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演奏時間の試算 [音楽の勉強]

演奏会にかける曲を選ぶときにはいくつかの条件があります。

一番は面白いことです。滑稽ということではなくて、演奏していて自分が楽しい曲という意味です。

二番目は難易度です。易しすぎても面白くないし難しすぎるのは恥をさらすだけです。実力よりもちょっと上だけど半年練習すればこなせるぐらいがちょうど良いです。

あとは楽器の編成もネックになります。箏・三絃・尺八の曲で楽器が揃わないときは三絃抜きということもありますし、尺八抜きというケースもあります。れぞれの楽器がメロディーを担当していないときはこの方法が取れます。

しかし、「春の海」の尺八抜きというのは聴いていてつまらないと思います。 

「チャンチャラチャラチャラチャー チャンチャラチャラチャラチャー」と2小節8拍の箏の前奏があって、そのあとから尺八が入って合奏となるのですが、箏だけだとぜんぜん盛り上がりません。



選曲で欠かせない重要な要件がもう一つあります。それが演奏時間です。

アマチュアの演奏会では大抵時間制限があります。ほとんどが出入り込み10分とか15分という制約を受けます。

参考音源があればそれで時間がわかりますが、無いときは取りあえず演奏してみます。簡単な曲ならそれでわかりますが、難しい手の入っている曲の場合はそうもいきません。

そういう時は音譜から計算しておよその時間を求めます。

尺八譜では説明しにくいので五線譜に置き換えて説明したいと思います。

楽譜の最初にテンポ表示があります。「四分音符(実際は図形)=70」というような表示です。
これは、四分音符を1拍として1分間に70拍演奏する速さ、といことでテンポを示しています。

また、拍子記号で1小節の中の拍数も示されています。3/4だったら四分音符を1拍として1小節に3拍、4/4だったら4拍ということになります。

小節の数がわかれば、それに拍子記号の分子の数字を掛けたら総拍数になります。総拍数をテンポの数字で割ったら分単位の所要時間が計算できます。

例えば、「四分音符=80」、「4/4拍子」、「1行当たり5小節」、「総行数50行」だとすると、
総拍数は、4拍×5小節×50行で1000拍となります。これをテンポの80で割ると12.5になりますから、楽譜通りに演奏したら12分30秒かかることが計算できます。

実際には12分間テンポ80のままでは演奏する方も聴く方も飽きてしまいますから、途中でテンポが変化しているのが普通です。
その場合は、それぞれのテンポごとに拍数を求め、それをそれぞれのテンポの数字で割って所要時間を求め、すべての所要時間を足し合わせた合計時間がその曲の演奏時間となります。

出入り込み15分のところに15分の曲を入れるのは無理です。その場合は一部をカットして12分ぐらいに収めます。
箏の先生から、「運指上、ここからここへは跳びにくい。」と言われたらおしまいです。どこをカットするかというのも腕の見せ所ですから必死で考えます。

 



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