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尺八アダプター [尺八改造]

尺八というのは単純な構造(真竹の節を抜いて、歌口と顎当たりの加工をして、表に四つ、裏に一つ孔を開けただけ)ですが、それだけに鳴らしにくいというのは多くの方がご存知です。

その尺八が吹く人の顎・唇の形にフィットしていれば薄く息を吐くだけで鳴るというのがreizanの持論です。でも、実際にフィットする尺八と出会うこと自体が砂浜で胡麻粒を探すぐらい難しいことです。

それで気の短い人は自分を竹に合わせるのではなく、尺八を加工して自分に合わせます。reizanは尺八を加工するタイプです。

だから尺八の加工に関しては常に意識の底にアンテナをはっているのですが、今月受け取った所属流派の会報に、東京に居た時にお世話になった先輩の先生が尺八アダプターに関する投稿をされていました。

学校ボランティアで尺八吹奏の体験をしてもらったときに必ず音が出ない人がいます。それがかわいそうだからアダプターを使って取りあえず音が出せるようにしましょうというアイデアです。

市販品にこんな尺八アダプターがありますが、これだとメリもカリもできないリコーダーになってしまいます。

尺八アダプター.jpg

アダプターの材料は牛乳パックの紙で、型紙も紹介されていました。
こういうのはすぐにやってみる派ですから、資源ごみに出すために溜まっている牛乳パックでチャレンジしてみました。

紙面が限られているため詳細の説明はなく、紙を切った後の組み立て方に不明なところがありましたが、ここはこうかなと思うとおりに組み立ててみました。だから原作者のアイデアとは別物になっているかもしれません。

P_20160207_101022.jpg

多分、やりたいことは尺八をホイッスルのように吹けば鳴るようにしてしまうということだろうと思います。

reizanが知っている方法ではこういうのもあります。

P_20160207_102247.jpg

本来は、自分の顎から下唇にかけての皮膚で塞ぐはずのところを紙で代用しています。このぐらいはきちんと塞げそうですが実際には隙間が空いてしまう人を何人も見てきました。この部分に隙間ができると尺八は鳴りませんから基本の”き”です。

それと、紙の縁が歌口の頂点から3mmぐらい後退しているところも大事なポイントです。歌口の頂点ぎりぎりまで塞いでしまうと音は鳴りません。

この上から見た時の開口部の面積が狭くなると音律は下がりますし、開口面積が広くなると音律は上がります。これが沈り(メリ)、浮り(カリ)になります。



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