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「アコーディオンの本」で学んだこと [音楽の勉強]

図書館で「まるごとアコーディオンの本」というのを見かけたので借りて読みました。

アコーディオン_2.jpg

尺八以外のことに手を出すとそれに時間を取られて、本来のことが疎かになりますから面白そうなことでも極力近づかないようにしているのですが、昔から鍵盤楽器は苦手なので読んでも大丈夫だろうと考えて借りました。

興味本位の斜め読みですから15分もかからずに読み終えました。

そんな半端な読み方でも印象に残るところはありました。

それは、アコーディオンの鍵盤は奏者から見えないということです。ピアノの場合は下を向けば見えますがアコーディオンの場合は鍵盤が腹の前にせり出していますから下を向いたぐらいでは良く見えません。

ではどうするかというと手探りしかありません。

その時に役立つのが黒鍵です。ピアノと同じように黒鍵は2つと3つのところがあります。これに触れたら白鍵の位置もわかります。だからアコーディオンを弾く人は、白鍵を弾くときに黒鍵の間の狭いところを弾くのだそうです。そうすると鍵盤が見えなくても位置を間違えることはないそうです。

そういえば、尺八の孔も奏者から見えません
尺八は孔が5つしかないから簡単だと思われたらそれはハズレです。

5つの孔に対して、それぞれに「全開」「半開」「微開」「全閉」「かざし」などの指使いをします。
「全開」ぐらい簡単だろうと思われるかもしれませんが、動かしにくい指が弱いかざしになってしまうことがあります。そうするとその音は本来よりも若干低くなります。

「半開」や「微開」や「かざし」は物差しで測って決めることはできませんので、何回も吹いて正しい音程の時の指の感触を覚えていきます。

「全閉」は普通に構えて吹けば乙と甲の「ロ」(1尺8寸管でD音)になります。5つの孔を全部塞げばよいだけですから簡単そうですが少しでも隙間があるといけません。
1、2、3孔のどれかに隙間ができて「微開」状態になっていると噪音しか出ません。
4孔の下寄りが「微開」になっていると乙音が出せません。必ず甲音になります。(逆に言えば、甲のロを吹くときは4孔を「微開」にすれば確実に甲音が鳴るという裏ワザになります。)

尺八の場合でアコーディオンの黒鍵のようなガイドの役割りを果たすものは何かと考えたら、それは孔の縁だと思います。
指の腹で孔の円を感じながら押さえる位置や押さえ加減を決めるのです。

こうやって考えると尺八もアコーディオンに負けないぐらい難しいことをしているのですね。
いつも何気なくやっているので特に難しいとも思っていなかったのですが、初心者の人にとっては案外大変なことかもしれません。

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