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「大学」について勉強する [推薦図書]

「大学」といっても文部科学省所管の学校のことではありません。
孔子の弟子の曾参作と言われている書物のことです。

そして写真の図書が「大学」の優れた解説本です。「大学」そのものは漢字だけで書かれています(中国の書物ですから当たり前ですが)。一般には読むことさえ困難ですので解説本が必要になってきます。

大学_0001.jpg

「己を修め 人を治める道」というタイトルは、 自己修養から始めて多くの人を治める政治家の心得へと発展していく「大学」の内容に沿ったもののようです。

「大学」という言葉はHNK・BSプレミアムで放送されている韓流ドラマの「トンイ」で知りました。側室トンイと王スクチョンのあいだに生れたクムという子が優秀な王子で独学で小学、中庸、大学を読破しているのに、優秀な子だということが知れると命を狙われるからと母親から「小学がわからない」振りをするように約束させられます。

そして「小学」の知識を問われる場面になるのですが約束通りわからないと言い張ります。しかし、親のことを悪く言われたことから彼の心に火が着き、「小学はわからないけれど中庸や大学はわかります。」と言って大学の文言と意味をすらすらと述べて神童ぶりを発揮するというシーンがあったのです。

「小学」というのも小学校のことではありません。「小学」というのは小人(=一般人)向きの教えです。人としてわきまえておくべき基本的なことが教えられています。

「中庸」は平均的な中流・中立の意味ではありません。 過不足なく偏りのない徳についての教えです。

「大学」は先に書いた通りですが、言い換えると、 自分がよく修まっているいるだけでなく周りの人に良い影響を及ぼす大人(たいじん、=徳の高い人)の心得です。

今更そんなことを勉強してどうなるのと思われるかもしれませんが人は死ぬまでが勉強です。そのことは中学校の恩師がALS(筋委縮性側索硬化症)という難病に罹ってからも亡くなるまで中国語の勉強を続けていた姿から学びました。
一度も中国人と会話をしたことはないのではとお尋ねした時に、「それはどうでも良いことだ。」といわれた言葉が印象に残っています。

「大学」については初めて知ったのですが、巻末の全文(和訳)を眺めていたら知っている言葉がありました。

大学_0002.jpg

「小人閑居して不全を為す」という言い方で覚えていますが、reizanのような凡人は暇に任せて怠惰な生活をおくってはいけないという教えだと思って、常に何かにチャレンジしようと思っている心のスイッチです。
今まで出典を知らずに人生の規範にしていましたが、「大学」のことをもっと勉強しようと思いました。

全文漢字のものはここにあります。

 



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