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「五段砧」の聴き比べ [ラジオ番組]
昨日から邦楽番組のネタが続いてしまいますが、これも面白そうなので敢えて紹介させていただきます。
それはNHK-FM放送の箏、尺八の演奏です。中一日置いて、同じ曲が違う奏者で演奏されるというので興味が湧きます。
曲目は「五段砧」という曲です。箏の緩急が複雑で尺八が合わせにくいため舞台にかかるときも箏と唄のみということが多い難曲です。
それを、一つは人間国宝の山本邦山さんが、そしてもう一つは邦山さんの弟子の二代目石垣征山が尺八を吹かれますから、その違いを聴き分けるのも面白いと思います。
邦楽百番
2012年7月7日 午前11時~11時50分
「五段砧」(19分20秒)
(唄・箏)米川文子(人間国宝)
(尺八)山本邦山(人間国宝)
邦楽のひととき
2012年7月9日 午前11時~11時30分 (一部地域は7月10日 午前5時20分~5時50分)
「五段砧」(18分16秒)
(箏高音)石垣清美
(箏低音)野澤佐保子
(尺八)二代目 石垣征山
上のデータを比べただけでも演奏時間に大きな差があることが目につきます。
1分4秒も違います。曲の途中の手事(てごと)の部分は演奏者が可能な限り出来るだけ速く演奏することになっていますが、プロの場合はここでの差はほとんど考えなくても良いぐらいです。
実際に差がつくのは前唄や後唄の部分で、四分音符=40以下ぐらいのテンポで演奏します。 人によっては四分音符=30というときもありますのでここで演奏時間に大きな差が出ます。
これは実際にやってみるとかなり遅くて音程を安定させるのが大変です。初心者の場合、この間が待ちきれずお手付きをすることがよくあります。
そういうことで出だしから数音を聴いただけでも奏者の力量が見えてくることがあります。そこらへんのところと尺八の音色の違いに注目すると聴き比べが結構楽しめると思います。
FMラジオを持っていない方やFM電波が入りにくい地域の方は、インターネットを通じて「らじる☆らじる」で聴くことができます。
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