SSブログ
ブロングランキング参加中
ブログ村テーマ ライフスタイルブログ
ブログ村テーマ 和楽器の友集まれ!
ブログ村テーマ 旬の食材で作る料理&レシピ・食べ物

スポンサードリンク

 

事実婚 [番外]

本日はreizanブログには珍しいタイトルです。

なぜこんなタイトルにしたかというと、サルトルとボーヴォワール女史に関する本を読んでいる時にフランスの合計特殊出生率のニュースに接したからです。

この二人と合計特殊出生率の関係に言及されている例は無いようですが、reizanのなかでは結びついてしまいました。

ジャン=ポール・シャルル・エマール・サルトル(哲学者、小説家、劇作家)とシモーヌ・ド・ボーヴォワール(哲学者、小説家)というフランス人の二人は、若い頃のreizanに飛んでる(先進的)という印象を与えました。

どんな人たちかというと、サルトルが24歳、ボーヴォワールが21歳の1929年に2年間の契約結婚を発表しているのです。当時はフランスでも結婚していない男女が一緒に暮らすのはふしだらと考える時代でしたから世間の反発は相当強かったようです。 

その後、日本でもreizanが青少年の頃に、「同棲時代」という漫画&映画や「神田川」というフォークソングで、結婚していない男女が一緒に暮らすシチュエーションが登場してきました。

そして、今では日本でも結婚していない男女が一緒に暮らすケースも受け入れられていますが、婚外子の割合で見ると、1980年の日本が0.8%、フランスが11.4%だったのに対して、2008年では日本が2.1%とそれほど伸びていないのに、なんとフランスでは半分以上の52.6%が婚外子です。

統計的に、一人の女性が一生のあいだに産む子供の数を合計特殊出生率と言っていますが、死者の数が安定していればこれが2.0強で現状の人口が維持されます。

ご存知のとおり、わが国では2を割り込んで2012年が1.41です。年寄りが長生きするようになっていますからますます高齢化に拍車がかかっています。

一方、フランスの合計特殊出生率は2009年で2.01です。
国からの養育費の補助や無料の託児所・幼稚園など子育てしやすい環境が整っているのも一因でしょうが、婚外子の数字がなかったら日本よりも低くなりますから、婚外子が世の中に認められていることの影響は大きいと思います。

サルトルとボーヴォワール女史に子供はいませんでしたが、先駆的な哲学者の生き様が今のフランスに事実婚や婚外子は普通のことという意識を植え付けた事実に感動を覚えます。



共通テーマ:趣味・カルチャー
スポンサードリンク

ブログランキングに参加しています。
更新の励みになりますので応援よろしくお願いします。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。