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三曲の下合わせで音が外れていました [尺八演奏]

文化の日の三曲演奏会まであと一か月を切り下合わせにも熱が入ってきました。

この日は午後一番に公共施設で、各流派の職格者(指導資格者)全員で演奏する曲(山川園松作曲「抒情詩曲」)の下合わせがありました。

その後、絃方の先生のお宅に移動して、「四季の調」と「岡康砧」の下合わせをしました。

最初に「四季の調」から始めたのですが、一曲演奏する間ずっと居心地の悪い思いがしていました。演奏のあとで箏の先生にピッチを確認してもらったら尺八の音程が高いと言われました。



そう言われても、尺八の音程を下げることはできませんので箏の音程の方を少し上げてもらいました。下の写真はその時の調絃をしている様子です。

RIMG0469.JPG

箏の基準になる絃(大抵は第一絃)の音を、先生の箏だけ尺八と合わせてもらいます。箏対尺八で確認するのはこの一音だけです。あとはその音から順にハモリを利用しながら次々に音程を合わせて琴柱の位置を決めていきます。

基準になる調絃が終わったら、お弟子さんの箏を一面ずつ合わせていきます。先生が弾いた絃と同じ絃を弾きながら柱を動かして絃一本ずつ調絃します。その間に会話はありません。黙々と作業が続きます。次の人に順番が移るときも特に声がかかるわけではありません。自分が次の順番だと思う人がそのタイミングを察知して合わせていかないといけないのです。

この時の調絃の様子を録音しましたので興味のある方は聞いてみてください。上手な人は3回ずつで合わせていきます。先生と同時に1回目を弾いた時に自分の音がどのぐらい高いか低いかを判断し柱を動かします。運がよければ2回目を弾いた時に合っていることがありますが、大抵は更に微調整をして3回目にはぴったり合っているという具合になります。

これが、慣れていない人だと何回もやり直しをすることになります(そういう人のも録音されています)。箏の先生は合うまで同じ音を引き続けますが合ったらすぐに次の音に移ります。合わせる方もそれに追随していかないと違う絃を合わせることになりますからお弟子さんにも高い音感が要求されます。(と言っても最初から出来る人はいませんし、経験さえ積めばほとんどの人ができるようになります。)
最後の人は替手ですのでオクターブ低い調絃になっています。



次の音源は調絃後です。調絃前とは別の曲のような感じがしませんか。




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