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民謡の「軽く弾む」はswingと同じだった [音楽理論]

知り合いの作曲家さんが作曲して7月に初出版された混声合唱曲の楽譜を入手しました。

曲目は、「系図」と「黒いゴムマリの歌」の2曲です。

RIMG1964.JPG

reizanはもっぱら演奏する方で歌うのは苦手ですが、応援している作曲家さんの楽譜なので記念に持っておきます。

「系図」の歌詞は芥川賞作家の三木卓さんの詩です。フォークシンガーの高田渡さんが歌った同名の曲がありますが同じ詩が元になっています。

https://www.youtube.com/watch?v=vbEbPbQ5RMc YouTube 高田さんの歌

https://www.youtube.com/watch?v=t9ovgIHtI6I YouTube 安藤さんの曲

どちらも、それぞれの個性というか味わいがあって好きです。

安藤さんの方を舞台で歌った合唱団のメンバーの人から聞いた話ですが、「系図」を歌っている時に泣いているお客さんが舞台上から見えたそうです。
reizanはちょっとコミカルな曲という印象を持っていましたが、その方はきっと自分の人生に重ね合わせて思い出すシーンがあったのでしょう。

「黒いゴムマリの歌」は吉行理恵さんの詩です。吉行さんも芥川賞作家です。

https://www.youtube.com/watch?v=poLXlhVbT30 YouTube 黒いゴムマリの歌

ところで、「黒いゴムマリの歌」の楽譜を見ていて気づいたのですが、譜頭に記載されたリズム指定はreizanがやっている民謡尺八の分野で言っていることと似ています。

民謡尺八では、「軽くはずむ」というリズム指定をされているものがこれにあたると思います。

「軽くはずむ」と指定されたら、

八分音符×2.jpg
これを譜の通りに吹いてはいけません。この通りに吹くとちっとも弾まないからです。

親切な音譜になると、弾む意味で上の譜をこう書いてくれています。
付点八分+十六分.jpg
でも、これもこの通りに吹いたら弾んでいるのとはちょっと違ったリズムになります。前の音が長すぎて後の音が短いのです。

民謡で弾むのも実は3連符で、最初の音は3分の2拍の長さ、後の音は3分の1拍の長さで演奏すると弾みます。

これが、「黒いゴムマリの歌」のリズム指定と同じだったので驚いています。

RIMG1965.JPG

民謡では「軽くはずむ」と言いますが、五線譜では「Swing」になるんですね。

洋の東西を問わず、弾む時は3連符になるのが面白いと思いました。

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