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尺八音符の音階梯子 [尺八解説]

趣味の民謡尺八サークルに2年ぶりで新人が(といっても還暦過ぎの人ですが)入ってくれることになり、会長からreizanに指導の依頼がありました。

1年間で他のメンバーについていけるまでにしてあげなければなりません。やりがいのある役目です。

なんといっても最初は音出しの練習です。尺八の音が鳴らなければ話になりません。音が出れば長く続くのですが、出ないと嫌になってやめてしまいます。

その点は小学校の邦楽体験教室のボランティアで体験していますので何とかなると思います。

その次は音符の違いによる流派の選択です。reizanは都山流ですが他のサークルメンバーは琴古流です。
どちらでやっていくのか決めてもらわなければなりません。

なぜかというと音価の表し方の違いと音符の表記の関係で一方に慣れればなれるほど途中変更が難しくなるからです。

音価については、都山譜は五線譜のオタマジャクシの棒と旗の考え方を取り入れていますので、見ただけで全音符とか附点八分音符とか十六分音符とかがわかります。

一方、琴古譜では音符の右または左にゴマ点があるのかないのかと、中央を縦に貫く線の有無・本数の要素の組み合わせで間が決まります。

だから都山譜の場合は難しい手のない曲であれば初見で吹けますが、琴古譜の場合はゴマ点と線の関係を一通り見ておかないと吹きにくいのでいきなり初見でというのは苦手そうです。

しかし、サークルの中には琴古譜を使いながらゴマ譜の読めない人が3割いますので、田嶋直士さんが著書の「尺八入門」で提唱されている1拍を基準にした書き方に準拠した譜を作って使っています。だから音価に関しては問題ないと思います。

あとは音符の違いです。どちらもカタカナ1文字で指孔の押さえ方を表すタブラチュア譜になっています。これが同じであれば結構融通が利くのですが、同じ文字が違う運指を表していることがあり当然音の高さも違うので、両方の譜を使い分けるためには頭の中を都度切り替えなければなりません。

それを音程に従って梯子状に表してみました。同じ音高に二つ以上の音符があるのは、音色の違いを求めてそれぞれが違う運指をするためです。

音符と音高.png
《《画像左クリックで拡大、←クリックで戻る》》

赤色の棒線で示している音符が、同じ文字を使いながら運指・音高が違というう同名異になっているものです。

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