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胡琴の会 [三曲]

「胡琴の会」という演奏会を聴きに行きました。

会場は元の農業高校(現在は工業高校と合体)の文化ホールです。校門のところに小さな看板が出ていました。

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この会で使用された楽器は、箏、三絃、十七絃、胡弓、二胡、中国琴(ぐーちぇん?)です。箏から胡弓までは日本の楽器ですが、二胡と中国琴は中国の楽器です。

二胡は知っている人が多いと思います。2絃を弓でこする擦絃楽器です。
中国琴は21絃もあり日本の箏よりも絃の本数が8本も多く、絃はスチール製です。(日本の箏の絃は絹かナイロン製です。)

日本の楽器でありながら以外と知られていないのが「胡弓」です。三味線を小型にしたような楽器で、膝の上に立てて弓で擦って音を出します。演奏方法は胡弓に似ていますがこちらは3絃です。

会場に入ったところには2面の箏が置いてあって、開演前と終了後に自由に弾いてみてくださいという趣向でした。

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最初の演目は古曲の「八千代獅子」でした。現在では尺八が担当しているパートを胡弓が担当しています。

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《後列右が胡弓》

胡弓が入ると尺八よりも切ないメロディーになります。
元々の三曲合奏は箏、三絃、胡弓だったものを、尺八が割り込んで胡弓を凌駕した歴史があると聞いています。

でも、職業的には一人の人が箏、三絃、胡弓のすべての楽器をこなしていましたので、胡弓しかできない人が排除されたわけではありません。

ただ、現状では胡弓が弾ける人は極端に少なくなっています。

演奏は楽器の入れ替え時間を含めてきっかり2時間の予定通りで素晴らしい運営でした。
 
曲目では、滅多に舞台にかかることのない「鶴の聲」が聴けたのが嬉しかったですし、胡弓と三絃の「越中おわら節」や、箏と十七絃の「春よ、来い」、それに二胡合奏の「見上げてごらん夜の星を」が好きでした。 


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