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光源氏の結婚観 [番外]

源氏物語三十二帖「梅枝(うめがえ)」に、光源氏(39歳)が息子の夕霧(18歳)に結婚観を述べるくだりがあります。下記は、そのほんの一部分ですが、これまでに読んできた源氏の行状を考えるとよく言うよという感じです。

太字はその部分の原文です。

つれづれとものすれば 思う所あるにや と 世人も推し量るらむを 宿世のひく方にて なほなほしきことにありありて靡(なび)く いとしりびに人悪きことぞや いみじゅう思ひ上れど 心にしも適わず 限りあるものから すきずきしき心遣はるな

意訳:長く独身でいると何か思うところがあるのかと世間の人に勘ぐられる。かといって、妙な因縁に引かれてあげくの果てに平凡でつまらない女に引っかかるのはみっともない。高望みをしても思い通りにならない。ものには限度があるのだから、やたら女の尻を追いかけまわすのは止めたがよい。

「つれづれ」=一人の状態が長々と続くこと。単調で退屈な状態(徒然草)

「宿世」=前世の因縁

「なほなほし」=平凡でつまらない

「すきずきし」=好色である

稀代のプレイボーイも子供に対しては殊勝なことを言うものらしいです。他にもいろんな角度から結婚観が述べられています。それが現代でもほとんど色あせていないところがすごいと思いました。


昨日で記事数が400になりました。また、累計アクセス数が7万件を超えました。今後ともよろしくお願いいたします。

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