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歴史はお金で動く [推薦図書]

学校で歴史を習ったときのことを思い起こすと、何年にこういうことがあったという事実ばかりを覚えさせられたような気がします。暗記物の苦手なreizanは、その背景(なぜそれが起こったのか)と関連付けると覚えられるのですが、そういう教え方はしてもらえませんでした。

だから歴史の教科は苦手でした。(て言うか、英単語を覚えるのも、数学の公式を覚えるのも、化学の元素記号を覚えるのも、とにかく覚えるのが苦手でしたから、そもそも国の定めた学校教育を受けるのに向いていなかったみたいです。)

そんなreizanですが、2016年3月12日に出版された「お金の流れで読む日本の歴史」(元国税調査官 大村大次郎著)を読んで日本史が面白いと思いました。

お金の流れで読む.jpg


過去に幾多の戦がありましたがお互いの意地の張り合いというよりも、経済的な価値を確保するために戦ったというケースが圧倒的なようです。
そこのところを知らなかったものですから、何故、国同士が仲良くできなかったのだろうと疑問に思っていましたが、お金が絡んでいるとわかればなるほどと思えました。

源平合戦も、先の大戦も突き詰めればお金のためだったようです。太平洋戦争の結果を知っているからアメリカと喧嘩するなんて無謀だと思いますが、当時の経済的に追い詰められた状況では、これが突破口になるかもと思った人が大半で、皆がやっちゃえと思ったようです。

当時の国際貿易はアメリカのドル建てがメインで輸入の決済に円を使うことは叶いませんでした。そういう状況の中で満州に関心を持っていたアメリカは日本が満州国を作ったことに対抗して、アメリカにある日本の資産を凍結してしまいました。

そうなるとアメリカの口座を使って支払うことができません(当時の円は弱くて決済できません)から輸入もストップしてしまいます。日本国民にとっては生きるか死ぬかの大問題です。
だから国民の大半が経済封鎖をしたアメリカをやっつけてしまわないと生きる道がないと考え、戦争に突き進んでいったのです。

最近、近所の国が経済制裁を受けていますが、制裁を加える側が徹底的に打ちのめすほどやりすぎるとかつての日本みたいな動きに出られる可能性がありますから怖いですね。

円滑な関係を維持するためには、”相手を打ちのめしてはいけません”。逃げ道を作っておいてあげるのが大人対応です。それに気づかない人がモンスターペアレントとかクレーマーをやっているようです。
この本を読んで、昔、自分にそんな気づきがあったことを思い出しました。



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