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尺八改造にプラリペア [尺八改造]

フルートと尺八の違いは構え方が横と縦というだけでなく、孔の数が違います。フルートは手指の数以上ありますが、基本的な尺八は表に四つと裏に一つの五孔です。

そして演奏に一番影響がある違いが太さと形状です。フルートはメーカーやシリーズによって若干の違いはあっても尺八に比べたらほとんど同じに見えます。

尺八の場合は天然の真竹を使っていますから、太さも同じ楽器と思えないぐらい違いがあります。さらに、唄口の深さや角度、それから顎当たりという演奏に大きく影響する部分は製管師と呼ばれる製作者の方の考えで違っています。

だから自分に合う尺八を見つけるのは大変なことです。大抵はそこそこ合うものを見つけたら、吹き込んで吹き込んで自分を尺八に合わせていくケースが多いようです。

でも一部にはreizanのように、そんなことをしていたら死ぬまでに間に合わないと思う人は尺八を改造しています。

改造といっても内部には手を出しません。内部は同じ直径ではなく、砥の粉と漆で管内の径が微妙に調整されています。
だから尺八らしい倍音をたくさん含んだ音が出せるのです。(上から下まで直径が同じ塩ビ管の場合はリコーダーのような音になります。reizanは塩ビ管でも倍音を出せる技(途中をつぶすのではありません)を見つけましたが内緒です。)

唄口もさわりません。調整するのは指孔の表面に近いところと顎当たりです。

顎当たりを削る場合は削る道具があればよいのですが、盛り上げる場合はそのための部材が必要になります。
良く使われているのは、瞬間接着剤を塗ってその上から柘植の粉や竹の粉を振りかけるという方法です。

他に、建築関係に使われている穴埋め用のコーキング材を使うこともあります。コーキング剤が固まったら余分なところを削ってニスを塗るというやり方です。
しかし、コーキング剤は竹に強力に固定されている訳ではありませんので長年使っているとポロッと取れてしまうことがあります。

これに変わる良いものがないかと気にかけていたのですが、ありました。
それが「プラリペア」です。

例えば、冷蔵庫の棚板が割れたり欠けたりしたときに使えるのがプラリペアです。
アクリルの粉と接着剤を混ぜて硬化させるもので、固まるとアクリルになります。

http://www.plarepair.net/kihon-01.htm プラリペアの基本的な使い方

これを、知り合いのアマチュア製管師の方に紹介したら、早速購入して試してくれました。
しっかり固着して取れないし加工も可能なので木工用コーキング剤よりも良いとのことでした。

ただ一つの欠点は値段が高いことです。アクリルの粉と接着剤のセットで千数百円のものでアクリルの粉が5gしか入っていません。木工用コーキング剤と比べると宝石のように高いです。
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