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英語と日本語の発声ルールが似ていました [雑学]

終戦の5年後から昭和59年(1984年)まで、私立「灘中学校・高等学校」(一貫校)の中学校で、国語教師の橋本武先生が、国語の教科書を使わず中勘助著「銀の匙」を中学3年間かけて読み込むという授業をされ、灘校を屈指の名門校に導いた話は有名です。その「銀の匙」が橋本先生の解説付きで出版されていました。

銀の匙.jpg

本のタイトルだけは知っていましたが、65歳にしてようやく中身に触れることになりました。

内容は、中勘助氏自身の体験を綴った自伝的小節です。明治時代の子供の世界やそれを取り巻く社会の様子が目の前に見えるように鮮やかに描かれています。かの夏目漱石から絶賛され東京朝日新聞に連載もされています。

これを読んでいて、橋本先生の解説で「連声」という言葉を初めて知りました。

本文中に「安穏(あんのん)」という言葉が出てきます。これを受けて、二つに分けると「安(あん)」と「穏(おん)」ですが、続けて読むと「あんのん」と音韻が変化します。 これを連声(れんじょう)と言います。
前の音が「n」で終わり、次の音が母音で始まる時にこの変化が多く見られるそうです。

連声の例として、「因縁」「云々」「観音」「銀杏」「天皇」「反応」「輪廻」が挙げられていました。ほかにもないか探してみましょうというのが橋本先生の進め方です。

連声て、中学で習った英語の不定冠詞に似ています。普通は「a」ですが、母音で始まる言葉の前につくときは「an」になります。例えば、「りんご」が「an apple(「アナップル)」となるようなものです。


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