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認知症について知る [知識・情報]
自分が高齢者になって認知症への関心が増しています。勿論、罹りたくないという思いがあってのことです。
新聞、テレビをはじめ生涯大学校や老人クラブでも習っていますのでそれなりに知識は入ってきていると思います。
最近一番感心したのは、認知症になっても考える能力がゼロになるわけではないという話です。その能力もいつかは失う方向に向かうのでしょうけど取りあえず本人なりに考えているのだそうです。
認知症になるとつじつまの合わないことを言ったり、お嫁さんが物を隠したとかお金を盗ったと言って周りのひとを失意の底に突き落とす例などを聞いたりしますが、認知症のご本人としては一所懸命考えた結果なのだそうです。
認知症になるとご飯を食べたかどうかもわからないというひどい物忘れ症状が出るようになりますが、おおむね最近のことは記憶に残らないことが多いようです。だから今の状態がどういう経緯でそうなっているのかよくわからないのです。
いっそ何もわからなかったら周りの人に暴言などを吐くこともないのでしょうが、実は脳に機能しいる部分もありますから考えているんです。今の状況と昔の記憶をなんとか関連づけて正しい判断をしようとしているのです。
そして自分の中でなんとかつじつま合わせをして言葉となって出てくるのですが、周りの人にとってはそれが虚言・妄言・暴言と聞こえるのです。
そういうことだったんだと分かってくると周りの人のほうにも接し方や受け止め方に余裕が生まれるらしいです。
これが知ってよかったと思った内容です。
認知症に関心を持っていると、「認知症」というキーワードを見聞きすると頭のセンサーが働きます。そんなセンサーに引っかかった動画がありました。これはお勧めです。
国立長寿医療研究センターのサイトで公開されている「認知症はじめの一歩」という動画です。1時間もありますが誰もが知っておいて良い内容だと思います。(ここ)
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