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勉強不足と勘違いでは [雑感]

ネットで、「緊急走行中のパトカーが時速45㎞の速度超過をして検挙された」というニュースを見ていた時、その下に表示される関連記事の見出しに誘導されて、M新聞の地方支局長が書かれた署名記事「切符を切られた記者が警官に尋ねてみた 運転中のスマホ ほんの一瞬でもダメな理由は」(2014.4.1地方版)に行き着きました。

内容は次のようなことでしすが、この記事を書かれた趣旨が良くわかりませんでした。(reizanが反応した部分は朱書きにしました。記事には書かなくても良いことだと思います。)
  • 当該記者が取材のため車で移動中、スマートフォンの画面を覗いたところを警察官に現認され違反切符を切られた。
  • ほんの一瞬だったので、警察官に理由を尋ねた。
  • 道路交通法では運転者の順守事項として、携帯電話の「通話」と「画面注視」を挙げて禁止している。
  • 県警に問い合わせて、取締の対象となる違反状態2例を記事中で紹介。
  • 記者自身のスマホがらみの交通違反はこの1年で2回。1回目は、同僚からの記事の問い合わせ、今回は原稿モニター確認のためと、いずれも仕事がらみ
  • 便利になる一方だが、今回のような思わぬ落とし穴にはまることもあり、やっかいな存在
  • とはいえ、交通違反は自分が単にルールに無知だったことが理由なので、猛省こそすれ、恨んではいけないだろう。むしろ、事故に至らず、違反で済んだだけ良かったかもしれない。
これで記事の三分の二ほどです。自分がルールに無知だったと断りながらも、「でも、仕事で使うのだから仕方ない。」とでも言いたげなにおいがプンプンしています。
県警に尋ねる内容も、捕まらないための注意点に関心が向いていて三流週刊誌のようです。大新聞として読者を啓発するのなら、「ながら携帯」によってどのような事故が・どのくらい発生しているのか、重大事故につながった例はないか、を調べて記事の中で紹介するほうが効果的です。

残りの部分は趣旨が汲み取りにくいのでそのまま引用させていただきました。(赤色と灰色の線はreizanが書き加えました。)

携帯違反.png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

記者さんの指摘されている、『運転中、ケイタイしながら走るドライバーを良く見かける』というのは本当でしょうか。小学生が使う言い回しに似ていて信じられません。
小学生はよく「クラスのみんなが持っているから買って。」という言い方をすることがあります。「みんなって、何人。」と訊くと大概2、3名だったりしてクラスの大半は持っていないことが多いです。

reizanは歩行者ですから運転をする人とはすれ違う車の台数が違いますが、うつろな目で運転してる車は避けなければなりませんから運転者にもそれとなく注意を払いながら歩いています。それで見かけるケイタイ違反は年に数件あるかないかぐらいのものです。

記者さんは続けて、県警は「ながら運転」一掃に取り組んではどうか、と提案されています。この、人任せの発想も理解できません。
自分だったら、「ルールに無知だった。世の中にはまだまだそういう人がいるようだ。マスメディアの使命として、また、無知だった自分の反省の意味も込めて、“ながら運転一掃”キャンペーンを展開することにした。」ぐらいのことは書きたいです。

赤色の下線を引いた部分「10分も止めれば、取り締まりの対象になる」は勘違いではないでしょうか。「駐車」と「停車」が明確に区別されていないような気がします。

道路標識での中に赤色の×印が駐停車禁止(ほかにも軌道敷内やトンネルの中など標識がなくても駐停車禁止の場所あり)ですが、一般的にはの中に(斜線が1本だけ)の駐車禁止の場所のほうが多いようです。駐車禁止の場所なら止めていても運転席に乗っている限り、ケイタイを使っていても無視されるか、移動をお願いされるだけで取締は受けません。

「10分も止めれば」という部分が駐車のことだとすれば、「ながら携帯」の記事の流れから外れてしまいます。

自分が違反切符を切られたことへの意趣返しのつもりで記事にしたのかもしれませんが、論理展開にちょっと無理がありました。残念。


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