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わかりにくい年金の説明 [雑感]

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ちょっと前のことですが、2010.12.25の読売新聞に「50代のマネー術 番外編㊦」という記事がありました。実はこれを一読したときに誤解してしまったのです。次の部分で引っかかってしまいました。

『妻に厚生年金の受給資格がある場合は話しが複雑になる。現在50代の女性は、60歳から「特別支給の老齢厚生年金を受け取れるが、これを受け取ると、遺族厚生年金が受給できなくなる。』

会話や文章の中で都合のよい部分だけを抜き出して云々するのはよくないといわれますが、reizanはこれを、「60歳になった妻が自分の厚生年金を受給しはじめると、万一のときに夫の遺族年金が受け取れなくなる」という意味にとってしまいました。

在職中に企業の社会保険担当をしたこともあるreizanですから、そんな馬鹿なと思いました。

そこで、よくよく読み返してみると、50代のときから夫の遺族年金を受給している妻の例でした。そうなると文章の筋が通ります。どこも間違っていません。

しかし、基本的なルールに関する説明が漏れているため大変分かりにくい文章になったみたいです。こういう記事が出回るから年金は分かりにくい・難しいといわれるのかもしれません。

基本的なルールとは、「一人の人が受給できる年金は一つだけ。給付事由の異なる年金の受給権を二つ以上有することになった時は、いずれか一つの年金を選択することになっている。」ということです。(茶色の文字部分をクリックすると厚生労働省の関連ページに跳びます。)

新聞の例は、厚生年金の加入経歴を持つ女性が50代から夫の遺族年金を受給していて、60歳になったときに自身の厚生年金の受給権も持つようになり、二つの年金の受給権を持ったということです。

このように見ていくとシンプルに考えることができます。一つしか選べない分けですから自分に有利なほう(普通は受給金額の多いほう)を選べば良いわけです。

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厚生年金に加入したことがあって60歳を迎える女性が、新聞を読んで、自分の老齢厚生年金を受給すると、万一のときに夫の遺族年金が受け取れなくなるから自分の年金の受給手続きを見送ろうと考えたとしたら罪なことです。でも、一部分だけに注目して見るとそういう風に受け取ってしまいそうな記事でした。



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