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続柄の続き [知識・情報]

以前のブログで「続柄(つづきがら)」のことを書いたらそれを見た方からご指摘がありました。reizanは心が折れやすいタイプなのでブログはコメント不可にしているのですが、知っている方から直接指摘されるのは避けられません。

前のブログの内容は、市役所市民課の担当者のお二人がお二人とも、「続柄」を「ぞくがら」と言ったという内容(オリジナルはここ)だったのですが、昔は、「つづきがら」だったけれど、今は「ぞくがら」も許容されているというご指摘を受けました。「ぞくがら」は俗な言い方で誤用が一般化したとのご見解です。

その際に、比喩的な例として曜日の「曜」を書くように言われましたので自信を持って書いたら、「”羽”を書きましたね。ある時点からカタカナの「ヨ」を二つ書くように教え方が変わっています。ゾクガラもそういう扱いではないでしょうか。」と言われました。
ガァーン!
「曜」の字の書き方が変わっているなんて知りませんでした。「続柄」よりも「曜」の方がショックでした。ネット検索したら確かに変わっていました。(ここ

また、最近の国語辞典には「ぞくがら」の見出しで引けるものもあるとのお話がありました。
あいにく古い辞書しか持っていませんのでネットで調べたら、一部の辞書で「ぞくがら」が空見出しになっているものがあるようです。空見出しとは、「ぞくがら【続柄】つづきがら。」みたいな書き方で語釈がないものです。ということは「ぞくがら」が市民権を得ているということでもなさそうです。

そもそもの間違いのもとは送り仮名の省略にあると思います。昔は「続柄」=「つづきがら」で良かったのでしょうが、現代の送り仮名の約束に従えば、「続柄」は「ぞくがら」としか読めません。
だから正しくは送り仮名を入れて「続き柄」とすれば誰でも正しい読み方ができるのではないでしょうか。

続.jpg

そういう点では国の機関が先行していまして、法務省の出生届記載例(ここ)では、「続柄」としています。これだったら誰も間違っても「ぞくがら」と読むことはないでしょう。

なお、手持ちの漢和辞典(新明解漢和、漢字源、漢語林)も当たってみましたが、どれにも「続柄」の用例は掲載されていませんでした。不思議です。

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