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ボランティアコーディネーター基礎研修に参加しました [地域活動]

認定特定非営利活動法人(所得税の寄付金控除の対象となるNPO法人)日本ボランティアコーディネーター協会(略称JVCA)主催の「ボランティアコーディネーター基礎研修」に参加しました。

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定員を超える53名が参加していて人気があるのだと知りました。
参加者の内訳は、
  • 社協等関係     13名
  • 施設等関係者   37名
  • 学校関係者       2名
  • 学生           1名(reizan)
  •                       53名
です。ハローワーク的な役割を担うから社協関係者が多いだろうと思っていたのに、受け入れ側の施設関係者が圧倒的に多かったのは意外でした。

午前中は、「ボランティアとボランティアコーディネーター概論」の講義でした。途中に簡単なグループワークもあって退屈しませんでした。

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ここでボランティアコーディネーターの定義も習いました。

『ボランティアコーディネーターとは、ボランティア活動を理解してその意義を認め、その活動のプロセスで多様な人や組織が対等な関係でつながり、新たな力を生み出せるように調整することにより、一人ひとりが市民社会づくりに参加することを可能にするというボランティアコーディネーションの役割を、仕事として担っている人材(スタッフ)のことをいう。』(JVCAが定めた定義)

長文のうえに正しい日本語になっていないから何を言いたいのかよくわかりませんが、講義を受けたら気持ちはわかりました。
長文を理解するにはそれぞれの文節に主語をつけると見やすくなります。
  • VCとは、ボランティア活動を理解してその意義を認め
  • VCとは、その活動のプロセスで多様な人や組織が対等な関係でつながり
  • VCとは、新たな力を生み出せるように調整することにより
  • VCとは、一人ひとりが市民社会づくりに参加することを可能にするというボランティアコーディネーションの役割を
  • VCとは、仕事として担っている人材(スタッフ)のことをいう

特にわかりにくくしているのは『その活動のプロセスで多様な人や組織が対等な関係でつながり』の部分です。
ボランティアは便利な使用人ではないしお客様でもありません。ボランティアと受け手側はあくまでも対等な関係であるということを謳いこんでいるのですが、『ボランティアコーディネーターとは』という言葉とつながらないため意味が分かりません。

それと、『仕事として』の部分は広義の意味の「やるべきこと」として使っているのだと思いますが、狭義の「職業」ととられると意味合いが違ってきます。『、仕事として』の部分はなくてもしっかり意味が通じますので取ってしまった方が良いと思いました。

午後は二会場に分かれて講義とグループワークでした。
Aコースは「中間支援組織おけるボランティアコーディネーション」、Bコースは「施設・団体におけるボランティアコーディネーション」で、reizanはどちらにも属していないので取りあえずAコースに参加しました。

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午後から新たな班分けがされ、reizanたちの班は社協関係の女性が3名と大学職員(学生ボランティアのためのコーディネーター)が1名、そしてreizanの5名でした。ほかに二班できていました。

とくに面白かったのはグループワークです。5つのケース事例が準備されていて、班で好きな事例を選び、ボランティアコーディネーターとして事例にどう対応するかを決めるという課題です。

reizanたちが選んだのは次の、サークルリーダーのケースです。
『先月終了したカラオケ教室の有志でサークルを作った。
毎週カラオケBOXに集まっている。
せっかく練習を積んでいるので発表する場が欲しいねという話になり、
どうせなら困っている人の役に立てば嬉しいということで、
リーダーのCさん(63歳:男性)が相談にやってきた。
「施設に入っているお年寄りに聞かせてあげて、励ましたいんだよね」』


まず最初に15分ほど、各自で次のことを検討しました。
  1. この相談者のニーズは何か。
  2. どのような対応の選択肢があるか。(その際の留意点は何か。)
  3. そのためには、どのような準備・工夫が必要か。
  4. あなたなら、2の選択肢の中から何を選ぶか。(その理由も)
こんなのボランティアじゃない。自分たちの歌を聞かせたい、発表の場が欲しいだけの身勝手じゃないかとreizanは思いました。

ところが同じ班の皆さんがすばらしくて、皆さんの意見を聞いているうちに自分の考えが180度ぐらい変わっていきました。そして班の発表内容はreizanが最初考えていたのとは全く違う内容で、これだったらリーダーの63歳男性も気分よく納得してくれそうです。

それはボランティアの訴えを否定的な気持ちで聞かないということです。どういう角度から見ていけば肯定的な見方ができるかに注意を向けるのです。
本当は自分たちの歌を聞かせたいだけだったのかもしれませんが、それがボランティアという言葉と結びついたということはボランティアをしようという気持ちもあるはずです。その気持ちを活かすために一緒に考えていくというのが我が班の方向性でした。

すべての班の発表が終わったところで講師の先生から講評や説明があり、さらに理解を深めることができました。
ただ、reizanが最初間違っていて途中から気付かされた大切なことへの言及がなかったので挙手をして意見を言わせていただきました。

「事例を見ると相談者の言い分は自分本位の内容だと思うのですが、先ずは否定的せずに肯定的に受け止めるべきだということを班の皆さんに教えられました。」というようなことです。

その後研修も終わって解散になり建物の玄関に向かっていたら、若くて美しい女性から声を掛けられました。
最近は異性といっても中高年の女性としか話したことがないので、最初は自分が話しかけられているとは思いませんでした。

「さっき否定的・肯定的の話をされた方ですよね。」
「えっ?あー、そうですけど。」(しどろもどろ)
「自分も同じことを思っていたんです。あれを言ってもらってスッキリしました。」
「それはよかったです。講師の先生のフォローがなかったので、不要なことを言ってしまったと思っていたのですが、一人でも認めてくださる方がいるとうれしいです。」

という会話をしているうちに玄関に着いたので挨拶を交わして別々の方向に歩き出しました。綺麗な女性との恋は芽生えませんでしたが(当たり前ですけど)、最後まで楽しい研修でした。

そういえば調子に乗ってこんな本まで買ってしまいました。ボランティアコーディネーター資格試験の受験用テキストも兼ねているそうです。受験はしませんが勉強の為だけに求めました。

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