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楽曲を解析するソフト [番外]

音楽の打ち込みに詳しい人が最近の音楽ソフトについて教えてくれました。

それは音源の音の高さと長さを解析してパソコンの画面に表示してくれるというものです。単音だけに対応するものと和音に対応するものがあって、当然のことながら和音に対応できる方が高価だそうです。

その人が単音対応のソフトを持っているというので、今、民謡尺八サークルで練習している坂本冬美さんの「また君に恋してる」の音源を解析してもらいました。

スクリーンショット(2012-06-07 13.49.35).jpg
《音源は2度下に移調している》

唄の出だしの「またきみ~に」の部分です。実際の音程は赤く塗られた中の細い赤線で表示されています。

図の最初の赤塗りが「ま」で、上に上がったところが「た」です。楽譜では最初の「また」は同じ音高ですが実際に歌っているときは、「ま」の音の出だしのところは本来よりも5度低いところから急速に正しい音程にしゃくりあげていることを表しているそうです。

解析するとこういうところまでわかるらしいのですが、耳で聴いている分には「ま」も「た」も同じ音高に聞こえます。これが歌手の方の味わい深い歌い方の秘密の一つらしいです。すべて楽譜どおりに歌うと機械が歌っているようなつまらないものになるそうです。

ところで、このソフトのすごいところは楽譜から外れている音だけを上下させて正しい音程に直すことができるそうです。こういうのがあったら、誰かの歌った「赤い風船」という曲ももっと違ったものになっていたかもしれません。でもそうすることが良いかどうかは微妙です。

チューリップの財津和夫さんが新聞のインタビューに応えて言っておられました。

最近の音楽については、「いくらでも修正して正しい音で出そうとするけど、心に響くかどうかは疑問」と語る。
「完璧なライブを見ると、つまんないと思っちゃう。前は、何でもっと完璧にやらないんだろう、という目で見ていたのに。完全と不完全のさじ加減が微妙なんでしょうね」


完全と不完全のさじ加減といっても、尺八の「ツの半音(琴古流のツの大メリ)」や「ハの半音(琴古流のリ・ヒの大メリ)」の場合は不完全は絶対にダメです。三曲合奏の箏や三絃は純正率に調弦されていますので、少し外れただけで響きが濁ってしまいます。


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