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宇治拾遺物語 [推薦図書]

NHKラジオ第二の「古典講読」という放送を聴いてから「宇治拾遺物語」にはまっています。

説話物語としては、今昔物語の「今は昔、」という語りだしが昔話の「昔々、ある処に」と同じようにキャッチな出だしで有名ですが、話の内容(語り口)は断然、「宇治拾遺物語」の方が洗練されていて面白いです。

ネット上で公開されている原文を見ながらラジオを聴いているのですが、興味がつのって図書館の本を手当たり次第に借りています。

最初に借りたのはこれです。理由は本が美しかったからです。

宇治拾遺物語_0001.jpg

502ページの大冊ですが、四つの本から抜粋されたものが掲載されていますので全部は網羅されていません。
それに内容は現代語訳だけですから、原文の持つリズムが感じられず物足りないです。

次に借りた新潮社の「新潮日本古典集成 宇治拾遺物語」はreizanの思いに叶うものでした。

宇治拾遺物語_0003.jpg

カバーが外されているため表紙は真っ黒で何の本かわかりません。まずは背表紙でタイトルを確認することになります。中表紙でもわかります。

宇治拾遺物語_0004.jpg
《中表紙》

この本は全編原文のままで、わかりにくいところだけ、脇に朱書きの注釈があります。原文のリズムを感じながら意味もすうっと入ってきますのでこの上ありません。

宇治拾遺物語.jpg
《「76 仮名暦誂へたる事」より》

余談ですが、76話は新婚の奥さんが若い僧にかな書きの暦を書いてもらったところ、僧のいたずらで、大便をしてはいけない日というのが書かれていて、次の日もその次の日もさらにずっと大便をしてはいけない日と書かれていて、2、3日は堪えていたのだけれど、『おほかた堪ゆべきやうもなければ、左右の手して、尻をかかへて、「いかにせん、いかにせん」と、よぢりすぢりするほどに、物も覚えず、してありけるとか。』という可哀そうな話です。

ソフトカバー本で「宇治拾遺物語のたのしみ方」というのもありました。NHKラジオで「宇治拾遺物語」の解説を担当されている伊東玉美先生が書かれたものです。

宇治拾遺物語_0002.jpg

新潮社の「新潮日本古典集成 宇治拾遺物語」が一番良かったので中古本を買います。 


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