日本民家園

川崎市の日本民家園には琵琶と人形のライブを観にいったのですが、民家の見学も興味深いものでした。

先ずはチケット売り場の建物の中に入って、模型で日本民家の技術等を学びます。ここだけでも半日は過ごせそうです。

《平地に散在する農家》

平地の農家はぽつんぽつんと散在するケースと集落を形成しているケースがありますが、模型は散在の例です。防風林に囲まれています。

《山間部の農家》

本来は、農耕に不利な傾斜地を工夫でカバーしていることがわかります。

《京都の町家》

奥の建物が外観で手前は一階の天井から上を除いた状態です。右側が表になります。表家造りという様式だと思います。

表家造りの家としては、京都市有形文化財に登録されている「秦家住宅」が有名です。こんな形だったと記憶しています。

《舟屋》

若狭のほうにこんな舟屋があったような気がします。

ほかに目を移すと床下の木組みの模型がありました。

reizanたちが実習で家を建てたときはコンクリートの床を基礎に見立ててその上に土台を組むという方法を採りましたので床下のことまで考えていませんでしたが、古民家の場合はこういう作り方だったのですね。

萱葺き屋根の萱を縫い合わせる木製の針も展示されていました。萱を葺くときには中と外に人がいて、この針を刺したら相手が位置を変えて差し戻すということを繰り返して萱を縛っていくらしいです。ここでは、ビデオでその様子を見ることもできます。