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水道事故の現場に遭遇しました [配管]

用事があって近所を歩いていたら、1ブロック(20軒程度)先の空き地で噴水が上がっていました。

そこは宅地ですが空き地のため雑草が60cmぐらいに伸びています。その草刈りをしていたおじさんが草むらに隠れていた塩ビ製の水道管をエンジン刈り払い機で切断してしまった模様です。

現場の状況を簡単にご説明します。
水道本管は道路の下に埋まっていますが家が建った都度掘り返したりしなくて済むように、空地になっているところは敷地内まで枝管を引き込んで、端末は塩ビ管を地面から立ち上げ先端は塞ぎ蓋で塞いでいます。(今回の事故は、この地上に立ち上がった部分を切断したようです。)

用事がありましたので一旦その場を離れましたが、帰りに通りかかった時にちょうど配管専門職の方二人が着いたところだったので、建築配管の勉強をして2級配管技能士の資格をもっているreizanにとっては興味深い現場ですから、関係者の方には目礼してちょっと離れた邪魔にならないところから見学させていただきました。

今回の事故のようなケースは訓練校では教わっていませんのでどう対処すればいいのか想像もつきません。
止水栓があればそれを閉めればよいのですが、止水栓はないようです。
どうやって漏水を止めるのか、学びたいところはその部分です。

修理の方がやったことは、まず最初に、接着剤を使わずに長尺の塩ビ管の片端にエルボを取り付け、それを配管の切断部にはめ込みました。
そのことによって噴水は止まり、水は側溝に誘導されるようになりました。
片側が開放されていますので圧がこもらないため接着剤なしでも大丈夫なようです。

その後、一人の方が漏水個所の周りをスコップで掘り始め、5、60cmぐらいまで掘り進みました。その結果、埋設部分が見えるようになりました。

もう一人の方は、見慣れない工具(あとで塩ビ管断水機とわかりました。)と塩ビのパイプや配管継手を前の道路に揃えました。継手の中にユニオンもありましたので、これを使った工程を想像してみたのですが実際は違っていました。

塩ビ管断水機.jpg
《塩ビ管断水機》


穴を掘り終わって埋設部分が見えるようになると、なんと、土の中に隠れていた部分を塩ビ管断水機で塩ビ管をつぶしてしまいました。完全には止まっていませんが何とか作業はできそうです。
その時点で仮設のエルボとパイプは外しました。

次に、長さ50cmぐらいのパイプを準備して、片側に塞ぎ蓋を接着し、反対側にソケットを接着しました。これを埋設管の先端に接着して漏水を止めようということらしいです。

そこで、もう一つ勉強をしました。
それは止水部から漏れてくる水の始末です。少量の水ですが立ち上がりの縁から外側にあふれて流れ落ちています。 
そのままではソケットを接着できません。

そこで修理の方がしたことは、なんと、細いチューブを使って立ち上がりの中の水を吸いだしてしまいました。(飲んでしまったわけではなくて、口まで上がってきたところでホースの先を抜いて地面に排水しました。)
そして、立ち上がりの中の水がまた増えてきて縁に届くまでのわずかの時間にソケットに接着剤をつけて接着してしまいました。

あとは潰したところを塩ビ管断水機の位置を90度変えて潰していくと全体がほぼ元の形に戻りました。(要領はここに説明がありました。)

それから掘った土を埋め戻して完了です。

漏水処置.jpg
《修理後》

ほかの空き地を見てみたら、塩ビ管の立ち上がり部の外側に鋼管をかぶせたり、鉄筋の支柱を添わせたりしています。

1407140008.JPG

 


1407140009.JPG

今回事故を起こした作業員の方は本当に運が悪かったとしか言いようがありません。

本題とは関係ありませんが、カメラを持ち出したついでにいつも気になっていた場所を撮ってみました。近所の薬局の玄関です。

合成1407140010.jpg

二羽の嘴はツバメの子です。現在の場所に越してからツバメの飛ぶ姿を見たことがなかったのですが、案外近くにおりました。

実は写真を撮った時、二羽同時に顔を出してくれなかったので2枚の写真を合成しています。
元の写真は次の2枚です。

1407140010.JPG

1407140012.JPG

使用したソフトは「フォト・ギャラリー」です。





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