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唄口サンプルにするための真竹を沢山いただきました [尺八改造]

吹きやすい尺八に関して、reizanの持論は「唄口から顎当たりまでの寸法がポイント」です。

それを実感してもらえる方法はないものかとずっと考えていましたが、アイデアが浮かんだので、尺八サークルの仲間にサンプル用の真竹の確保をお願いしておりました。

そうしたら2か月も経たないうちに27個も持ってきてくださいました。

003.JPG

reizanがお願いした条件は、
  • 外径の違う真竹をできるだけたくさん
  • 必ず、ふた節を残す
  • 唄口の傾斜は23°、顎当たりは5°下がり
ということで、カットや研磨まで含んだ我儘な内容でした。それが27個も届いたのですから大感激です。

その使い方はどうするかというと、クライアントに太さの違う竹を一つずつ当てて吹いてもらって、どのサイズが一番フィットするかを探るというものです。

音を鳴らすのが目的ではありませんので顎当たりの位置は変えません。顎当たりを当てる位置さえ変えればほとんどのサイズで音が鳴りますがそういうことではありません。

誰でも尺八の顎当たりを当てるのに一番収まりの良い位置があるはずですから、どのサイズの竹でもそのポイントに顎当たりを当てて吹いてもらいます。
そうすると全く音の鳴らないものやかすれた様になるもの、そしてよく鳴るものなどの違いが明確になります。当然のことですが、よく鳴る竹のサイズが自分にとって相応しい太さということになります。

007.JPG

4つだけ取り出してみましたが、それぞれに違いがあります。

左上:外径は大きいが肉厚がなく、内径も大きい。(尺八を吹くとき顎で開口部を塞ぐのですが、reizanの場合は隙間ができて塞げませんでした。)

左下:普通の尺八では使わないぐらいの細身です。極端に唇寄りに当てると吹けますが自分のベストポイントでは吹くことができません。 

右上:これも細身の部類に入ります。ベストポイントに当てるとかすれた音が鳴りました。

右下:外径は一般的なサイズですが、肉厚があってその分内径が小さいため息が漏れません。reizanにはこれが一番フィットしていました。管径のサイズがもっと増えてくるとベストフィットのサイズがつかみやすくなると思います。


それぞれに特徴がありますが、このなかでどれが一番ということは一概に言えません。吹く人の顎にフィットしているものが一番良いわけですから、一人ひとり相性が違ってきます。

これからさらに削りをかけてよく鳴るように仕上げをします。それから唄口の寸法を測ってそれぞれ本体に書きつけます。

唄口の寸法を測るときに問題になるのは二点の決め方です。唄口のエッジの方はポイントがはっきりしていますが、顎当たりの方はRがありますから測るたびに場所が違ってしまう恐れがあります。

そこで、reizanが採用したのは、顎当たり側は管の外側をとることです。こうすれば何回測っても同じ結果になるはずです。

008.JPG

これが出来上がったら、竹を提供してくださった方に最初に試してもらおうと思います。

 



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