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半音違っていたわけ [塩ビ管尺八]

朝目覚めた時に2年来の疑問が解けました。こんな日は一日良い気分で過ごせそうです。

どんな疑問かというと、それはreizanが見立てた音程が半音違っていた理由は何故かということです。

reizanが習いに行っている尺八の先生のところでは気分転換のため、2、3月ごろにカラオケ尺八の会をしています。

生徒が演奏したい曲の楽譜(尺八譜)を持ってきてカラオケの伴奏で演奏するという催しです。

初めて参加したとき、カラオケを流してそれを聴きながら先生がキーコントロールをしてくれるというやり方でした。尺八吹きはほとんどが相対音感ですから一発で決まるということがありません。

この時間は無駄だなと思ってreizanなりに対策を考えたのが、原曲のキー(YouTubeなどを聴いて取得する)と、ネット上に公開されているカラオケの原曲キーの数値から、カラオケのキーを割りだし尺八譜との音律の差が上下いくつになるかを計算して、それをキーコントロールに反映させるという方法です。

考え方は間違っていないはずですが、2年前に初めて実践したとき、予め計算していたキーコントロール値がほとんどの曲で半音違っていました。

自宅で計算しているときはこれで良しと思っていたのですが、実際にカラオケの音と合わせると半音違っていました。reizanの耳にも実音のピッチが合っていないことがはっきり聴き取れました。こんなはずではなかったのにと悔しい思いをしましたが、なぜそんなことになったのか理由がわかりませんでした。

それが2年後の今、ふとわかったのです。

それは尺八に原因がありました。

原曲のキーを確認するときに尺八を吹き合わせますし、s8Tunesというフリーソフトを使って原曲のキーを変えてカラオケのキーを再現し尺八で吹きあわせをしてピッチが合っているかどうかを確認します。

その時に使っていた自作の塩ビ管尺八が問題の原因でした。塩ビ管尺八自体はプロの演奏家の方から褒められるぐらい音程が良いのですが、ピッチがA4=440HzでA4=442Hzで演奏されたものに比べて半音の約100分の7ほど低くなるのが一つです。

もう一つは、尺八が冷えているときはピッチが下がるということです。これは塩ビ管でも真竹の尺八でも同じことで、尺八を吹く人は誰もが経験して実感していることです。
しばらく吹いて管内が温まってくるとその管本来のピッチになるのですが、いきなり手に取って吹いたときはかなり低めのピッチになっています。

カラオケ尺八の会の本番が2、3月ですからキーチェックの作業は1月の寒い時期です。尺八で確認するのはパソコン作業の合間のほんの一瞬ですから、尺八は常に冷え切ったままです。
くわえて、尺八は顎を前後することで1音半ぐらいのポルタメントができる楽器ですから、意識しないうちに尺八を操作して半音違った運指で合わせてしまっていたものと思われます。

こういう不利な条件を考慮せずに、ただ手軽だからという理由で塩ビ管尺八を使ったのも間違いのもとでした。

これからは、耳コピ・ソフトを併用し、A4=442Hzの竹管をよく吹き温めてから確認しようと思います。


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