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山田流の「千鳥の曲」が合わせにくい訳がわかりました [三曲]

「千鳥の曲」と言えば、「春の海」や「六段の調」と並んで、タイトルは知らなくても聞いたことがある人が多い筝曲の名曲です。

reizanでさえ、尺八を習い始めてから百回以上は吹いているお馴染みの曲です。九州や関西にいるころは生田流の箏と合わせることが多かったのですが、関東に住むようになって山田流の箏の先生とも合わせる機会ができました。

ところが、いつも同じところでreizanが先走ってしまいます。曲を知っていますからすぐに正しい位置を見つけて合わせていけるのですが、なんとなく落ち着きません。

それで、山田流の箏譜を見せていただいたら原因がわかりました。こんなのは生田流にはありませんでした。

山田譜.jpg

 

なんと、後歌の「淡路島 かよふ千鳥の・・・」 の「かよふ」と「ちどり」の間の音にフェルマータの記号が付いているではありませんか。「七」の音は元は1拍なのですが2拍ぐらいの間になります。

同じ箇所が、尺八の都山譜にはこう書かれています。これで生田流には問題なく合います。

生田流に合う.jpg

しかし、山田流と合わせると、次の「ハ」の音を1拍早く吹きだしたようになってしまうのです。
原因さえわかってしまえば対策は簡単です。公刊譜をもう一冊買い求め、表紙に「山田流用」と明記したうえで、次のようにフェルマータの記号を入れました。

山田流に合う.jpg

新年の賀詞交換会で山田流の先生と「千鳥の曲」を演奏しましたが、今回はばっちりでした。

 



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