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明治村に行ってきました [観光]

名古屋で開催された都山流尺八楽会本部主催の夏季講習会(2015年8月1日、2日)に参加した後、3日は愛知県犬山市の「博物館明治村」まで足を延ばしました。

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明治村に行くことになった切っ掛けは三つあります。

一番大きいのは、講習会だけなら一泊で済むところを二泊して3日目に完全フリーな時間ができたことです。

講習会参加を決めて宿をとろうと思ったら本部から紹介されているのがホテルが一泊7500円です。高いと思ってスーパーホテルを検索したらこちらも一泊7,500円でした。ところが料金プランを見ていたら「土日連泊プラン」一泊5,700円というのがありました。

二泊で11,400円ですから7,500円よりも3,900円支出は多くなるのですが、でも、よく知っている人に手配してもらったら10,300円(不正ではありません)になりました。実質は2,800円高です。

講習会終了後に慌てて帰ったらタクシー代でそのぐらいのお金が飛んでしまいます。それよりも連泊して次の日ゆっくり帰った方が得だと思ったのです。そうなると3日は早く帰っても勿体ないし、ついでにどこか観光しようかとなった次第です。

名古屋だと「名古屋城」、「熱田神宮」、「徳川美術館」、「名古屋ボストン美術館」、「リニア・鉄道館」、「ノリタケの森」、「トヨタテクノミュージアム産業技術記念館」などがあります。そして近隣まで広げると「国宝 犬山城」、「明治村」も楽々行動圏内です。

二つ目は、テレビ番組で「旧帝国ホテル」の中央玄関が明治村に保存展示されていることを知っていたからです。旧帝国ホテルといえばアメリカの名建築家フランク・ロイド・ライトの傑作です。近くまで来てこれを見ないわけにはいきません。

三つ目は、これもテレビ番組で西園寺公望(きんもち)公の別邸「坐漁荘」が明治村に移転保存されていることを最近知ったからです。西園寺公の名前と坐漁荘は、最近読んだ半藤一利さんの「昭和史 1929-1945」にも出ていましたから、坐漁荘の実物を見てみたいと思いました。

この時期の明治村の開村は午前10時ですからあまり早く着きすぎても待つのが大変ですから、08時50分発の名鉄急行で犬山まで行き、09時36分発の名鉄バスに乗り換え、09時56分明治村着という行程をとりました。

明治村の大人料金は1,700円ですが、シニア料金というのがあってreizanの場合は1,300円です。さらに、「明治村 乗物一日券」(大人1,200円)も買いました。

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《SLの方向転換》

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《京都市電》

だって村内の広さが東京ドーム21個分もあるのですから徒歩で回ろうと思ったら大変です。ましてや、当日は最高気温36~7℃にあるということですから無理をすると命にかかわります。だから、SLや京都市電やレトロバスを使って村内を巡ります。

明治村地図.jpg
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入村したら先ずはバスに乗って5丁目にある旧帝国ホテル中央玄関の建物に向かいました。正門からの乗車時間は約20分です。(要所要所でスピードを落として建物の解説をしてくれるのでこのぐらいかかります。)

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なんといっても帝国ホテルの意匠が素晴らしいです。写真をご覧ください。

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石の柱にも凝ったデザインが施されています。

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なかに入ることもできます。(ドレスコードはなかったので普段着で入れました。)

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そして、テレビのお宝鑑定番組で1脚200万と鑑定されたライトデザインの椅子もありました。勿論、座ってみました。
座面の高さが40㎝ぐらい(最近のものは42㎝以上)ですから足の短いreizanでも楽に座れました。六角形の特徴的な背もたれも経ったあれだけの面積でしっかり上体を支えてくれます。相当な優れものです。

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その後、SLや市電そしてバスを駆使してほとんどの建物を見て回りました。

なかでも印象が強かったのはやはり西園寺公望公の別邸「坐漁荘」でした。

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下の写真の突き当りが玄関になります。高貴な方とそれ以外では玄関が違ったそうですが、見学者は高貴な方用の玄関から入ることができます。

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西園寺公は竹が好きだったということで建物のいろんなところに竹や竹の意匠が設えられています。

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襖に貼られているのは杉の皮ですが、意匠は筍です。縁には竹が使われています。

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下の写真の天上は竹が並べてありますが、隙間ができないように節をずらして施行されているそうです。

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竹の意匠で一番印象に残ったのは次の写真の欄間です。赤丸印の中にヒントがありますがお分かりになりますか。

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上下の板の間に隙間なく納められているのは、節を残したまま縦に割った竹です。丸で囲んだ部分が節になります。
機能的には何の意味もないのですが、大工の勉強をしたものにとっては大変美しく見えます。

結局、明治村には午前10時に入場して午後4時のバスに乗るまでおりましたので、滞在時間7時間です。その間、お茶は飲みましたが、暑さで食欲がわかず昼食抜きでした。お蔭で1㎏ほど痩せました。

今回の体験でわかったのは、明治村は気候の良いときに行った方が良いということです。建物のなか以外に日差しを遮るところはありませんし、ショップとレストラン以外は冷房がついているところがありません。気休め程度の扇風機が回っているだけです。

それともう一つ分かったのは、文化財保存の観点から「明治村」は国の施設だと思っていたのですが、完全に民間が運営する公益財団法人でした。そういえば都山流尺八楽会も公益財団法人でした。伝統邦楽の保存だからといって尺八団体が国立になったりしたらイヤです。明治村も同じ考えでしょうか。

明治村は、古い建物がたくさんあるのでいろんな映像のロケに使われているようです。(ここ
NHK朝ドラの「花子とアン」で花子が通った女学校として使われたという建物もありました。確かに既視感がありました。

遠くて行けない方はGoogleマップのストリートビュー機能を使うと村内の車が通る道だったらどこでも行けるみたいです。 その際入村料はかかりません。ただし建物のなかには入れません。

ストリートビュー.png
《ストリートビューの一画面》


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