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「LOVE LOVE LOVE」の箏譜を作り直してみました [三曲]

18年ぐらい前に、よく知っている人がドリ・カムさんの「LOVE LOVE LOVE」をピアノ譜にアレンジした時に、reizanがそれを箏譜に直したことがありました。

その箏譜が偶然出てきたので、最新のパソコンで作り直してみました。使ったのはExcelです。

LOVE LOVE LOVE sample.jpg
《箏譜サンプル、写真クリックで拡大、「←」クリックで戻る》

楽器は箏2面、17絃1面の編成です。

曲名の下にあるのは調絃の指定です。それぞれの絃をどの音高に合わせるかを示しています。
箏の絃は13本ですが、それぞれに名前がついています。箏に向かって向こうの方から数えます。1から10までは順番通りに漢数字を使います。11から13は順に「斗(と)」「為(い)」「巾(きん)」の文字を当てます。

17絃は17本です。(余談ですが20絃箏は21本です。)
1から10までに漢数字を使うのは箏と同じです。11から17は一の位の数を算用数字で表します。

いずれも一桁で表したいということだと思います。昔、16進数で遊んでいた時も、「0123456789ABCDEF」と一桁で表す工夫がされていたのを思い出しました。

ここで箏譜の見方を簡単に説明しましょう。サンプルは最初の1小節です。上の番号の「1」「2」「17」は、それぞれ「1箏」「2箏」「17絃」を示しています。
 
 LOVE LOVE LOVE sample2.jpg

この箏譜は縦に見ていきます。小さな四角が1拍で、4つで1小節になっています。小さな四角の中の半分だけの線は1拍の半分の境目です。

1箏を見てみましょう。最初の音は「三」の絃で1拍分の長さです。その次の「一」と「二」は半拍の中に二つ入っているので、それぞれが半拍の半分の長さになります。五線譜でいうと16分音符です。
その次の「三」が半拍になることはおわかりになると思います。

2箏の三角形は休符と延長記号です。三角形だけのものが休符で、中に点があるものがその分だけ音を延ばす延長記号になります。
17絃の丸印は1拍の休符です。ここに掲げた例では1小節全部に休符がありますので全休符になります。

別の部分も見てみましょう。サンプルの最後の2小節です。

LOVE LOVE LOVE sample3.jpg

1箏の1拍目は「七」と「為」を同時に弾きます。
1箏と2箏の3拍目の波線はアルペジオを表しています。演奏するときは、2箏の「六八九」から1箏の「八九巾」の順に流れるように弾きます。

次の小節の2箏は3連符になっています。2拍分の中で3つの音の塊を均等な長さで演奏します。逆からみると一つの音の長さは3分の2拍で、これが3つ連なると3分の6で2拍分の長さになります。

この楽譜の書き方を「家庭式」といいます。
箏譜の書き方にはこの他にも主なものとして、縦書きの「正派式」と「山田流の横書き」があります。

折角ですから、最初の譜の部分の演奏を聞いてください。楽譜よりも半音下げて演奏されています。



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