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通信教育の科目 [番外]
reizanが勤務時代のことですが、会社が従業員のスキルアップのために通信教育の受講を勧めるようになりました。修了すれば受講料の半額を会社が補助するという制度です。
当時、女子社員に人気だったのが医療事務講座です。
医療事務とは病院・診療所で医療費の計算をする仕事です。民間の資格制度はありますが資格を持っていなくても仕事に就くことはできます。だから勉強さえしておけば将来役に立つというのが受講した人の思いだったようです。
医療事務講座を受講している女性に、「あなたはすぐに会社を辞めて医療機関に行くつもりですか?」と聞いたことがあります。答えは辞めるつもりはないとのことでした。
だったら医療事務講座の受講は貴重な時間を無駄に使ってお金を捨てているようなものだと思いましたが、reizanの個人的な考えですので口に出すことは差し控えました。
先にも書きましたように医療事務には資格は要らないし、もっと重要なポイントは診療報酬が毎年ころころ変わりますから今覚えたことは来年は役に立たないということもあります。
基本的な仕組みの部分はほとんど変わらないと思いますが、やはり医療事務講座を受講するのだったら終了後すぐに転職するぐらいの覚悟がないと意味がないと思います。
通信教育のなかには〇〇士と、「士」の付く資格講座がありますが、これは要注意です。
通信教育を真面目に勉強すれば試験に合格できるぐらいの知識は得られるかもしれませんが、問題は受験資格です。
上の例の「ビジネス書法士」はNHK学園の資格認定だそうです。こういうのはその気になればだれでも資格にチャレンジできますが、「士」の付く資格のほとんどは、目出度く通信講座を修了しても受験資格のせいで試験を受けられないことがあります。通信講座の科目選びをする前にそのことも押さえておいた方が良いと思います。
reizanは、昔、会社で社会保険関係の仕事をしていたことがあって社会保険労務士の講座を受講したことがありました。
その講座のセットの中に質問紙がありましたので、「自分は社会保険労務士の受験資格のどれにも該当しないのだけれど、それでも受験できるような上手い方法があったら教えてください。」 と質問したことがあります。
回答は「上手い方法なんかありません。」というつれないものでした。法令で決まっていることですから裏ワザなどはないことは端から分かっていました。
なんでそんな馬鹿な質問をしたかというと、同じ会社で働く人の中に受験資格がないのに受講している人が何人もいたからです。
受講する側は社会保険労務士講座といえば受験のための講座と思いますが実際には受験できない人も受講しているのです。しかし広告チラシには、実際に受験する際には学歴や実務経験年数等の受験資格が問われるということはひと言も出ていません。
だからそういうことを知らない人が通信講座に申し込んで時間とお金を無駄にしてしまいます。
言葉は悪いですが世の中の無知な人が勘違いして通信講座を受けてくれたら収入になりますから教育機関は都合の悪いところは広告チラシには載せないようです。
チラシだけ見て申し込む人が大半ですから説明責任は重いです。
Foresightのサイトは、「社会保険労務士は誰でも受験できるわけではありません。」と明確に説明していますからこの点は良心的です。
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