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「木曽節」のピアノ譜を箏譜に直しています [音楽の勉強]

趣味の民謡尺八サークルでは、次年度に取り上げる曲の検討に入っています。

今わかっている2013年度の予定は次のとおりです。
  •  6月 : 特養施設訪問ボランティア
  •  9月 : 市民センター芸能大会、某地区の敬老会
  • 11月 : 文化祭吟詠発表会、某寺院のお会式、某詩吟団体の30周年記念の集い
  •  2月 : 吟詠発表会、市民センターふれあい祭り
民謡尺八のグループですから全ての曲に尺八が関わるのですが、箏で加入している女性がおられて箏と合奏できる曲も準備しなければなりません。

reizanの手持ちの五線楽譜(主にフルートとピアノの合奏曲)から100曲ほどリストアップして選んでもらった結果、「木曽節」のリクエストがありました。それでピアノ譜を箏譜に直す作業をしています。

木曽節4.jpg
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フルートの譜を尺八譜に直すのは簡単なことですが、ピアノ譜を箏譜に直すのはちょっと手間がかかります。
箏は調絃(13本の絃の音の高さを決める)をしなければなりません。それに音数が多くなりますから大変です。

先ずは、音高のチェック表を作り、ピアノ譜の全ての音符を順に書き出していきます。(要領は、昔の小学校の級長選挙の票読みの要領です。)

木曽節.jpg
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最低音から最高音までの音名を縦に並べて書き、写し間違いを防止するため、その左にはト音記号とヘ音記号の五線の位置がわかるようにしています。

あとは五線譜の最初から見ていき、一音ずつ該当する欄に線を引いて正の字を書いていきます。
正の字が多い順に出現頻度が高いわけですからこの音が弾けるように調絃していきます。

しかし、ここで問題が起こりました。箏の絃は13本ですが正の字の多いところはそれ以上にあります。
1音半までの高さは押手(おして)という手法を使えば必要な音の高さを得られますので、これが使えるところは使います。
ただし、一絃や二絃の押手は膝立ちをして遠くを押さえなければなりませんから頻繁には使えません。

そういうことを踏まえて、一応の調絃案を作ってみました。

木曽節2.jpg
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○印が調絃する音です。×印はあきらめます。△印は押手で対応します。

ここまでで五線譜から箏譜への書き換えはできますが、更に、こういうメモを作ります。

木曽節3.jpg

 

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五線譜と、このメモを見ながら絃の番号を確認して縦譜の該当箇所に書いていきます。

木曽節5.jpg
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今まさにこの作業をしているところですが、作業が終わったら譜のとおりに音を出してみます。(reizanは、パソコンの楽譜ソフトを使って打ち込みをして、それを再生して確認します。)

さらにその後の作業としては、音楽として聴けるかどうかの確認・調整と、ひとの手で弾けるかどうか(例えば、七が押手で、一・七・巾を同時に弾くというのは絶対に不可能です。指が届きません。)のチェックなどがあります。 

 




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