SSブログ
ブロングランキング参加中
ブログ村テーマ ライフスタイルブログ
ブログ村テーマ 和楽器の友集まれ!
ブログ村テーマ 旬の食材で作る料理&レシピ・食べ物

スポンサードリンク

 

音源がない [尺八演奏]

所属する尺八流派の県支部講習会で講師を担当することになりました。くじ引きで当たった以上は仕方ありません。一所懸命やるのみです。

曲目は、「景(kei) 和楽器のための3つの風景」と「ままの川」です。ままの川は中伝曲ですからそれほど難しくありません。
問題は「景(kei)」の方です。

人気尺八演奏家の藤原道山さんが、第20回全国学生邦楽フェスティバルの委嘱を受けて昨年(2015年)5月に作曲された新しい曲です。

尺八譜は箏・十七絃・三弦の絃譜とセットになっていて900円(税別)もしますが、取りあえずお金さえ出せば入手は可能です。ところが音源がありません。YouTubeにありませんし、CDも販売されていません。

尺八は二部合奏になっていて、第一部は初級、第二部は初級から中級の位置づけだそうですから難しい手はありません。
それでは何を心配しているかというと、尺八の長い休みがとにかく多いのです。

第一章「雪」には3カ所あります。レッスンナンバー1を挟んで12小節。レッスンナンバー3から5までの20小節。レッスンナンバー7、8の6小節。
第二章「月」には2カ所です。レッスンナンバー2の前半8小節。レッスンナンバー3の19小節。
第三章「花」は1カ所、レッスンナンバー4の8小節です。

何小節も休むのは結構疲れます。尺八が入るところでは入れなかったりしたら絃方に迷惑を掛けますから絶対にやってはいけません。

尺初入るところで絃の演奏が「ハイ、どーぞ」というフレーズになっていたら楽ですが、いつ入ったら良いのかわからない展開になっていたら悲劇です。
だから音源で確認したいのですが、その音源がどこにもないから難儀します。

幸い絃譜がセットになっていますからノーテーションソフトで五線譜に打ち込むことにしました。それをMIDI音源で再生させれば取りあえずどういう音が聴こえてくるのかが確認できます。

これで大丈夫と思って絃方との下合わせに臨んだのですが、第二章「月」のレッスンナンバー2の前半8小節が終わって尺八が入るべき場所がわかりませんでした。

景_0001.jpg

該当部分を良く見たらレッスンナンバー2の前の小節の3拍目のところに8分音符が二つ演奏されると書かれています。
これがヒントになりました。この部分では絃はアウフタクト(弱起)になっていたのです。

つまり絃のフレーズはレッスンナンバー2の前の小節の3拍目から始まっていたのです。だからこれをレッスンナンバー2から1、2、3と数えたのではフレーズと合わなくなってしまいます。
ここは1拍前から3、1、2、3、1、2・・・と数えなければならなかったのです。
そのことを踏まえながら余白に絃の音を書いてこれを追っていくようにしたら、楽に対応できるようになりました。

景_0002.jpg
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》


共通テーマ:趣味・カルチャー
スポンサードリンク

ブログランキングに参加しています。
更新の励みになりますので応援よろしくお願いします。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。