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ロツレチリの練習譜 [音楽の勉強]

尺八の二大流派は都山流と琴古流です。この二つの違いが端的なのが音符です。
どちらもカタカナをベースにしたタブラチュア譜という共通点はあるのですが、同じ符で音の高さが異なるから厄介です。

1尺8寸の尺八の場合、都山流の「ハ」(C音)は琴古流では「リ」(乙音)・「ヒ」(甲音)と書きます。逆に、都山流では「リ」はC#・D♭音ですし、「ヒ」はD音です。もうこのあたりで混乱されているかもしれませんが、更に続きがありまして、「ハ」は琴古流では「五のハ」の省略表記でD音(甲音のみ)を表すことがあります。

上のややこしい文章を図解するとこういうことです。

同名異音.jpg

このようなケースがほかにもいくつかあります。音符(カタカナ)が同じでありながら音高が違うということは、当然、運指も異なります。
だから、琴古流の音譜を見ながら吹いているのに、ふとそのことを忘れて都山流の運指をしてしまうと大変なことになってしまいます。

reizanが所属している趣味の民謡尺八サークルはreizanだけが都山流で、ほかの皆さんは琴古流ですから使用する音譜は琴古流です。だから演奏する曲が決まって音譜が配布されたら自分用に書き直しをしています。

そしてたまに都山譜しかない曲の場合はreizanが琴古譜に書き直して上げています。

ところが、ほとんどの曲が民謡のように単純ではないためリズムが取れない方がいらっしゃいます。
みんなで一緒に楽しむための会ですから一人でもついていけない人がいると切なくなります。

そこで、練習日の開始前にreizanの指導でリズムの苦手な方だけを対象にリズム感強化練習をさせていただくことになりました。

そのために運指の練習譜を自作していくことにしていますが、第一弾の「ロツレチリの練習譜」(乙音のみ)ができました。

ロツレチリの練習.jpg

だいたい練習譜の最初に出てくるのは簡単なものと相場が決まっています。簡単に吹けるからおろそかにしてしまいがちです。
  • 拍の頭を意識して音を出す
  • 譜で指定された長さの間は音を出し続ける
  • 息ぬすみ記号のところで息を継ぎ、それ以外では息継ぎしない
  • ○は確実に1拍休む
以上のことを守りながら吹くのは結構難しく馬鹿にできません。そういうことを狙いながら練習譜を作りました。

なお、最後の列は練習の記録用です。1回通しで練習する毎にマスにチェックを入れていきます。全部で40マスあります。
そのぐらい練習すれば次の段階に移っても良いだろうという目安です。


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