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有澤太楷書で尺八譜を作ってみました [尺八演奏]
最近見つけた有澤太楷書のフォントで尺八譜を作ってみました。
(パソコン、プリンタがこのフォントに対応していないとダメみたいです。)
はじめはWordに貼り付けるやり方で作ろうとしましたが、作っているうちに表のサイズが勝手に変わったりして訳がわからなくなったのでやめました。
次にチャレンジしたのがExcelです。セルの形を縦長にかえてその中に文字を貼り付けるようにしました。これは結構うまくいったと思いますので、手順をご紹介します。
- Excelのファイルを新規に開き、作りたい縦譜の小節数の割り振りを決めます。(A4版で、縦×横=4×11、5×11、6×11ぐらいが良いようです。)
- 印刷プレビューで確認しながら、セル(小節)の縦横のサイズを調整します。
- 譜面の右(または左)側の使っていないセルに、図形のテキストボックスを使って音符の文字などを貼り付けます。
- テキストボックスの音符をコピー&ペーストの要領で、楽譜の中に大まかに貼り付けていきます。このとき、譜の最初から一音ずつ順に追っていくよりも、同じ音符をそれぞれ一気に片付けたほうが効率が良いです。
《取りあえず音符を貼り付けたところ》
次に、側線を入れていきますが、これは図形の直線です。太さは2.25ptを使っています。
グリッドに制約されない設定にしておいたほうが自由なレイアウトが出来ますが、直線を描くときに斜めになりやすいので、直線はセルの縦線の上に描いて移動させると良いようです。こうすると真っ直ぐな垂線が引けます。
《側線が入ったところ》
まだ、音符の位置がバラバラですから、印刷プレビューで確認しながら音符と側線の位置を揃えます。ここまでが出来たら、一度吹いてみて誤記・脱落の訂正をします。
それが出来たら、テキストボックスを使って、赤色の文字で歌詞を書き込んで出来上がりです。
ここで紹介しているデータは、Excelから写真の状態に変換していますので、どのパソコン、プリンタでもそれらしく見えるのではないかと思います。
《都山式改良譜》
《琴古式改良譜》
拍の書き方を統一しましたので、都山式の譜ができたら琴古式と違う音符だけ書き換えれば琴古式改良譜が簡単に出来ました。
作業は倍率100%で行いましたが、「五のヒ」は線が重なりやすいので、200%に拡大して作業すればよかったというのが反省点です。
この楽譜は、1拍をベースにした改良譜です。四分の二拍子というときの「四分の」という概念がありませんので、拍子記号は小節内の拍数を示すだけになっています。
1拍の中に音符が五つあるのは五連符です。一つひとつの音の長さは1拍の五分の一になります。
2011-04-04 06:00
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