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生涯大学校 [生涯大学校]

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大工の勉強も3月半ばで終了です。できることなら就職したいと思っているのですがどうも難しそうなので、念のため老人対象の生涯大学校の申し込みをしていたところ抽選に当たりました。

専攻は生活科で、1.新しい時代の中で健康的・合理的な社会生活を営むための知識の習得、2.地域社会でのふれあいを深め良き生活文化を理解するための知識の習得、3.環境との関わり方にについて正しい知識を持つための知識の習得、4.健康づくり、などを勉強します。

授業は週1回で10時から15時までです。登校日は4月から来年の3月までが毎週火曜日で、2年度は毎週水曜日になります。これで最低でもあと2年間は生き続けなければならなくなりました。

生涯大学校の入学式 [生涯大学校]

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生涯大学校の入学式に出席しました。県下の新入生1,367名(全員60歳以上)が客席を埋めているので壮観です。reizanの席は真ん中ぐらいですので後ろに同じぐらいの人数がいます。

知事に代わって副知事がメッセージを代読されましたがその内容は可もなく不可もなしという感じでした。職員が原案を作ったらしいそれよりも、その後に副知事自身の言葉で述べられた想いの方に共感しました。また、老人クラブ連合会の会長はもうすぐ96歳というのに矍鑠としておられる上に話し方の間が良く、素晴らしい祝辞をくださいました。


入学式の後には校歌練習の時間があって、在校生の女性が歌唱指導をしてくれました。見かけはおばあちゃんですが声は少女のように張りがありました。登校日には朝の授業開始前に必ず校歌を歌うのだそうです。毎週2年間も歌っていたら覚えてしまうかもしれません。



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会場の外は桜が見事に満開でした。


ネット検索をしていたら今年卒業した人のブログがありました。生涯大学校の雰囲気がよくわかって大変参考になります。来週からの登校が楽しみです。


生涯大学校のオリエンテーション [生涯大学校]

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生涯大学校での勉強がスタートしました。先ず最初はオリエンテーションと役割分担決めです。reizanは生活科の会長(クラス委員に相当)になりました。社会との関わりを持つために入学したようなものですから役割を指名されたら見苦しい言い訳で断るのは止そうと思っていましたところ、先に指名された人が次々に断るので本当に当たってしまいました。


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校章です。


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玄関にゾンビみたいな妖しい木彫りの置物がありました。


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生徒の年齢が60歳以上なのですべての便器の横に非常呼び出しボタンが付いていました。


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学校の隣は障害者の人たちの作業所でパンも焼いているそうです。買ってくださいというPRがありました。サンプルの中では特にアップルパイが美味しそうでした。きっと買います。

学園自治会第1回理事会 [生涯大学校]

生涯大学校学園自治会の第1回理事会に理事として出席しました。1、2年生を合わせて40数名の理事会です。因みに生徒総数は1、2年生を合わせて300数十名ということですから近所の小学校の倍以上、中学校の3倍以上の大人数です。

幹部はすべて2年生のようです。自治会長はオリエンテーションの際に自治会代表として挨拶をされたので顔を覚えていました。この人はORの挨拶の際に自分の年齢に関する話をされてちょっと座を白けさせましたが、今回は人生経験豊富な幹部の人たちを取りまとめてしっかりやっているという印象を受けました。

大きなイベントとしては、8月に「作品展示会」、2月に「芸能大会」があるそうです。reizanは出品も出演もできそうですので今から楽しみです。

本格的な授業開始 [生涯大学校]

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午前の2時間のテーマは、「生きがいと生涯学習」でした。講師は、現役のころ昔を懐かしんで数店の駄菓子屋さんを経営してみたり、リタイア後は田舎に移住して里山の手入れをしたり炭焼きをしたりという生き方をされている方です。

講師の生きがいを拝聴しましたがそれがテーマとどう結びつくのかはよくわかりませんでした。写真は講師のデモンストレーションで、チェーンソーで熊を彫っています。観客が少ないのは風向きの関係で大半が手前から見ているからです

午後の2時間は「環境を守る暮らし方①」でした。午後の環境問題の授業に刺激されて「CO2換算」について調べてみたら、ネット上に「環境家計簿」というのがありました。ライフラインの毎月の請求書に記載されている使用量を使ってCO2換算をしてみようというものです。そのままデータ入力はできませんのでプリントアウトして手書き・電卓で計算します。


生涯大学校のクラブ活動 [生涯大学校]

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生涯大学校にはクラブ活動があります。(ついでに言うと遠足もあります。過去の例では学級で修学旅行をやったところもあるみたいです。)

クラブ活動の種目は、「書道」「切り絵」「デジカメPC」「ダンス」「詩舞」「詩吟」「民謡」「南京玉すだれ」「リメイク」「絵手紙」「ベジタブル(野菜作り)」「盆栽」「果樹」「山野草」「写真」「グランドゴルフ」「カラオケ」「スポーツ吹矢」「健康麻雀」「コーラス」と盛りだくさんです。

この中からreizanは「民謡クラブ」に入りました。と言っても今さら民謡を歌いたいとは思わないので尺八伴奏のみという条件付きで入りました。

1尺8寸と1尺6寸の尺八を持っていけば表吹きと裏吹きで何とかなるかと思っていましたが実際にやってみるとそうはいきませんでした。また、何種類もの移調楽譜を書くのも大変なので尺八の本数を増やすことにしました。1尺4寸から1尺9寸までの6本を揃えておくとほとんどの人のキーに合わせられます。

赤が1尺8寸、黒が1尺6寸、そのほかの塩ビ管が今回の新作です。唄口を作り終えたところですので、これから塩ビシートを貼った上で指孔の加工をします。新作分をすべて信頼できる竹管で揃えると最低でも80万円以上にはなります。今回はφ20×2mの塩ビ管で効率良くちょうど4本分が取れましたので、唄口に使うソケットと合わせても1本当たり100円ちょっとで、4本で約500円というところです。年金生活者にとってこの差は大きいです。

下は、それぞれの筒音(指孔全閉、乙の「ロ」)の試奏です。1尺8寸管の改良が一番進んでいますのでほかの管もこれを目標に調整していきます。

1尺9寸管

1尺8寸管

1尺7寸管

1尺6寸管

1尺5寸管

1尺4寸管

全部のファイルを同時に再生すると気持ちの悪い音になります。それはC#、D、D#、E、F、F#の音を同時に鳴らしているからです。




生涯大学校の授業(2) [生涯大学校]

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生涯大学校の建物の裏手は田圃です。その向こうには牛舎があって牛が放牧されています。

午前の講義はある市の女性市議の方から「環境学習概論」を習いました。声のトーン、語り口が柔らかく聞き心地が良かったです。18歳まで北九州の門司で暮らしていたことにも親近感を覚えました。


午後はスポーツの授業で「ウォーキング」でした。(社)日本ウォーキング協会公認指導員の方が生涯大学校のOBということで期待していなかったのですが、歩き方は美しいし、話も聞きやすかったです。先入観を持って臨んではいけないということを実感しました。


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授業が終わった頃に隣の福祉作業所の方がパンを売りに来ていました。reizanはリンゴ好きなのでアップルパイを2個とベーグルとマフィンを買いました。どれも美味しかったですが特にマフィンが気に入りました。

痛くない靴ひもの結び方 [生涯大学校]

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生涯大学校の授業で靴ひもの結び方を習いました。その方法はユニークだけど簡単で全員が納得の方法でした。

reizanの場合、靴ひもの穴の一番手前までひもを通すと結んだときに足首が締めつけられたようになるのでその穴は使っていませんでした。

教えられた方法では、足の甲の部分のひもは緩すぎない程度に緩めたままで、一番手前の穴だけ上からひもを差込んでひもの輪を作ります。

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その輪に反対側から出ているひもの端を通します。その状態で足を入れたら踵をトントンと地面に当てて踵を靴に密着させ、そのまま靴底を地面につけて1回結びます。次に膝を前に突き出すようにしながら蝶々結びをします。(足首を前に曲げることで微妙に結び目が緩みます。)

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実際にやってみると足首がしっかり保持されていながら少しも痛くなくて、甲の部分を圧迫されることもなく、また、指先にはかなりの隙間ができていて自由に動かせるのに靴の中で足が泳ぐようなこともなく楽に歩けました。ウォーキングにはお薦めの結び方です。

ロックという名称でネットでも紹介されていました。岩ではなく鍵をかけるほうのロックです。でもこの説明を見ただけでは良さは伝わってきません。


生涯大学校の授業(3) [生涯大学校]

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午前中の授業は「交通安全」でした。最初はビデオ観賞です。

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続いて地元警察署の交通課長さんの講義がありました。これまでにいろんなところで交通警察官の講義を聞きましたがいつも声が上擦っていて講師が緊張していてるのがわかりました。また、ご本人が本当にそう思っているのか疑問に思うこともありましたが、この方の語りは聞きやすく、内容は今までに聞いたのと変わらないのですが、柔和な気張らない語り口で本人の思いとして伝わってきました。

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午後の授業は話し方教室でした。講師の方の持ちネタが豊富でまるで何とかきみまろの漫談を聴いているような笑いどおしの楽しいひと時でした。

話上手とは、腰が低くて、好かれる性格で、筋の通った話、楽しい話が出来るひとだそうです。reizanのように体型的に腰が低いのは違うみたいです。

話し上手になるには、「楽しいネタを集める」「失敗談をする」「話題を選ぶ」「ホメ上手になる」「喜び上手になる」「伝統を教える」ことが必要だそうです。最後のは年寄りの受講者だから付け加えられた項目みたいな気がしました。

危ない通学路 [生涯大学校]

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生涯大学校への登校は、家からバスでJRの駅まで出て学校の最寄り駅まで電車を使いその後は歩いています。適当なバスダイヤがない為、自宅から学校まで最短路で7.6kmしかないのに授業開始の2時間半前に家を出ています。それでも大工の勉強をしていた時より30分も遅くてよいので楽勝です。

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学校の最寄り駅から歩いていく途中にあるのが写真の場所です。T字路ですが過去に車が突っ込んだらしく標識が曲がっています。ポールのサビの具合からかなり前の事故と思いますが修復の様子はありません。

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さらに生垣が道路側にはみ出しているためガードレールの内側は通行不能です。ということで、仕方なく車道を通って命がけで登校しています。

生涯大学校の授業(4) [生涯大学校]

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午前中の授業のテーマは「大気・水環境」でした。少量の歯磨き粉をミミズに塗りつける実験が残酷でした。付けた途端にのた打ち回り始めて暫くすると大人しくなって絶命しました。

ひとは口をすすぐことが出来ますがミミズはそれが出来ないから迷惑なことだっただろうと思います。

ところで、チューブの中身は粉ではないのに歯磨き粉と呼ぶのは何故でしょう。講師の先生が躊躇することなく「歯磨き粉」というたびに不思議でした。

現物を見ると「医薬部外品 薬用ハミガキ」と書いてありました。ハミガキは動詞だと思っていましたが辞書を引くと名詞の意味もあるみたいです。昔は「練り歯磨き」と言っていました。

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午後は手工芸の実技で「紅花染」をしました。昔、紅花は年貢として認められるぐらい尊ばれていたそうです。

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左側のハンカチサイズは木綿で、右のスカーフ状のものは絹です。紅花からは紅色と黄色の色素が抽出できますが、黄色は木綿には染色できないそうです。

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これはreizanの作品です。

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学校のロビーに展示されている大型の写真です。子どもたちが着ているのは紅花染の着物だそうです。雅な感じがいいですね。

民謡クラブでカラオケに繰り出しました [生涯大学校]

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生涯大学校の民謡クラブの番外行事で学校の近くのカラオケハウスに繰り出しました。

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平日の昼間にはランチパックというメニューがあって、写真の中から食事を一品とソフトドリンク飲み放題、カラオケ歌い放題で1,050円です。

どれを見ても食べたいと思うのがなかったので会費はサンクコストと考えて食事の方は遠慮しました。


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曲目を設定するリモコンはこんな感じです。

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reizanは歌をうたわずカラオケを伴奏にして、「天城越え」と「川の流れのように」を尺八で吹きました。一応原曲のキーは調べていたのですが初めての経験だったので持参した尺八とのキー合わせが大変でした。

あとから分かったのですが、曲のリストに記載されている原曲キー設定はそこに書いてある数字の分だけずらしているのではなく、その数字の分だけずらせばオリジナルキーになるということでした。全く逆のことを考えていましたので上手くいかないはずです。

また、生音演奏というのも不思議でした。昔、カラオケにMIDI音源を使うようになってキーが変えられるようになりましたが、最近のは生音のキーも変えられるようです。reizanも生音のキーを変えられる機器を持っていますが音質が極端に悪くなるのでやむを得ないとき以外は使っていません。民生用で良いものが出てくることを期待しています。

生涯大学校の授業(5) [生涯大学校]

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午前中の授業のテーマは「健康と薬」でした。最後の質疑応答ではヒアルロン酸の効果を謳った健康食品の効果について質問がありましたが講師の説明が秀逸でした。

ヒアルロン酸の経口摂取の有効性を証明する信頼できるデータはないそうです。厚労省の健康食品承認というのは毒にはならないということに関しては認定しているので、お金がある人は安心して飲んでもいいんじゃないですかということでした。納得。

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午後は2回目のウォーキングの授業でした。準備体操の後、実際に学校の近くをウォーキングしました。

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立派な長屋門がありました。

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こちらの長屋門は車庫になっていました。

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お寺の鐘楼は柱建て四方転びになっていました。

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授業の後に自治会の会議があって遅くなったので車通学の人に送ってもらいました。すでに生産中止になっているけれどファンの人にはたまらないスポーツカーだそうです。

生涯大学校の遠足 [生涯大学校]

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生涯大学校1年生の遠足(正式には校外学習)で、貸切バス3台に分乗して千葉県の佐原方面に行きました。佐原の位置は霞ケ浦や利根川から少し南に下ったところです。

reizanたちの乗ったバスのガイドさんはアイドル顔の若いお嬢さんでした。

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最初の目的地は、江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の記念館です。

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大きな建物が記念館です。84歳のボランティアガイドの方が忠敬の物語を語ってくれて分かり易かったです。

忠敬の父は入り婿でしたが奥さんが亡くなって離縁され、小さな忠敬は他家に出されました。その後、父親が伊能家に婿入りし伊能家の人になりました。

そこは裕福な造り酒屋でしたが長じてその家の財産をさらに増やました。飢饉の折には私財をつぎ込んで素早く関西で米を仕入れ、それを飢饉に苦しむ人々に分け与えました。そのため佐原では飢饉で命を落とした人はなかったそうです。

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記念館の前のトイレが洒落ていたので写真を撮りました。

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伊能忠敬の旧宅の前には掘割があって、時間ごとに橋から水が流れ落ちるジャージャー橋がかけられています。reizanが着いた時はちょうど放水の時間でした

生涯大学校の授業(6) 太巻寿司の調理実習 [生涯大学校]

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地元の伝統食である「太巻寿司」の調理実習の授業がありました。上の写真は一応バラの花のつもりです。

班のメンバーは5名でreizan以外は皆女性です。女性がてきぱき進めてくれるので最初はすることがなく酢飯を団扇で扇ぐぐらいかと思っていましたが、太巻き4本と余った材料で普通巻き3本を作りましたので結局巻くところもやらされてしまいました。やってみると結構楽しかったです。

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上は巻き終わったところです。それを切ると椿の花になりました。

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握り寿司やおにぎりは上手な人が握るとふわっとしていますが我らの太巻きは隙間なくご飯が詰まっていました。椿の花の一切れで209キロカロリーということですが、この重さだとそれ以上になっていると思います。

どれも美味しくいただきましたが、なかでも一番好評だったのは残った具材の野沢菜漬けだけを入れたシンプルな海苔巻きでした。

生涯大学校の遠足(2) 佐原 [生涯大学校]

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伊能忠敬の旧居です。豪商と言われていますが住まいの作りは普通です。華美なところはなく実用本位の方だったそうです。

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街中まで歩く途中にあった大きな蔵です。壁面にフックが並んでいるのは初めて見ました。目的は雨天対策だそうです。必要な時に雨戸を立てて壁の汚れを防ぐのですが、フックはその雨戸を固定するための閂を通します。

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時代を感じさせる蕎麦屋さんの看板です。創業天明2年(1782年)ですから230年近くの歴史を重ねていることになります。

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商家ギャラリーも見学しました。商品の間を通り抜けていくと奥の方が豪商ゆかりの品の展示スペースになっています。三菱製のミシンが珍しかったです。

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さらに奥に抜けると中庭に出ます。そこに木戸がありました。四隅が90°の長方形になっていないのがわかりますでしょうか。実は右下がりの傾斜がつけてあって開けた扉は手を離すと自動的に閉まるようになっています。これも先人の知恵です。



生涯大学校の授業(7) [生涯大学校]

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毎回、授業開始前に校歌を歌います。

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午前中の授業は「地球環境」でした。

家電エコポイント制度で商品電力が高くなるほどポイントが多くなる設定になっているのは、単に地球温暖化対策を目的にしているわけではなく、エコにはエコノミーのエコの意味もあるそうです。環境省・経済産業省・総務省のサイトでも、目的の中で「経済の活性化及び地上デジタル対応テレビの普及を図るため」と謳っているので間違いありません。

エコカー補助金制度も同じ趣旨で大型の車ほど補助金額が大きくなっています。

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午後は自主企画「有意義で楽しい学園生活を過ごすために」というテーマで2年生の先輩方からアドバイスをいただきました。

クラスの運営費として一人1000円ずつ拠出していることや、クラスの食事会・卒業旅行・卒業アルバムの費用として毎月2000円を積立てていることも教えていただきました。

生涯大学校の遠足(3) [生涯大学校]

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バスは東へ移動して香取神宮の門前で昼食です。

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餡でくるんだ草団子も付いていました。

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香取神宮の本殿はこの奥です。reizanは本殿よりも撮影した位置の右にある古びた門の方が気になりました。

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萱葺き屋根を下から見上げたところです。5層になっていて5層目の内側にはプラスチックの波板が敷いてありました。

最後の見学は佐原水生植物園です。

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見渡す限りハナショウブが見事でした。それ以上に美しかったのは蓮の花です。神々しく輝いていました。

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民謡クラブの練習 [生涯大学校]

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民謡クラブの練習風景です。先生が使っている三味線は津軽三味線なので太い音がします。reizanは後ろの方で塩ビ管尺八を吹いています。

三味線は棹の太さによって大まかに「細棹」「中棹」「太棹」の三種類に分けられます。細棹は長唄、端唄、荻江節、河東節などに使われ、中棹は地唄、一中節、宮薗節、新内節、常磐津節、清元節、民謡などに、太棹は義太夫節、浪曲、津軽三味線などに使われます。

練習は男性、女性、全員のグループ斉唱です。性別や曲によってキーが異なりますので尺八は1尺9寸(D♭管)から1尺4寸(G♭管)までの6本を揃えています。それでも対応できないこともあるので一般的なロ調子の尺八譜のほかにレ調子の譜も作っています。レ調子だと半音が多くなり音量も出せませんが取りあえず合わせることだけはできています。

調理実習でカレーを作る [生涯大学校]

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reizanが学んでいる生活科では時々調理実習があって他のクラスの人たちから羨ましがられます。今回の料理は食後胃に優しいヘルシーカレーライスでした。蒸気でレンズが曇ってしまいましたが写っているのは鍋の中のカレーです。

授業が始まる前「何で、今更カレーなの」という女性の反応でしたが、授業が始まると感嘆の声が何度も聞かれました。それぐらい常識を覆すものでした。固形のルーをパキッと折るのはラードで固めてあるから身体に良くないとのことでカレー粉を使いました。他の香辛料も3種類ぐらい使いました。豚肉は脂身の無いものが準備されていました。普通はとろみをつけるために小麦粉を入れますが、「小麦粉を入れなくてもとろみは出ます」という先生の一言で入れなかったのですが確かにとろみが出ていました。

材料は実習班の人数分になっていますので6人分です。豚肉赤身角切り420g、馬鈴薯400g、玉ねぎ1個半、人参1本、しめじ1パック、りんご(中玉)1/4個、にんにく2かけ、炒め油(2回分)大さじ2、根生姜搾り汁小さじ1、トマトケチャップ約80g、ローリエ3枚、コンソメの素1粒半、中濃ソース大さじ4弱、醤油大さじ4弱、ナツメグ・シナモン各小さじ1、ガラムマサラ小さじ1、カレー粉大さじ2弱、塩・コショウ適宜

りんごの残りは、バナナ3本とともにヨーグルト250gに和えてヨーグルトデザートになりました。

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カレーには福神漬けということでこれも手作りです。七種類の具材を使って助手の方が作るのを見ています。市販のものとは全く別物でしたがカレーともども大変美味しかったです。

作品展示会 [生涯大学校]

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8/20~23に生涯大学校の作品展示会が開催されました。上は我らが生活科1年のクラス出品です。


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reizanが個人で出品した塩ビ管尺八と不可能物体です。ほとんどの人がちらっと見て通り過ぎていくのですが、一つ嬉しいことがありました。

知人に不可能物体の説明をしていたら横で聞いていた知らないおじいさんが関心を示してくれて「大変素晴らしい。作者と話ができて良かった。」と誉めてくださいました。その後の会話で、その方は高齢のためリタイアした元大工さんだということがわかりました。reizanの作ったものがプロの目にかなったのは初めてでしたので大感激です。

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reizan自身が組立不可能と思っていた螺旋組のパーツを誰かが組み立てていました。左の小さい方です。でもこれができても六角形の全体の作り方は想像もできないと思います。

クラスメートの作品も紹介します。

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SEさんの押し花

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ITさんの押し花

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SIさんの子猫

SIさんの子猫はクラスの人数分の数を作っておられて、終了後に一匹ずついただけることになっています。reizanは前列右から2番目の子を予約済みです。

猫が来ました [生涯大学校]

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生涯大学校のクラスメートが作品展示会の前にプレゼント予告をしてくれていた猫が我が家に来ました。クラスの全員に一匹ずつと思っていたら一人に二匹ずつということでreizanは上の二匹をいただきました。

二匹の顔を比べただけでも、パーツの位置や角度の微妙な違いで表情が変わることがわかります。全作品の印象としては、穏やかな作者の性格を反映して優しい顔立ちの子ばかりでした。

写真ではわかりにくいかと思いますが胴体はお手玉風で脚はなく、尻尾は付いています。

昼休みの過ごし方 [生涯大学校]

生涯大学校にも一応夏休みがありまして、9月に入って二学期が始まりました。一学期の間は他の人のことが良くわからず昼休みは各自が好きなように過ごしていました。

しかし、夏休み期間中に作品展示会があり、クラスとして展示参加したことや全員が裏方の仕事を分担したことから皆さんが親しくなり、昼休みは特に賑やかです。

ある日の昼休み、ロビーの椅子の周りに女性がたくさん集まっていました。何事かと思ったら、生徒同士で、の作り方の講習会が開かれていました。下がそのときの資料を撮らせてもらったものです。

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自宅で育てた栗を甘露煮にしておやつに持ってきてくれる人もいました。reizanもいただきましたが、1個がreizanの育てた栗の2個分はありました。

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猫のお礼 [生涯大学校]

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級友からいただいた猫のお返しに鍋敷を作りました。今回は三角形の鍋敷です。丸い鍋を置いたときに安定感を感じられるように3種類の現寸図を描いてみました。

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上の作品の材は1本が200mmで600mmの角材を3つに切り分けました。もう1本910mmの角材が手元にあったので150mmずつに切って六角形の鍋敷も作ってみました。螺旋組の先端の交差部を省略した形です。螺旋組が4箇所の切り欠きなのに2箇所で済むので作るのがとっても楽でした。

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猫のお礼は、二つのうちから好きなほうを選んでいただこうと思います。


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螺旋組(参考写真)

秋刀魚の巻き寿司 [生涯大学校]

生涯大学校の授業で「秋刀魚の巻き寿司」と「揚げ茄子の生姜醤油」と「トマトと卵のスープ」を作りました。

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先ずは秋刀魚を3枚におろしますがそのときに厄介なのが内臓の処理です。その内臓が壊れないように取り出す方法を教えていただきました。

頭が二つ写っていますが上は失敗で下が成功例です。包丁の使い方は、刃の元のほうを鰓より後ろの背骨の上に当て包丁の峰をトンと叩いてやります。そうすると背骨より上の部分が切れます。頭を下向きに折曲げて背骨を折り、頭をまっすぐ引くようにすると内臓が付いたままズルズルと出てきます。

初めての3枚おろしも難しくはなかったです。ただ、ステンレス包丁がなまくらで切れ味が悪かったのでスムーズに切れませんでした。DIYの体験教室で作ったMy開き包丁を持ってきていればとちょっと悔やみました。

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いよいよ巻きに入ります。巻き簾の上にラップを広げ、手前から2cmぐらいのところに一切れ置きその上に刻んだ紅生姜と紫蘇の葉を置きます。

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次に酢飯を乗せて巻き上げたら出来上がりです。

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ラップの上から切ると切りやすいそうです。

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一人前はこんな感じです。秋刀魚の巻き寿司は1本を5等分しましたが一口サイズは6等分のほうが良かったみたいです。

写真には写っていませんが秋刀魚の骨は二度揚げにして骨せんべいを作りました。これも美味しかったです。

朗読の勉強 [生涯大学校]

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2週連続で劇作家で演出家の先生から、朗読の授業がありました。

最初は短い文章の朗読からです。次の4節が課題です。

「春が、来た。」

「夏が、来た。」

「秋が、来た。」

「冬が、来た。」

全員で一斉に読み上げましたが、reizanも含めて皆が棒読みです。講師の先生からその点を指摘されるとともに、強調したい言葉の母音に表情をつけるように指導がありました。

「春」も「夏」も母音はA・Uですが、春のA・Uはやわらかく、夏のA・Uは力強くとアドバイスを受けて、そういう読み方をすると自分でも驚くくらい雰囲気が出てきました。


その他に、マザーグースの朗読もしました。名前だけは知っていましたが中身を見るのは初めてです。一つの話に二つの世界があるので、イギリスでは子供への読み聞かせで棒読みは犯罪、と言われているそうです。話の途中でその世界が変わるのでそこからは読み方を変えて読まなければいけないということです。前半が普通だとすると後半は怖かったり悲しかったりという風に変わるということを始めて知りました。


2週目の最後に早口言葉の練習があり、その一つとして歌舞伎の「外郎売」がありました。外郎はげろうと読むのではありません「ういろう」です。げろうは下郎と書きます。外郎と言っても山口や名古屋の名物のお菓子ではありません。今の仁丹のような丸薬です。

享保の昔、市川団十郎の声が出なくなったことがありましたが、小田原の外郎家で作られていた外郎を飲んだら声が出るようになり、お礼の気持ちをこめて歌舞伎の演目にしてしまったのが「外郎売」です。「ういらう」と名前で今でも小田原の(株)ういろうで購入することができます。

話の切り出しは、「拙者親方と申し候は、・・・」と口上が続きますが、そのうちに外郎の効用へと話はつながり、「一粒舌に乗せて腹に納めると胃心肺肝が健やかになって、薫風喉より来たり、口中微涼を生じるがごとし・・・。」そして、メインの早口に入ります。

「さてこの薬第一の奇妙には、舌の回ることが銭ごまが裸足で逃げる。ひょっと舌が回りだすと、矢も盾もたまらぬじゃ。そりゃそりゃそりゃそりゃそりゃそりゃ回ってきたわ回ってくるわ、アワヤ咽。サタラナ舌にキャ牙サ歯音。ハマの二つは唇の軽重。開口爽やかに、アカサタナハマヤラワ、オコソトノホモヨロヲ。一つへぎへぎにへぎほしはじかみ。盆豆盆米盆牛蒡。摘み蓼摘み豆摘み山椒。書写山の社僧正。小米の生噛み小米の生噛みこん小米の小生噛み。繻子緋繻子、繻子繻珍、親も嘉兵衛子も嘉兵衛、親嘉兵衛子嘉兵衛、子嘉兵衛親嘉兵衛。古栗の木の古切り口。雨合羽か番合羽か。貴様の脚絆も皮脚絆、我等が脚絆も皮脚絆。・・・」

全文は漢字かな混じりで1700字ぐらいあってまだまだ続くのですがとても全部は書ききれません。先のほうで出てくるお馴染みのフレーズを一つつだけ紹介して終わりにします。

「武具馬具武具馬具三武具馬具、合わせて武具馬具六武具馬具、菊栗菊栗三菊栗合、わせて菊栗六菊栗。」


reizanが習ったのと少し違うところがありますが、ウィキペディアに外郎売の全文がありました。この長台詞を演じる歌舞伎の役者さんってやっぱりすごいなと思います。

海老蔵さんの外郎売 [生涯大学校]

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新聞の広告欄を見ていたら「歌舞伎」、「外郎売」という文字が目に入ってきました。「外郎売」については、つい先日、生涯大学校の授業で習ったばかりですからそこに目が行きました。

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さらに目を凝らすと、「曽我五郎 海老蔵」と書いてあるではありませんか。海老蔵さんがあの長台詞と早口言葉を演じているところを創造しただけで興味が沸いてきます。

出来ることなら観に行きたいものです。歌舞伎座は建替え工事中なので新橋演舞場かなと思ったら、京都南座と書いているではありませんか。ちょっと遠すぎました。

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秋の遠足 [生涯大学校]

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生涯大学校の遠足(正式には「校外学習」)で、「国立歴史民俗博物館(略称:歴博)」、「房総のむら」、「航空科学博物館」の見学をしました。
歴博で印象に残ったのは二つです。一つは縄文人と弥生人の男女の骨格標本(複製)です。
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比べると男女とも弥生人のほうが面長です。
もう一つは「覗きからくり」です。看板を含めると床から天井近くまでの大掛かりな装置です。
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横一列に並んでいる丸い部分が覗き窓です。一つの窓から覗きます。片目で覗くので横幅全体を一度に見ることができません。見る目を交互に変えるて見えにくかったところを見ます。
下の写真は覗き窓にカメラを当てて内部を写したものです。
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6枚の絵で構成されていて、地獄と極楽の話が展開されます。口上はヘッドホンで聞くようになっています。
謡曲をやっていたというクラスメートは話の内容がよくわかって面白かったそうですが、邦楽に親しんでないクラスメートは何を言っているのか聞き取れずよくわからなかったそうです。
reizanは箏や三絃との合奏で「地歌」などを聴きなれているので、口上もすんなり入ってきました。調子がよくてとても面白かったです。努力した分だけ楽しみが多くなるということが証明されたみたいでちょっと得した気分になりました。
源氏物語の世界を思わせるような展示もありました。
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歴博見学の続き [生涯大学校]

国立歴史民俗博物館の見学の続きです。


reizanとしては、やはり木造建築物が気になります。歴博にはそういうのがたくさんあるから決められた1時間半の時間では見おおせません。じっくり見ようと思ったら二日は必要です。そういうことでポイントを絞って、木と木を角度を変えて組むときに使う「仕口」に注目してみました。


最初は正倉院宝庫の模型です。いわゆる校倉造です。

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次は正倉院とは関係ありません。ねずみ返しのついた高床式の食料庫です。角のところはそれぞれの板を切り欠いて左右の手指を直角に交差したような形です。柱の陰になっている部分にも角が出ています。四隅がすべてこの形になっています。


井桁の四隅に柱が建っている形を想像していただくとわかりやすいと思います。 四辺のうちの三辺をコの字に組むのは簡単ですが、最後の一辺はどうやって組むの。と考えると一見、不可能物体風です。


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でも、他所で組んだものを、現場に立てた4本の柱に沿って上から下ろしてやればできないことはありませんが・・・。


次は何の建物だか忘れましたが、柱と梁の収まりが気になって写しました。


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舟小屋もありました。


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祭りの山車の構造も興味深いです。


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昔の製材は丸鋸ではなく、こんな感じでやっていたのですね。勉強になりました。


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小石のペーパーウエイト [生涯大学校]

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都合で生涯大学校の午後からの授業を受けられないことがありました。そのときの授業が小石で作るペーパーウエイトでした。

写真の作品は、以前、クラスの全員にネコの手芸作品をプレゼントしてくれたクラスメートが作ったものです。授業を受けられなかった人のためにと何個か作ってきてくれていました。その内の一つをいただいたものです。

この間まで論理思考、業績重視、効率重視の競争社会で生きてきたreizanにとって、こういう心の余裕のある人がうらやましいです。少しでも真似できたらいいなと思います。




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