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ニュース報道の不思議 [雑感]

2014年5月8日、JR東日本の常磐線で、車掌さんが乗っていなかったため電車のドアが開かず乗客が乗れなかったというトラブルがありました。

常磐線.png

このニュースの報道に関して不思議に思ったことがあります。

トラブルは二十歳の車掌さんが島式ホームの3番線で待つべきところ間違えて4番線ホームで待っていて電車が入線したのに気づかずドアが開かなかったため、乗客(車掌さんも)を積み残したまま電車が発車してしまったというものです。

報道によって一次的要因は車掌さんのうっかりミスだということはわかりました。しかし、ヒトがやっていれば確率は低くてもこのうっかりミスは起こりうることです。JRさんにはうっかりミスがあったとしても大丈夫なように安全対策をしていただかないと困ります。

本当に危険なのは車掌さんが乗っていないのに電車が出発したことです。今回のトラブルでは運転士さんの方が責任が重いと思います。

運転士さんには電車の前方しか見えていません。全体を見渡して発車しても良いかどうかを判断するのが車掌さんの役割です。
そのためには二人の連携が欠かせません。通常はそれをブザーで行っています。

車掌さんは、乗客が乗り込んだら安全を確認してからドアを閉めます。次にブザーのスイッチを1回「ビッ」と押します。
その合図を聞いて運転士さんは電車をスタートさせます。
しかし一度ブザーを押したものの、なにか不安全な状態に気づいたときは「ビッビッ」とブザーを2回鳴らします。それを聞いた運転士さんは急ブレーキをかけて電車を止めます。

その時点で運転士さんには何が起こっているかわからないのですが、車掌さんとの連携で安全が確保されているわけです。

運転士さんが発車OKの合図が来ないことを不審に思って対応すれば、多少出発が遅れたとしてもニュースにはならなかったと思います。今回の件は車掌さんのうっかりを運転士さんがトラブルにしてしまったような気がします。

車掌さんが乗っていないのに電車が発車したことの方が大問題です。なのに若い車掌さんを笑いものにすることしかできない報道の感性を疑問に思いました。

このブログをアップした日の翌日に著名ブロガアーのChikirinさんが記者の阿呆ぶりを指摘している記事に出会いました。
自分の感受性も少しChikirinさんの方向に向いてきたのかなと嬉しくなりました。

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20140511 みんなが叩く人は自分も叩いていい、と考える人は怖いです

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