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熱交換ではなかった [尺八演奏]

NHkテレビの「チコちゃんに叱られる」の番組予告で、『熱いときに「ふー」、寒いときに「はー」って息を出しますが、あれはなんで?』というのがあって興味を惹かれましたが見逃してしまいました。

「はー」と息を出すのは尺八を吹くのにも関係しているから気になったのです。知らない方は、尺八を吹くのだったら「ふー」だろうと思われるかもしれませんが、実は呼吸法に関係しているのです。

「ふー」と吹くとどうしても胸式呼吸になりがちです。でも尺八は腹式呼吸で吹くものです。

腹式呼吸をしてくださいといっても緊張してなかなかコツがつかめない方がいらっしゃいます。そういうときは、冷たい手を温めるときに「はー」と息を吹きかけますね、そのときの要領で息が続くかぎり「はー」と吐いてみましょうというと、たいていの方ができます。

次に、お腹に手を当てて、お腹がこれ以上凹まなくなるまでゆっくり息を吐きながら「はー」と言ってください、というとその通りにしてくれます。

この、お腹が凹むように息を吐くのが腹式呼吸です。このコツさえわかれば後は慣れるだけですから簡単なことです。

でも、「はー」では尺八は吹けません。1拍も吹かないうちに息が尽きてしまいますから音楽になりません。

ではどうするかというと、唇を閉じたままお腹をへこませていきます。そうすると肺が押されて肺のなかの空気が口腔に入ってきます。そして、最初の話と矛盾するようですが、その圧に耐えられなくなると閉じた唇にすき間ができてそこから「ふー」と空気が漏れ出します。

尺八を吹くときは、この漏れ出た息の流れを利用するのです。その息の流れは薄く狭く、そして音が鳴るスイートスポットに向かって吐き出されなければなりません。

だからreizanが尺八を吹くときは開こうとする唇のすき間をできるだけ薄く狭くするように、唇を閉じようと口輪筋を働かせています。
この動作は結構つらいらしく、初心者の人だと唇がプルプルふるえて演奏ができなくなることがあります。

reizanもまだ上手くできなかった頃に、尺八の先生に、口輪筋を鍛えるにはどうしたら良いでしょうかとお尋ねしたら、口輪筋の筋トレ器具は無いのでたくさん尺八を吹くことですね、と言われてしまいました。
確かに、何十年も吹いていると初心者の人よりも口輪筋が強くなっていることがわかります。

話しが脱線してしまいましたが、チコちゃんの話に戻します。

熱いときに「ふー」、寒いときに「はー」は、口腔を熱交換器にしているのではないだろうかと考えました。
「ふー」は口腔壁の水分に触れて冷やされた空気が出ていき、「はー」はほとんど口腔壁に触れないまま出ていくので温かいままということではないだろうかと考えたのです。

テレビを見た方から答えを教えていただきました。「ふー」と吹くと周りの空気を巻き込み運ぶ空気の量も増えるので温度が下がるとのことでした。確かに、唇を出たところからスピードがついています。

reizanの答えは間違っていましたが、自分のアタマで考えると、たとえそれが違っていても、正解を知ったときにそれがいつまでも記憶に残りますから、良い行動だったと思っています。


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