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「八重衣」を吹いてきました [尺八演奏]

待望の三曲合奏研修会に行って「八重衣」を吹いてきました。それも2回もです。これだけで約1時間吹いたことになります。

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プロの演奏で28分ぐらいの曲ですから、絃方が35分ぐらいで弾いてくたらついていけるだろうと思っていたのですが、録音したものを聴いたら1回目が28分、2回目が29分でした。

プロ並み?
いいえそんなことは有り得ません。これにはからくりがあって、前唄の超スローテンポの部分をちょっと速めに、そして超速の部分のテンポを少し落として演奏してくれたため全体の辻褄が合ってしまっただけです。

reizanが独自に作譜した小節線なしの「八重衣」の尺八譜の効果は抜群で、途中でちょっとずれても絃の演奏しているところがわかるので正しい位置に飛んで合わせることができました。だから途中で演奏を止めることなく最後まで行けました。

さらに吹き込んでいけば今回の演奏テンポに合わせるのは楽勝だと思いました。 

今回の研修会では、尺八本曲「朝の海」、古曲「八重衣」、「黒髪」、「ゆき」、新曲「若水」でしたが、「八重衣」はreizanのリクエストでしたので、兎に角演奏を止めてはいけないと思って必死で研究と練習をしました。

お陰で、宮城派独自の部分も事前に知っておくことができ、きっちり合わせることができました。

それはこの部分です。
八重衣3.jpg
《都山流公刊譜》

同じ部分の箏譜はこうなっています。

八重衣_0002.jpg
《宮城派箏譜》

わざわざ、「此間都山譜ニハ無シ」と書いてくれていますが、三絃譜にはその記載がありませんので宮城の拍で演奏されます。

八重衣_0003.jpg
《宮城派三絃譜》

reizanはどちらで来られても良いように準備が出来ていましたので、都山流公刊譜にない部分も演奏されましたが平気でした。

 八重衣_0005.jpg       八重衣3.jpg
《reizanの作譜》    《都山流公刊譜》

別の講習会で配布された資料にはこのように書かれています。

八重衣2.jpg
《講習会資料より》

講習会では、宮城派と合奏するときはカッコの部分が加わると指導されましたが今回読み返すまですっかり忘れていました。

それにしても、世の中には熱心な方がおられるもので、この資料の作者の方は、箏・三絃の音符を尺八符に読み替えて対照譜(B4版7枚)を作られています。
尺八譜を写すだけでも大変なのに、箏と三絃でさらに2倍の量を写すわけですからその熱意に感服します。


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