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取りあえずやってみるのがreizan流 [音楽理論]

三日前の稿で、五線譜で尺八を吹くときの難しさを報告しましたが、試しに移調譜を作ってみました。

使用したのはフリーソフトの「MuseScore」です。こういうソフトの便利なところは、作った楽譜をパソコンが演奏してくれることです。これは入力ミスのチェックに強い力を発揮してくれます。

曲は著作権の消滅している「春の海」にしました。

市販されている「春の海」の五線譜はフルートを対象としているので実音表記です。
尺八の出だしの音は装飾音符がついていて、音高はDとEになります。

春の海(実音).png
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この曲を1尺8寸管で吹こうとすると運指上難しい箇所がたくさんあります。ところが1尺6寸管で吹くと難しくさが半減します。
それに、この曲の陽光にきらめく瀬戸内の海の明るいイメージの音色を得ようとすると1尺8寸管では無理があります。

Eの音は、1尺8寸管で「ツのメリ(琴古流でツの中メリ)」、1尺6寸管で「ロ」の運指で吹けば同じ高さの音が出ますが音色は異なります。
どちらかというと1尺8寸管は田舎っぽい音、1尺6寸管は明るく都会的な音のイメージになります。

だから、「春の海」は1尺6寸管で吹くものですが、実音表記の五線譜を見ながら吹くのはちょっと難しいです。
そこで必要になるのが1尺6寸管用に移調した「移調譜」です。
でもそんなのは売っていませんから自分で作ってみました。

「春の海」(移調譜 1尺6寸管).png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

この移調譜では、出だしの音がCとDになります。実音より一音低いのですが、1尺8寸管より一音高い1尺6寸管で吹けば実音の高さになります。

移調譜の下第一間と第四線の音符の運指はどの長さの尺八で吹いても「ロ」です。この約束事のお蔭でどの長さの尺八でも五線譜を見て運指ができます。

これを作ったことによってMuseScoreの使い方も分かってきました。3連符の入力やタイやスラーの掛け方など普通に五線譜を作るときに必要なことはほぼマスターしました。

ただ、どうしても出来ないことがあることも分かりました。速度用語と発想用語がないのです。
まあタダだから仕方ないです。


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