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滝廉太郎のピアノ曲 [雑学]

「荒城の月」や「花」の作曲者として有名な滝廉太郎ですが、ピアノ曲を書いているのをご存知ですか。

夭折の作曲家ですから曲数は多くありません。というか、「憾(うらみ)」と「メヌエット ロ単調」の二曲しかありません。全音からピアノピースが出ていて、レベルB(初級上)にランクされています。


大分市で開催される「滝廉太郎記念コンクール」のピアノ部門では、毎回、この曲が課題曲になっています。

大分にゆかりの園田高弘賞ピアノコンクールは2001年を最後に終わってしまいましたが、こちらは今も続いているようです

ところで、「憾」という字は「遺憾(いかん)」の憾です。この「遺憾」はときどき意味を間違えて使われることがあります。

組織・団体で不祥事が起こると責任者や関係者の方が、「誠に遺憾です。」と決まり文句のように使われますが、たまに、失言でしくじった本人が「遺憾です。」と言ったりします。

「遺憾」の意味は「残念」ということです。「失言して残念」では開き直ってるような感じですが、聞いている側も意味がよくわかっていないからお詫びの言葉だろうと聞き流してしまうようです。「なぜ、ゴメンナサイと言わないのか。」と突っ込んだのを聞いたことがありません。

「憾」には恨み・怨みの意味もありますが、滝廉太郎の「憾」の場合は「残念に思う」方です。溢れるような才能がありながら体調は最悪。さぞ残念に思ったことでしょう。ピアノ曲「憾」にはそのような思いが詰まっているような気がしてなりません。

YouTubeに音源がありました。「憾」=「残念な思い」が表現されているかということを意識して、演奏の違いを聴くのも一興です。



http://www.youtube.com/watch?v=HQFtsQPy83Q  滝廉太郎作曲 メヌエット ロ短調

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