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螺旋組を作るときは現寸図を描きます [不可能物体]

2010_0312utaguti0005.JPG

螺旋組の敷物を作っていて何度か失敗したことがありました。写真の右下に写っているのが失敗作で実は木が割れています。合い欠きの芯が通ってなくて無理をして割れてしまったのです。墨を付けるときには、現寸図から写す方法と寸法を測りながら書く方法がありますが、失敗したのは後者の方法のときでした。

右の図面は18mmの角材を使う前提で描いていた設計図ですが、実際に使った材を測ってみると木幅が18.15mmありました。この0.15mmの差が端にいくほど大きく効いてきて材が耐えられないぐらい芯がずれてしまったようです。一方、左の現寸図を描いた時はすべて上手くいきました。

螺旋組の現寸図の描き方は、先ず適切な大きさの正六角形(出来上がったときに各辺の外側に小さな三角形の空間ができるぐらい)を描きます。それぞれの辺が材の内側の線になります。実際に使う材を一本ずつそれぞれの辺に合わせて内側と外側の線を引きます。全部の線を引き終えたら該当する場所に1本ずつ材を置いて図面上の交点を材に写していきます。現寸図を描くというひと手間がかかりますがこの方が芯ずれが少ないようです。

6本の材の合い欠きはすべて異なる加工をしていますので場所を間違えると組めなくなります。この対策が木口に書く番付です。これを図面に照らして確認しながら加工・組立をします。

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