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和楽器体験教室 [三曲]

小学校の和楽器体験教室にボランティアで参加しました。対象は5年生の皆さんです。

最初に「春の海」のウエルカム演奏を始めたところに生徒さんが入場してきて、その後、ボランティアの紹介、楽器の説明があり、その後で「六段(初段・三段・六段)」の演奏がありました。

reizanは「春の海」を吹いたので「六段」のときは休憩です。

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《「六段」の演奏》
その後は、3班に分かれた生徒さんが、箏、三絃、尺八の三つのコーナーを順に巡って楽器演奏の体験をされました。

それぞれの目標は、
箏は「さくらさくら」を弾けるようになること。
三絃は、簡単なフレーズを弾けるようになること。

そして、尺八は音が出せるようになることです。尺八だけ目標が低すぎるような気もするのですが、それでも目標達成率は50%を少し下回るぐらいですから、難しい楽器なのでしょう。

それでも、今回はアマチュアで製管をされる方に児童向けの尺八を5本作っていただきましたので、塩ビ管だけでなく竹の尺八で音を出せた子供さんが何人かおられました。

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《左の5本が児童向け尺八》
製管に当たっては、次の条件で作っていただきました。

1.ほぼ1尺6寸で細身の延べ竹
2.7節でなくても可
3.指孔径は9mm
4.漆の地塗りはしない

この条件にはそれぞれ理由があります。
1.子供さんは顎も手も小さい大人と同じでは無理。細身の方がフィットしやすいし、8寸管よりも6寸管の方が指孔の間隔が近くなって持ちやすい。
2.尺八は管頭から管尻までに7つの節があるというのが大切な要件ですが、1尺6寸の細身の延べ竹で都合よく7節になるものはそう簡単には見つかりません。だから節の数には拘らないことにしました。
3.普通、指孔の径は10mm~11mmですが、手の小さな子供さんは指も細いので確実に塞げるように9mmにしました。
4.漆の地塗りは仕上がりが綺麗になるのですが、半年、一年経過しても漆にかぶれる人が出てきますので、学校行事には不向きですので、管内をカシュー塗装してもらいました。その際にシンナーを使うのでシンナーが抜けるまでかなりの期間がかかりました。(湿度の高い日に、管を裸のまま放置することを何回か繰り返してやっとシンナー臭がしなくなりました。)

尺八をやっている人から見たらナンチャッテ尺八ですが、本物に拘りすぎるよりも、音が出たという成功体験をしてもらうことの方が大切だと思います。


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