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尺八合奏のために和音の構成を調べてみました [音楽理論]

最近、尺八合奏の手付に手を染めるようになったのですが、学校で音楽教育を受けたのは中学校までですから和音のことになるとちんぷんかんぷんです。

例えば三和音の「メジャー」(和名:長三和音)の構成は「長三度+短三度」と説明されています。これがさっぱりわかりません。

調べてみたら「何度」という時の数え方は、根音(基音)を1と数え、それから線と間ごとに1ずつ加算していきます。

「ド」を根音にした場合「ソ」は、「ドレミファソ」で5番目だから五度になります。「シ」を根音にしてその上の「ファ」も「シドレミファ」で5番目だから五度になります。
ところが、ピアノをイメージしていただくとわかりやすいのですが、「ド」から「ソ」の間で黒鍵がないのはミとファの間だけですが、「シ」から「ファ」ではシとドと間とミとファの間の二か所に黒鍵がありません。

だからどちらも五度と言いながらまったく同じというわけではありません。
これを区別するために前者を「完全五度」、後者を「減五度」と呼ぶことになっています。

これが楽理上の約束事なのですが、尺八に置き換えて考えようとすると行き詰ってしまいます。
何故かというと尺八譜は五線譜ではないからです。
五線譜では線と間を見ていきますが、尺八譜は五線の概念がなく単に半音を積み上げているだけですから、音と音の間隔を何度という風に言ってもピンとこないのです。

それに根音を1と数えてしまうのもなじみません。尺八の場合は根音から対象音まで間は半音幾つ分かという言い方の方がわかりやすいのです。

そこで、基本的な和音について尺八の筒音である「ロ音(D)」を根音として調べて一覧表にしてみました。

尺八のための基本的な和音区分.png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

例えば「Dm」(Dマイナー)を3本の1尺8寸管で吹く場合を見てみましょう。根音は「ロ(D音)」です。そして第2音は3半音上の「ツ(F音)」(表では「レの大メリ)」と表示)で、第3音はさらに4半音上の「チ(A音)」となります。
三人が同時に「ロ」「ツ」「チ」を吹くとそこにできる和音は「Dm」(Dマイナー)になります。そういうことがわかる表です。


上の表の黄色で塗った部分を使えば、他の音を根音にした場合の組み合わせも簡単に導き出すことができます。

マイナー三和音( )内は琴古流
             根音+3半音+4半音
  • Cm     ハ(リ) ・ ツの半音(ツの大メリ) ・ レ
  • D♭m   ロの半音(ロの中メリ) ・ ツのメリ(ツの中メリ) ・ チの半音(ウ)
  • Dm     ロ ・ ツ ・ チ
  • E♭m   ツの半音(ツの大メリ) ・ レの半音(レの中メリ) ・ ハの半音(リの大メリ)
  • Em     ツのメリ(ツの中メリ) ・ レ ・ ハのメリ(リの中メリ)
  • Fm     ツ ・ チの半音(ウ) ・ ハ(リ)
  • G♭m   レの半音(レの中メリ) ・ チ ・ 甲ロの半音(ロの中メリ)
  • Gm     レ ・ ハの半音(リの大メリ) ・ 甲ロ
  • A♭m   チの半音(ウ) ・ ハのメリ(リの中メリ) ・ 甲ツの半音(ツの大メリ)
  • Am     チ ・ ハ(リ) ・ 甲ツのメリ(ツの中メリ)
  • B♭m   ハの半音(リの大メリ) ・ 甲ロの半音(ロの中メリ) ・ 甲ツ
  • Bm     ハのメリ(リの中メリ) ・ 甲ロ ・ 甲レの半音(レの中メリ)


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