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箏の調絃の実音サンプルがありました [音楽理論]

「美緒野会」という社中のサイトに、A=442Hzで調絃した箏の音を聞かせてくれるページがありました。

曲目別の調絃を紹介しているページもあります。箏の名曲「六段の調」を見てみると、六段の調/鶴の声/難波獅子/みだれ/八千代獅子/末の契りなどの曲名が並んでいてその下に13本の絃の音高が示された表があります。Gの音を一絃にとる平調子です。

その表の左側の「Click」の文字をクリックすると画面左下に音符のマークとファイル名が表示されます。これをクリックするとプレイヤーの画面が開いて一の絃の音から順に2回ずつ実音が鳴ります。文字表示はありませんので画面サイズを小さくして音高表を見ながら聞けるようにすると良いと思います。

一の絃よりも二の絃のほうが音が低くなりますが、これは一と五の絃をG4の同音にとって二の絃の最低音C3から順に上がっていく調絃になっているからです。

特に聞いて欲しいのは#のついた音です。絶対音感のある人だったらわかると思いますが平均律の音よりも若干低くなっています。これが三分損益の法(ピタゴラス律にほぼ一致)に基づいた邦楽の調絃です。

ということは、箏譜を五線譜に書き換えてピアノで弾いたとしても絶対に「六段の調」の響きにはならないということです。

「六段の調」は全音からピアノピース(№239)が出ていますが、これを弾いてみて箏の響きと違うと思った方は平均律とピタゴラス律の違いが聞き分けられているのかもしれません。


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