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再生された古民家の見学 [大工の勉強]

いよいよ再生された古民家のなかに入ります。

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庇を支えている丸柱は、お施主様が裏山から切り出した杉材の皮を剥いだものと聞きました。

足回りを見たらきちんとした基礎が出来ています。元々は昔風の塚が建てられていたそうですが、建物を一旦手前の空きスペースに移動させたうえで「べた基礎」を打っているそうです。

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玄関を入って正面は灯り取り風の丸窓です。両側にLEDライトの列が仕込んであってほんのり明るくなっています。

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板の間には掘りごたつ風の囲炉裏がセットされていました。ここが一番くつろげそうです。

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この部屋のムードを上げるために碍子も古風なものを苦労して集めてきたそうです。シーリングの部分も昔はこんな感じでした。

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造り付けの戸棚です。ほとんどが新材ですが引き戸は古いものです。昔の人の丁寧な仕事に感心してしまいます。

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ここで注目したいのは床柱です。犬槐(イヌエンジュ)を使っています。この前に見たのはお寺の現場を見学したときに棟梁の鐇(チョウナ)の柄がエンジュでした。

『犬槐(イヌエンジュ)は、材はやや重厚で、強く粘りがある。心材は腐れや割れが入りにくい。加工はやや困難であるが、表面仕上げは良好。磨けば光沢が出る。昔から床柱や床框などの建築装飾材として珍重されている。』そうです。

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鴨居は梁・桁が兼用したようになっていて凄い太さです。それでも歪みが出ていて引き戸が通る溝を修正したそうです。

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トイレの手洗い鉢がおしゃれでした。色合いが良いと思いました。

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薪ストーブのあるLDKの部屋はパノラマ写真にしてみました。この部屋は古民家のシンボルの丸太の梁が縦横に組んであるのですが、パンラマ写真の素材を撮ることに気を奪われて上を向いた写真は1枚もありませんでした。反省!!

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お施主様の拘りで雨どいは全て銅製だそうです。すごい贅沢な感じです。

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縁側の踏み石もこっています。

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一緒に大工の勉強をした同級生はこの現場の監督だそうです。その人に一通り案内をしてもらい、その後から写真を撮らせてもらいました。もともと興味のある分野ですから大変楽しく見学させていただきました。

帰りには、たくさんの葱とトマトをお土産にいただきました。

帰り道の途中、上総牛久駅で降りたら「仲うし」という置物がありました。平成21年作ということですから干支にちなんだものみたいです。じっと見ているとほのぼのします。

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この駅舎には、次の掲示もありました。小湊鉄道はバス部門も持っていますので、本来は、バスの運転士さん向けのマニュアルだったみたいですが、これを掲示しておけば質問は減るはずです。うまい方法だなと思いました。機会があれば真似してみたいものです。

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