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官能と変態で言葉の勘違い [番外]

「官能」という言葉をどう思いますか。なんとなくエッチ系の小説のイメージが強いと思うのはreizanだけでしょうか。

ところが、勤務時代にこの言葉が職場で使われたからビックリです。誰かが「官能検査」と言ったのです。
こちらが赤面してしまいそうですが、何も指摘せず聞き流したふりをしたのでなんとか助かりました。「官能」という言葉に反応して何か言ってたら赤面どころか赤恥をかくところでした。

あとで調べたらエッチ系とはまったく関係なくて、人間の五感を使って調べる検査方法のことでした。
身近なものでは、日本穀物検定協会が行っている「米の食味ランキング」が、炊飯した白米を実際に試食する食味官能試験で評価しています。

もう一つ、「変態」という言葉で勘違いしていたことがありました。
宮城道雄が作曲した曲に「水の変態」というのがあるのですが、水とのかかわりが良くわからないままエッチ系の曲かと思っていました。

しかし、知ってしまったら自分の無知が恥ずかしくなりました。

「水の変態」というのは、水が霧・霰・雲・露・雨・霜・雪と様々に姿を変える気象の変化の様子を歌いこんだ7首の和歌で高等小学読本に載っていました。

これを弟が読んでいるのを聞いて、宮城道雄が曲をつけたのが箏曲「水の変態」です。これを聴くと日本のモーツァルトと言ってもいいぐらい天才ぶりを感じます。

https://www.youtube.com/watch?v=YCFgILfjua4 水の変態(独奏・抜粋版)

この曲が宮城道雄の処女作で14歳(現代の中学2年生)の時の作品です。どうせ14歳の作品だから大したことはないだろうと思ったら大間違いです。弾けない人が多い超難曲のひとつです。

のちに替手(オブリガート)が追加され二重奏曲としても演奏されるようになりました。

https://www.youtube.com/watch?v=vubsHbaySP4 水の変態(二重奏・全曲)

「官能」「変態」に限らず言葉に違和感を感じた時は、今持っている知識だけで意味を推測するのでなく、辞書を引くことが大切だということを身をもって学びました。



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