「砥ぎ屋」のリサーチ

６０歳からの小さな仕事として「砥ぎ屋さん」を検討中ですが、早速、市場リサーチを始めました。

自分では良く砥げていると思っていますが、市場が認めてくれるかどうかが問題です。そこで地域でも影響力の大きい数人の知り合いに声をかけてモニターをしていただくことにしました。評価していただければ口コミが期待できます。

先ずは、そのうちのお一人から包丁を預かりました。 

利き手や現状の使い勝手をお聞きしながら reizanの薀蓄を披露しておりましたら、右利きの方なのですが包丁で切った時に右に流れて嫌になるとおっしゃいました。

reizanには心当たりのある事象です。刃先を見てみたらやっぱりです。

 

本来は右側の方を多めに砥いでおかないといけないのに、元の部分以外はうっすらと砥ぎあとが見える程度です。

 

左側の方がたくさん砥がれています。これでは右利きの人が使ったときに包丁が流れるのは当然です。

何故こうなったかというと、いわゆるシャープナーというものを使われたらしいのですが、その際に少し右に傾いた状態で砥がれたものと思います。

シャープナーというのは便利そうですが、それなりに知識を持って使わないととんでもないことになるようです。また、刃先の仕上がりも砥石を使った場合とは全く異なりますので切れ味が長持ちしません。

お預かりした包丁はこれから砥ぎますが、現状がこういう状態ですので、ご本人の満足度と評価はかなりアップしそうです。