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老人クラブの日帰り研修旅行(その2) [地域活動]
先日参加した老人クラブの日帰り研修旅行の続きです。食事のあとに訪問したのは「鴨川市郷土資料館」です。
参加者募集の案内を見たときに絶対行きたいと思ったのがここです。ここでは「波の伊八の作品を見学します」と旅程案内に書かれていたので楽しみにしていた場所です。
「波の伊八」の有名な作品に「行元寺」(今回は訪問していません。)の欄間彫刻「波に宝珠」というのがあります。
(「波に宝珠」は行元寺HPの歴史・収蔵品をご覧下さい。)
この「波に宝珠」は葛飾北斎の有名な東海道五十三次の作品の一つに大きな影響を与えたと言われています。
それは誰もが一度は目にしたことのある「神奈川沖浪裏」です。左側から大きな波が被さってきていて、その波間の遠方に富士山が見えているという構図です。
著作権の関係で二つを並べてご覧頂くことはできませんが、ここをクリックすると多分ご覧いただけると思います。
今回、波の伊八の他の作品を生で見られるとあって期待に胸が膨らみます。
郷土資料館の二階の一部に作品が展示してあって学芸員の方が説明をしてくださいました。
「波の伊八」と言われる方は五代続いていて、最後の五代目は昭和29年に亡くなられています。reizanぐらいの歳の人から見ると最近まで続いていたという感じです。
一番有名なのは初代で、初代の武志伊八郎信由が「波に宝珠」を彫っています。
郷土資料館には、寺院の欄間「七福神が宴会をしている構図」と個人邸の欄間「波に竜」が展示されていました。
七福神の方は若い頃の作品らしく伊八の特徴が見当たりませんが、「波に竜」は見事でした。幅二尺ぐらいの小品ですが特徴がよく出ています。初代を有名にしているのは波ですが、実際には竜を彫ったものが圧倒的に多いそうです。
内部は撮影禁止でしたが貰った資料に写真がありました。
《写真クリックで拡大、「←」クリックで戻る》
折角、帝釈天に行っても境内をぐるっと回って終わりという人が多いですが勿体ない。有料でありますがこの彫刻ギャラリーは一見の価値があります。reizanは東京に住んでいた時にサイクリングの途中で立ち寄って見学したことがあります。
http://www.e-ishiya.com/tera/katsusika/kanamachi/taisyakuten/tyoukoku.html 帝釈堂彫刻ギャラリー
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