデザインだったので覗き込むように見ていたら、そこに居た方が、「どうぞ一つ持っていってください」といわれたので、只で貰って良いのかなと思いながらいただきました。

自宅にある買い置きと比べたやはりデザインが違います。正規品はマルタイラーメンです。

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ミクニラーメンというのはパクリ商品かなと思ったのですが、一緒にいただいたチラシを見たら訳が分かりました。不動産屋さんの宣伝用に特注したものでした。

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目当ての食べ物を探し歩いたら、豚まんは長い行列ができていてすぐ見つかりました。しかし、あとの二つがわかりません。

訊いてみたら、サニーパンは11時からの販売が20分で売り切れ(reizanが着いたのが11時半)、次は2時からの販売とのことでした。バレエが始まる時間ですからサニーパンは諦めました。かしわめしは12時半からの販売だそうです。

開場と同時にすべてを販売すると後から来た人には何もないということになってしまうので時間差でやっているようです。このやり方だと来場者は長時間滞在することになります。生涯大学校の学園祭でも参考にできると思いました。

かしわめしを昼食にしようと思っていたのですが、時間の余裕がないので豚まんを昼食にしました。観光地の中華街だったら1個400円ぐらいの豚まん(関東では、肉まん)がなんとこの値段(現地価格と同じ)です。しかも美味しい。北九州出身者のソウルフードです。

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ひとり2個までの販売制限がついていましたが、2個も食べきれないので1個買って屋外のベンチでいただきました。

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《中央は成形の際にできた窪みで穴はあいていません》
食べるときは上下逆さまにして食べます。そうしないと底の薄い皮が破れて手や服が肉汁で汚れてしまいます。

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美味しかったのですが、具が固まって小さく見えたのは残念でした。できればチラシのような豚まんが食べたかったです。

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かしわめしの販売時刻まで会場を見て回りました。

「北九州 魅力 再発見 コーナー」というのが良かったです。北九州市の大きな白地図が壁に貼られていて、来場者がタック紙に自分の想いを書いて該当箇所に貼るという趣向になっていました。

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ほとんどが知っている場所ですので書かれていることの意味が分かるし、皆さんの郷土愛があふれていて感動しました。

かしわめし販売の15分前に指定の場所に行ったらすでに50人以上の行列が出来ていました。でも、一人2個までで170個準備されているということでしたから時間が来れば確実に買えます。

そしてようやく購入しました。JR九州鹿児島本線折尾駅の駅弁です。

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実際は家に帰って夕食として食べましたが、ここで内容をご報告しておきます。

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これも美味しかったのですが、チラシの写真のように下のご飯が見えないぐらい鶏そぼろ、錦糸卵、刻み海苔がかかっていたら良かったのにと悔やまれます。
上下の写真を比べてみると何年か前に話題になったスカスカのおせちを彷彿とさせます。

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原材料の値上がり分をサイズを小さくして乗り切る例がありますが、かしはめしもその類でトッピングの量を減らしているのかもしれません。

さて、本題のバレエですが、会場に入ってみたら一番安い席だったので最上階の5階でした。天井に届きそうな高所です。しかも指定席は最前列で、手すりは膝の高さ(腰の間違いではありません)ぐらいしかありません。ここで作業をする場合は安全衛生規則で命綱が義務づけられそうな場所でした。
下を覗いたら死にそうな高さでした。高所恐怖症の人にはちょっと向いていない席でした。

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写真の左上の赤丸印の対面がreizanたちの席です。若いころスキーで30度の斜面を滑ったとき、ほとんど垂直の壁を滑っているような気がしたものですが、ここは本当に垂直に近かったです。

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当日のプログラムと出演者は次の通りでした。

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どれも素晴らしかったのですが、やはり「ボレロ」が圧巻でした。
事前学習でぼろくそに言っていた家人も生のバレエを観たら良かったと言ってくれました。

最初から最後まで踊るのは、舞台中央に置かれた円形の舞台の上で踊る一人だけで、役名はメロディです。
そして円形舞台から少し離れたところにコの字形にたくさんの人が待機していて、踊りが進むにつれて待機している中から数人ずつが円形舞台の周りで踊りに加わります。この人たちの役名はリズムです。

今回のメロディ役は。エリザベット・ロスという女性でした。手足が長くて動きがしなやかでした。
「ボレロ」という曲自体が徐々に楽器の数が増えて最後に大盛り上がりする曲調ですが、バレエもそんな感じで最初は淡々としていますが、最後には会場全体が興奮状態になっているのが肌でわかりました。

家人に「ボレロ」を見せてあげられたのも良かったのですが、自分自身がそれ以上に感激してしまいました。

YouTubeを検索したらエリザベット・ロスさんが「ボレロ」を踊っている動画がありました。編集で男性と入れ代わり立ち代わりになっています。(ここ
動画だとクローズアップだとか余計な操作が加わっているため、会場で全体を見ているのとは感じが違ってきますがイメージはつかんでいただけると思います。

今も「ボレロ」の曲が頭の中で鳴っているので、五線譜を見つけて尺八譜にしてみました。

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来年(2018年)1月には、キエフ・バレエ団の「白鳥の湖」公演があるようですから、家人の希望するクラシックバレエにも連れて行ってあげようかと思っています。


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十一面観世音菩薩 [芸術鑑賞]

信心の浅いreizanにとって、お経は声楽のように聴こえますし、仏像は美術作品に見えます。

一度、法事の時に「般若心経」を唱和したら、お坊さんが「良い功徳をされましたね。故人も喜んでくれているでしょう。」と褒めてくださいました。

reizanはというと真面目に唱えていたのではなく、お坊さんと音律をずらしながら声の響きの変化を楽しんでいましたから内心面映ゆかったです。本当は不真面目なのに真面目と見られるので申し訳ないです。

そんなreizanが奈良県のお寺を訪ねました。「長谷寺(はせでら)」と「聖林寺(しょうりんじ)」です。
どちらも十一面観音像で有名です。

最初に花のお寺の「長谷寺」を訪ねました。

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牡丹の時期は過ぎていて、世の無常、ものの哀れを感じさせる宗教的な風景が広がっていました。

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長谷寺の十一面観音さまはとても大きなお姿(10.18m)で、参拝所からはお腹から上ぐらいしか見えません。
仏像の写真を撮ることはできませんので、下の写真は境内の立て看板からいただきました。

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腰から下は地下にあって、入山料とは別に拝観料を支払うと、地下に降りておみ足に触れさせていただくことができます。信心深くないのでそれはパスしました。

スマホで調べたら、「聖林寺」向かうバスのダイヤがわかって、電車との乗り継ぎもよかったので、次に、桜井の「聖林寺」を訪ねました。

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こちらのご本尊は子安延命地蔵菩薩様ですが、有名なのは国宝「十一面観音菩薩像」です。

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彼のフェノロサが大絶賛したというお顔立ちや体の線の美しさは息をのむばかりです。
reizanが訪れたときは、その大半が失われた光背を同時代のものなどから類推して再現した西陣織の光背が像の後ろにかけられていました。(ここ

掛け位置としては、座ったときよりも立って拝観した時に一番映えるように設置されていました。
本当はどっちが正しいのだろうかと興味がわきました。

ところで、聖林寺で失敗をしてしまいました。それはゆっくり見過ぎたことです。
時計を見たらもうすぐ1時間に1本の戻りのバスが来る時刻になっていました。走っても間に合いそうにありません。結局、1時間近く何もない橋の袂でバスを待ちました。
効率よく進めるためには、バスを降りたら帰りのバス(乗ってきたバスが約1時間後に戻ってくる)のダイヤを確認し、わき目もふらずに寺を目指し、さっさと拝観して、早目にバス停に戻るのが良いようです。

reizanが帰りのバス停で待っているときに、駅から来たバスを降りたお客さんが、戻りのバスに間に合うように下山してこられましたから机上の空論ではなく、実際に可能なようです。


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